ハセガワ 1/48 メッサーシュミットBf109 G-6 製作記





こんにちは、JUNSANです。今回はちょっとコアなご依頼を頂きましたので記事にさせて頂きます!

名作キット、ハセガワのメッサー109です。ドイツ機ファンの方にはコアな方(良い意味ですよ。)が多いとよく聞きますが今回のご依頼もそんな熱心なファンの方からのご依頼です。

当キットに関しましては、大昔からあるキットなので特に言及いたしませんが、少ないパーツで構成されていて、合いも良く、たいへん組みやすいキットです。今回は、プロペラ回転状態、脚収納状態、パイロット搭乗状態、つまり飛行状態にて完成させるご依頼です。

下準備

飛行機は脚を出したとたんにカッコ悪くなるというのが多々あります。メッサーもその一つだと思うのですが、気の利いたディスプレイスタンドがあまり無いのと、ディティールを観察する観点からも、脚をしまうスタイルにはなかなか手を出せないのが現実です。

早速始めてまいりましょう!まずはインストと御支給頂いた資料を確認いたします。まずは完成イメージをつかみます。

基本マーキングは箱絵のものの様です。実に細かく指示を頂いております。実は、このように細かく指示を頂くと、製作側は非常に助かります。「お任せ」とされると、知っている飛行機であれば良いのですが、あまり知らない飛行機だと結構悩みます。

スピンナーに渦巻追加の指示です。結構バリエーションがあるんですね、知りませんでした。勉強になります。

階級マークでしょうか。別売りのデカールも同梱頂いております。

キャノピーは「エルラハウベ」という後期型のものを装着指示です。キットには入っていませんが、取り寄せて頂いて、同梱されています。枠が少なくて助かります( ´∀` )

コクピットの製作

大きいところは大体こんな感じです。あとはキットを飛行状態に改造しつつ、進めてまいります。まずはお決まりのコクピット周りから始めます。

操縦桿を除けば、パーツ数はこれだけです。1/48ですし、塗装色もブラックグレーで完成後は良く見えないので、これ位で十分です。同じ色はできるだけ1回で済ませたいので、インストの順番は無視しています。

コクピットは後から胴体に挿入できるタイプなので、先に胴体も貼り合わせて、フロアと一緒に塗ってしまいます。今回はパイロットを乗せるので、汚しなども行いません。メッサーは小さい機体なので、パイロットの後乗せは難しいです。よって、次はパイロットを製作します。

製作しますといっても、、95%できています。レジンのパイロットを御支給頂いています。彫刻が凄いですね!ただ、左手の形状がチョット残念です。このままでは風防が閉まりません。お客様からは、骨折してても良いので機内に収めるよう、指示を頂きましたが、あまり不自然なのも何なので、少しいじりましょう。

その前に、先に面倒なところの下ごしらえをしておきましょう。

プロペラは回転状態との事で、ブレードを切って穴を埋めてほしいと指示を頂いています。とりあえずブレードを接着して切ってみます。結構隙間でかいですね・・・。失敗!?

パテ+瞬着も考えましたが、これを使います。プラリペアです。粉末に溶剤を混ぜて作るパテのようなものなのですが、硬化後は鬼のように固くなって、切削加工が難しいのですが、硬化が早く、パテの様に事後の肉痩せも少ないので、結構スグレモノです。ただ、個人的に溶剤の匂いが嫌いなので、普段はあまり使いません。

「ねるねるねるね」の様に、粉に溶剤を混ぜてパテ状にします。

硬化が早いので、素早く穴に充填します。5分ぐらいでカッチカチです。


硬化後に研磨します。パテの様に軟らかくないので、結構力仕事です。指がつります。

戻りまして、パイロットです。シートまで一体化になっていますね!

今回の機体には合わせられないのでシートの部分はカットします。勿体無い・・・。

仮組します。左腕は胴体の一部と肩の一部を削ってそれっぽくしています。手の甲の向きが変ですね・・・。あと、ブーツの内側も削っています。それと・・・脚が短い。

機体に収まるのを確認したら、早速塗っていきましょう。ブルーの飛行服は、まずネイビーブルーを塗ります。(クレオスの14番です)その後、それに白と青を少しづつ混ぜたもので、ドライブラシをします。

黒でウォッシングをし、フラットベースでオーバーコートすると艶がゼロになって違和感が消えます。最後に、ライトグレーで服のしわ等にハイライトを付けて完了です。因みに、操縦桿はフロアーに接着するのではなく、パイロットの手に接着します。

飛行状態の脚

続いて主脚の部分に取り掛かりましょう。冒頭でも申し上げましたが、今回は「飛行状態」なので、当然、脚も閉じた状態です。ですが、キットではこの状態が想定されていません。

タイヤもはみ出てしまいますし、カバーも寸足らずな感じです。

【出典】文林堂 世界の傑作機

図面を見てもカバーは付け根まで有る感じですよね。

まずは翼面からはみ出るタイヤを半分ぐらい削ります。

カバー側はプラ板を追加して整形します。

タイヤの周りは後から塗れないので、先に塗ってしまいます。まずまずでしょうか。

機体を士の字にする前に、機銃を取り付けて、開口しておきます。

士の字です。

2019.2.5 塗装開始

接着が硬化しましたのでサンディングして塗装に入ってまいります。と、その前に、小部品も仕上げておきましょう。今回はインスト通りではないので、ご指示を確認いたします。

