タミヤ1/48 晴嵐&伊-400 製作記




巷の製作記等では出尽くした感もありますが、個人的にここは外せないので、今更ですが晴嵐を作っていきます!同時進行で伊400も作ってみます!伊-400は世界初(?)の潜水空母として実戦配備されましたが、活躍はできなかったようですね。しかしながらそのコンセプトは実に奇抜で合理的。今日でも乗り物系で最強の兵器は潜水艦と言われていますよね!

晴嵐です。伊号から発艦する時はフロート付けないんですけどね・・・。伊―400も宣伝したかったのか・・・。とにかく、洗練されたスタイルが素敵です。潜水艦に格納できるとは思えない大きさです!

部品数もお手頃です。このキットは初めてですが、タミヤ製なのでノンストレスで行けると思われます!

で、このクラスの機体は同じ形の部品が少ないので、ざっとインストに目を通してバラバラにしても問題なさそうなパーツは一気にランナーから外します。その際、エリアごとにパーツをまとめておくと良いです。そして、一気にヤスリがけをしてしまいます。目的は、ゲート跡の処理と、パーティングライン消しです。私の場合600番でヤスったあと1000番をかけます。

この時、コクピット内など、完成後見えなくなる可能性があるパーツはヤスらないでおきます。

これらはもしかしたら左右の別があるかもしれないので、部品番号が判るようにランナー付きで細かくしておきます。

サンドペーパーをかける面にあるゲートは長めに残しましょう!

2分割になっている部品を先に貼り合わせます。この時に翼端、ここでは補助翼の上下を合わせたときに厚過ぎないかを確認しましょう。

貼り合わせる前に、インストをもう一度眺めて、中に入れておくものがないか確認しましょう。ここでは重りを入れます。

いつも感心しますが、キットに重りまで入っているのはタミヤだけじゃないでしょうか?しかも、加工不要な形で。素晴らしいです!

フロートです。左右のパーツの合いは抜群です。流し込み接着剤を多めに流し、この段階でなるべく隙間を作らないようにします。

接着面のプラを溶かしてパテのようにするイメージです。無理にやらなくても、後述しますのでとりあえず貼り合わせましょう!

貼り合わせる際の注意点ですが、完成後、目につく部分に段差ができないように気を付けましょう。

次にコクピットから作っていきます。全部のパーツのヤスリがけをしたくないので、仮組をして目立つところ、そうでないところを見極めます。見えなくなる部分のゲート跡などは、ニッパーで切ってそのままでOKです!写真中央の無線機(?)はパーティングライン、ゲート跡がばっちり残っている状態ですが、胴体を貼り合わせると全く見えなくなります。しかも、今回は風防が開かない仕様なので、更に見えません!

キャノピーマスキングです。人によって好みが別れる部分だと思いますが私はマスキングテープ派です。マスキングゾルは直線がきれいに出ないので嫌いです。光に透かしてデザインナイフでちまちまやっていきます。力を抜いて、ナイフを動かすのではなく、部品側を動かすイメージでやるとオーバーランしません。窓の部分にオーバーランするとリカバリーが悲惨です。そのうち発生すると思いますのでお楽しみに!

複座機は窓枠が多くてしんどいです!切ってる最中は息が止まってます(笑)。しかし、このキットは窓枠がはっきりしているのでやり易いです。

テープはいつもホームセンターで買ってます。20ミリ幅ぐらいのやつです。タミヤブランドのが最良なのですが、貼って捨てるだけの材料なのでケチってます。

コクピット周り完成です。私の場合、素組の時は基本的に全部くっつけてから塗ります。ちなみにシートベルトはファインモールドのナノアビです。オーバースケールな彫刻が気に入ってます。

ナノアビ、4セット入って1,000円ぐらいです。超安いです!




約3時間ぐらいでここまでいきます。ランナーが無いとなんとなく進んだ気がして気分がいいです!