機首のインテークフィルターと風防前のコブがインストとは違うようです。

それでは塗装に入ります。

明るい色から順に塗っていきます。ラダーの白、RLMブルー、機首の黄色の順で塗っていきます。RLMブルーはRLM76に若干ライトグレーを混ぜたものを塗っています。

上面はこんな感じにしておきます。同じ色は1回で済ませます。

次に尾部のグリーン帯を塗ります。デカールもあるのですが、簡単なので塗装します。それにしても、なんとも微妙な緑色ですね・・・。RLM○○グリーンというのが存在する気もしますが、自家調色にします。こんな時は箱絵も参考にしましょう。

絵なので何とも言えませんが、割と鮮やかな緑ですね。デカールとは少し違う気がします。

ご覧の4色で調色してみます。プラに塗って発色を確認します。ビンゴではありませんが、まあまあ近い感じになりましたので、この4色で行きます。ご覧の様に塗料の蓋を使い、白以外は同じ筆でいろんな色に突っ込んでやる横着な方法はお勧めいたしません。

マスキングします。曲面テープが登場して以来、この手の作業が本当に楽になりました。


微調整を繰り返しながら塗っていきます。こんなもんでしょうか。最終的にはウェザリング仕上げです、グラデーションをかけますので良しとします。

さて、迷彩に入ってまいりましょう。まずはインストを確認します。

側面図では主翼付け根のフィレットの部分がRLMブルーですね。

でも上面図ではバッチリ暗色に塗られています。どこのメーカーさんも絶対と言って良いほどこうなっています。箱絵では暗色に塗られている感じがしますし、塗った方が締まりますので塗ることにします。

グレーバイオレットから塗ります。小物もこの段階でつけておきます。胴体の国籍マークの下地はベタ塗のグレーバイオレットの指示になっていますのでデカールを型紙にして塗装しておきます。

本当は、グレーバイオレットのモットリングも済ませてしまいたいのですが、フィレット部のマスキングの関係上、胴体のモットリング迷彩に関しては「同じ色を一回で済ませる作戦」が通用しません。続いてグレーグリーンの迷彩を描きます。フリーハンドです。

胴体のグレーグリーンを描いていきます。モットリングも同時に済ませます。

最後にグレーバイオレットのモットリングです。インスト指示では若干少ない感じなので、薄く足しておきます。

2019.2.7

続いてデカールですが、その前に退色表現と墨入れだけやってしまいます。

各色にライトグレーを少量混ぜたもので退色表現をしていきます。リベットが無いキットなので少々やりにくいですが、モットリングを打つ感じで塗っていきます。その次に、元色に白を混ぜたもので更に細かいモットリングを部分的に施します。極端な退色を限定的に施す事で表情を豊かにします。

退色が終わったら黒でウォッシングします。昔はエナメル塗料でやっていましたが、接着をダメにしますので、全体的にじゃぶじゃぶやる場合は墨入れ専用塗料を使いましょう。


ウェザリングカラーが乾燥したら拭き残しを意識して取り除きます。特に下面は明るい色なので綿棒を使ってムラを残します。

最終的な汚しはデカールの後で再度施しますので、次はデカールに入りましょう。

デカール完了です。マーキングが入るといきなり締まって見えてカッコいいですね!

2019.2.14

間が空いてしまいました、申し訳ございません。デカールはとっくに乾燥していますので、最終仕上げに入ってまいります。まず小部品を取り付けていきます。

スピンナーですが、予め白を塗っておきましたので、タミヤの曲線マスキングを使って渦巻を再現します。3mm幅のものを、引っ張りながら圧着していきます。先端部分はデザインナイフでそれっぽくカットします。

マスキングがしっかり密着しているのを確認しつつ、指定色のブラックグリーンを塗っていきます。テープがビニール製ですし、かなりテンションをかけて巻き付けていますので、時間の経過とともにずれたり、はがれたりしてきますので、手早く塗っていきます。ですが、一気に厚塗りするとしみこんでしまったり、最悪、溶剤でテープの糊がとけて輪郭がよれよれになってしまいますので、薄く何層にも分けて塗った方が安全です。これが終わるともう完成した気分です。

この段階でパイロットの頭を付けます。特には表情を付けていませんがなかなかの仕上がりです。照準器ですが、キットのままだと投影ガラス部がぐちゃぐちゃですので、0.2mm透明プラ板で置き換えておきます。その他、排気管や尾輪、エンジン下部のラジエター(?)もこの段階で取り付けます。

写真がイマイチで申し訳ありませんが、下面も割とムラを強めに残しております。この後、オイル汚れ、すす汚れ、チッピングを再現して完成となります。

チッピングから施していきます。シルバーにダークグレーを混ぜた色を使い、面相筆の先端でひっかき傷をつけるイメージで描いていきます。あまり多くするとうるさくなるので、接写でないと良く見えない程度に留めます。

次にオイル汚れを再現します。ウェザリングカラーの茶色を使ってランダムに汚れを載せます。翼下面ですが、脚部から先はオイルはにじまないとは思いますが見栄え優先ででっち上げます。

光を当てるとあまり目立ちませんがムラ、スジを多めに残しています。

最後にフラットクリアーをかけて、表面の艶ムラを均一にします。

下面も同様にフラットクリアーをかけます。

機首クローズアップです。この後、キャノピー、細かいアンテナ類を取り付けて完成です。

アンテナ線はマストが無いタイプをご指示頂いております。

伸ばしランナーで再現しました。碍子は固まりかけた塗料をこすりつけるイメージです。

ピトー管、下面のモラーヌアンテナ、マスバランスを取り付けて完成です。モラーヌアンテナはファインモールドのエッチングをご指示頂きました。

完成です!脚を格納していると、また一味違って良いですね!写真をクリックして頂くとギャラリーへジャンプします。閲覧頂きありがとうございました。







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