それではコクピットの塗装に入っていきましょう!キャノピー内側に塗料が回り込まないように養生します。

 

使用するカラーはクレオスのラッカーです。手持ちの資料で色の当たりをつけて調色します。今回は写真の2色を使います。インストの指示色よりも気持ち暗めにします。機体内部色はネット上に膨大な資料がありますので、お好みでいいと思います。クレオスもコクピット色というのを出していますからそれでもいいと思います。しかしながら、その「クレオスの~~色」をキットのインスト通りに集めていくと、使わない塗料の山ができてしまいますのでご注意ください!

調色した色につや消し塗料(粗め)を混ぜてやや濃いめの濃度で塗装します。今回はグリーン:オリーブドラブ=6:4ぐらいです。対象全部品に吹いたら、その色にライトグレー(白系なら何でもOK)を入れてドライブラシ用の色を作り、全体的にドライブラシをかけます。基本的にドライブラシのはベースの色を明るくした色でやったほうが落ち着いた感じが出て良い気がしますが、ここは好みですね。

次に、人がよく触ったり、踏んだりしそうな部分にシルバーで軽くドライブラシをかけます。コクピット内のメーター類、ハンドル類、スイッチ類はインストで指示が無くても違う色を塗ってアクセントをつけると良いでしょう。実機考証にこだわる方はネット上にそれっぽい資料がたくさんあると思いますのでそちらをご参照ください。

キャノピーにも忘れずに内部色を塗っておきます。今回は機体色も緑なので端折っても問題ないと思われますが、内部色と機体色が全く違う場合はこの工程を省くと、「どこかおかしい・・・。」感じがします。

次にインパネにメーターのデカールを貼っていきます。デカールは適宜切れ目を入れます。今回は後部座席用のインパネに段差がついているため、そのままでは貼れないので段差の部分に分割線を入れます。ついでに、メーターの数も少ないのでバラバラにしておきます。

黒で塗装したインパネにマークセッターをたっぷり塗ります。インパネの凹凸はそのままでOKです!

デカールをそのまま置きます。この時に、メーターがインパネのモールドとずれない様に気を付けましょう!そして、このまま30分ぐらい放置します。

デカールの質にもよりますが、このデカールはやや厚いせいかなかなか密着しなかったので、濡れたティッシュで圧着しました。ハセガワ製のデカールなんかだと放置のみで完全に密着します。接写には厳しいかもしれませんが、窓閉め機体の場合、多少のアラはほぼ判らなくなりますので良しとしましょう。


次に照準器です。今回はガラスの部分もキットのままでいきます。まず、お決まりのパーティングラインがど真ん中にありますので1000番でヤスります。

基部に黒、ガラス部にクリアーを多めに塗ります。透明度は低いのですがそれっぽくなります。本当は黒っぽい色ガラスと透明の2枚があると思うのですが省略します。

この機体は胴体内部の工作がコクピットだけなので、一気に形にしていきます。タミヤ製キットではあまり気にしなくてもよいのですが、合いが悪いキットでは上面から接着していきましょう。その際段違い、パネルラインの合わせに注意しましょう。

主翼取り付けの際には胴体側のフィレット部と翼上面に段差ができない様に注意しましょう。ここもタミヤキットではすんなりいきます!

機体を正面から見て直角が出ていることを確認します。

これでとりあえず機体完成です!現段階でパテ盛りは必要なさそうなので、接着剤が乾くまで2~3日放置しましょう。


晴嵐の整形ができるようになるまで時間があるので、伊―400に取り掛かります!

船は普段あまり作らないので、ツボが判りません!よって、インスト通りに進めて参ります!普段は空モノばかり作っているので新鮮です。

船首の潜航舵は悩んだ末に展開状態にすることに決定。

マスト(?)が可動なのか、この時点でデッキ裏側から挿して固定のようですが、完成までに絶対折ると思うので、マストは付けずに、ベースカバーだけ接着します。

船体上下貼り合わせです。ここまで30分程度!これぐらい直ぐに形になるとモチベーション下がらなくていいですね。

胴体内に収める晴嵐を作っていきます。格納塔はクリア部品ですが、塗装仕上げにするつもりなので、完成後は頑張ってもプロペラぐらいしか見えないと思うのですが、せっかくなので丁寧に塗ってみます。折り畳み断面部は黒で塗ってから青竹色でそれっぽく線を描きます。機体表面の筋掘りがもう少し細いといいんですけどね。ちなみに、写真のプロペラはエッチング製をひねってそれらしくしています。

格納塔に2機、外に一機にします。塔内は本当にプロペラの直径ぐらいしかありません。外の一機は退色させてみます。小さすぎてイライラします(笑)

晴嵐に戻ります。2日程度置いたら400番~1000番で整形します。

成形色が白に近いのでサフ無しで黄色を塗ります。主翼前縁をしっかり塗ったら、接着部にも塗ってサンディングミスが無いかどうか確認します。ついでに墨入れをしてみてパネルラインが消えていないかチェックします。ラインがうまくない場合はエッチングソーで掘りなおします。

 

黄色が終わったら下面色から塗っていきます。クレオスから色々特色が出ていますが、今回は往年の明灰白色にします。過去いろいろと考証されてきましたが、個人的にはあまり気になりません。どうせ汚しますしね。

黄色部にマスキングをします。下面のみきっちり貼ります。上面は上面の時に貼りなおします。

グレー1回目です。塗料は吹いたときに粒々が出ない程度まで薄めましょう。

5回塗ってこんな感じです。

次に上面を塗っていきます。調色済みの緑なので、ベースが何か判りませんが、ラベルはクレオスの三菱系暗緑色です。大分黒っぽい緑にしています。まずは下面色との境界をフリーハンドで行きたいので、ぎりぎりまで薄い緑を作ります。感覚的に、シンナー:緑=9:1ぐらいでしょうか。

0.2mmのエアブラシで爪楊枝(つまようじ)ぐらいの線が、1回でそこそこくっきり描けるぐらいの希釈率にします。

5回ぐらいなぞってこんな感じです。

15回ぐらいで密度が高まります。色を重ねてもあまり変化が見られなくなったところで終了です。写真はあまり上手くありませんが、線を引く際に同じラインどりをしないと、いつまでたっても境界が薄くぼけてしまいます。

さっき引いた線のおおよそセンターぐらいのところにマスキングをします。そして緑の濃度を3倍ぐらい濃くして広いところを塗っていきます。〈写真は濃度を上げた緑を2回ぐらい吹いています。〉

こんな感じでOKです。マスキングをした部分に若干、艶の違いが残りますが、後でフラットクリアーをかけると気になりませんのでそのままにします。大面積を塗る場合の注意点としては、下面に緑が回り込まない様にエアブラシの向きとエア圧に注意します。完全にマスキングするのが一番確実ですね。

第一塗装完成です。汚しを行わない場合はほぼ完成の状態となります。

先ほど塗った緑にライトグレー(なんでもOK)を入れて、灰緑色を作ります。それをシンナーで薄めて最初に境界線を吹いた濃度ぐらいにします。それをきれいな機体にオーバースプレーして退色表現を作ります。この時に、パネルラインや、想像でリベットラインを意識して吹いていきます。塗料の細さは細めにして線を描くイメージで行います。また、同時にランダムさを出すために、ドイツ機のモットリングを塗るイメージであちこちに強退色スポットを作っていきます。

次に墨入れです。エナメルはプラに良くないと言われていますので、適当にラッカーを犯さない溶剤の黒色を薄く溶いて機体全体に塗ります。私の場合クレオスのウェザリングカラー(市販品)をそのまま筆でべた塗です。

裏側も同様に。

黒色が乾燥したら溶剤(専用うすめ液)を含ませた綿棒でリベットライン、パネルラインを意識して黒色を落としていきます。この時にパネルラインが無い部分もうっすらと筋を残す感じで行います。(実機においてリベットラインが黒く見えるのをイメージします)パネルラインだけ真っ黒なのがお好きな方は、ティッシュなどで一気に余分な黒を取り除いてください。綿棒の場合、この機体サイズで30本ぐらい使いますし、1時間ぐらい時間がかかります。(笑)

墨入れが終わったらデカールに行きます。マークセッターをたっぷりたらします。

デカールを定位置において、水で濡らした綿棒でセッターを押し出していきます。(綿棒を転がす感じで)この時に、セッターがデカールの下側に少し残る感じで押し出しててください。(デカールが少し浮いている感じにします)同様に他のデカールも全部貼ります。大戦機はデカールが少なくて楽ですね!

このキットのデカールは若干厚かったので、半日程度放置します。乾燥後にモールドの線がくっきり出ていれば成功です。出ていないときは、切ってから時間がたった爪先でパネルラインをなぞるといいです。滑らかなものであれば爪じゃなくてもOKです!

デカールが乾く間にドーリーを作ります。機体以外は全くモチベーションが上がりませんが、頑張ります。まず指定色のハルレッド(艦底色)を塗ります。建築関係の方はご承知でしょうが、赤さび(防蝕塗料)ですね。

ついでに伊―400の下半分も塗ってしまいます。製作日記では省いてしまいましたが、下半分につける小部品は組み立て済みです。とある記事でこの防さび色が緑であるというのを見たことがあります。たぶんそっちが正解なんでしょうが、昔からのイメージに合わないので赤さび色にします。

格納塔を取り付けエッチングの手すりも取り付けます。このエッチングは厚みがあってふにゃふにゃになりません!大昔に大和を作ったときは手すりがふにゃふにゃで興覚めしました。

上半分のグレーを塗ります。ニュートラルグレーに白を足して明るくしています。

甲板は木のようです。ダークブラウンを塗った後、面相筆で木目を意識しながらちまちまやります。

製作日記はかなり端折りましたが、完成です。素組なので正味3日ぐらいでしょうか。アンテナ線の張り方を、(考証なし)でも構わないのでインストに記載してほしいです。探し方が悪いのか、ネット上でも探せなかったので、箱絵とにらめっこで適当に張っています。画像をクリックして頂くとギャラリーにジャンプします。

ドーリーの木の部分とゴムの部分を塗り分け、組み立てて完成です。木の部分はインストでは明るい黄土色の指定ですが、ホームセンターのスノコじゃあるまいし、何らかの防蝕処理をされていると思いましたので、つや消しのダークブラウン(なんでもOK)をぬって、サンドブラウンでドライブラシしました。ドライブラシをする際は木目を意識すると良いでしょう。

一応ここで使用した塗料を上げておきます。

デカールが乾きました。水平尾翼の白い線の間の余白は取り除いています。デカールを貼る際に、セッターを付けずに翼に貼った状態で、デザインナイフで間の余白を切ります。そして、少し乾いた段階でセッターを軽く塗って、綿棒を転がします。この方法のほうが台紙の時点で余白を取るよりも失敗する確率が低いと思います。

クリアーを吹く前に、パネライン、リベットライン(リベットがあるものと想像して)に沿って、焦げ茶色を薄く溶いたものを吹き付けます。写真は施工後ですが、ほとんど判りませんね・・汗。ただ、個人的には黒立ち上げ塗装のようにくっきりと黒っぽいラインが見えるのは好きじゃないので本当に軽く施します。同時に、ちょろはげも施します。私の場合、ちょろはげの色はシルバーではなく、シルバーにつや消し黒と、茶色を混ぜてトーンを落としています。

ライン引きが終わったら、ナビライトを塗っていきます。クリアー化したいところですが、日本機のように色ガラスを使用している場合はクリアー化してもあまりメリットが無い気がします。実機写真を見ると、点灯していないときはクリアーかどうかわからない程度に見えます。私の場合、クリアーブルーに少しだけクリアーイエローを混ぜて、エメラルドグリーンみたいにしています。

ベースの色(緑やグレー)をつや消し気味で塗ったので、トップコートは半光沢を吹きます。カサカサのつや消しよりも、若干光沢を帯びたほうが高級感が出ます。(写真はありません)

クリアーが終わったらアンテナ線を張ります。私の場合は伸ばしランナーです。なんとなくですが、細さ調整ができるので、スケール感を出しやすい気がしますが、軽く触れただけで切れてしまうのが難点です。垂直尾翼側だけは、伸ばしランナーをこよりの様にねじってバネ表現にしてみました。

完成です。乾燥時間入れて、正味5日ぐらいでしょうか。小部品の塗装、取り付け工程は省略させていただきました。ご了承ください。写真をクリックして頂くとギャラリーへジャンプします。



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