飛行機プラモ のマテリアル





こんにちはJUSANです。ありきたりではありますが、飛行機プラモを作るうえでのマテリアルに関し、少しお話をしてみたいと思います。お時間ございましたらお立ち寄りください。

最近は、一昔前では考えられないぐらいマテリアルのバリエーションがありますよね。その中で、私が普段使っているものを含め、最低限必要なものからご紹介いたします。

「切る・削る」に必要な道具たち

まず初めにマストアイテムのニッパーの話から始めてまいります。価格に関しては、数百円から数千円まで、割と広い価格帯を持つこの工具ですが、毎日のようにプラモを作られる前提であれば、2,000円程度のものを購入した方が良いと思います。私自身はずっとタミヤの薄刃を使っています。かなりのヘビーユーザー(1か月に2~3機完成)なのですが、1年に1回ぐらいの交換で十分です。切れ味、耐久性を考えたらかなりお安い気がします。タミヤの回し者ではありませんが、店頭に並ぶ中ではコスパを考えるとタミヤブランドが一番ではないかと思っております。


中には5,000円ぐらいする高級品もあります。知る人ぞ知るアルティメットニッパーというのがその一つですが、非常にデリケートな刃先の為、限定的な使い方をしてやらないと、すぐに切れなくなってきます。私の様にランナーまでもバリバリ切ってしまうような人にはもったい無い気がします。薄いクリアパーツの切り出し、操縦桿、ピトー管のような細いパーツの切り出し、1/144のような小スケールキットの製作等には優れた性能を発揮しますので、一度お試し頂くのも一興かと思います。


同じく、切る道具にエッチングノコギリが有りますが、よっぽどの難易度キットか、改造する場合にしか登場しない気がします。一応ご紹介だけさせて頂きます。


次にデザインナイフをご紹介します。マストアイテムではないかもしれませんが、無いといろいろ不便です。かんながけみたいに使えばサンディングの道具にもなり得ます。マスキング塗装などをされる場合はマストアイテムになってくると思います多くのメーカーからリリースされていますが、どこが良いというのは特には無いと思います、替え刃などがホームセンターやネット通販で容易に入手可能なものを選択した方が良いでしょう。種類としては、刃先がカーブしたもの等色々ありますが、私は通常のまっすぐの刃だけで事足りています。いろいろお試しになってフィットするものを探されるのも一興でしょう。






次にヤスリをご紹介します。パーツのゲート処理から、パテ整形、塗装前の表面処理クリア部品の磨きまで多くの場面で登場します。
まずは、一般的な紙ヤスリです。気のせいかもしれませんが、水研ぎ時の耐久性、切削性の観点からはタミヤブランドのペーパーが群を抜いている気がします。ホームセンターなどで購入できる大判の耐水ペーパーの方がコスト的には良いのですが、折り曲げたりして使う前提だとタミヤ製が良い気がします。プラスチックの整形であれば、#400~#1200を用意しておけば何の問題もありません。私の場合、通常は#400で粗削り、次に#600で均して、#1000で仕上げて塗装に入ります。プラスチックの硬さによって、最初の番手が変わってきます、軟らかいプラスチックの場合、深い傷ができると面倒なので、#600ぐらいからスタートした方が良いかもしれません。


次に、マストアイテムではありませんが、あった方が良いのがスポンジヤスリです。私の場合、プラのサンディングではなく、塗装面の補修で使うことが多いです。部分的に塗装を修正するときなどに重宝します。因みに、次の写真のように一部だけ修正する場合、剥がした部分に対し、「塗ってはスポンジ」を繰り返すことによって周囲との塗膜厚の差が無くなって綺麗に仕上がります。

どこのメーカーでないとダメと言うことはありませんが、模型店で扱われているものであれば問題ないかと思います。100均などにもありますがイマイチなので、模型店に置いてあるレベルのものを推奨します。


次にご紹介しますのは、ヤスリ用台座です。私も昔は必要ないと思っていましたが、直線を出したいときや、平面を出す場合には必需品です。自作の角材などでも全く問題ないのですが、市販されている製品をご紹介しておきます。




最後に、金属製のヤスリもご紹介しておきます。私個人的にはエッチングのゲート処理や、真鍮線の端面処理といった、金属加工時にしか使いません。プラにも使えますが、力加減によっては、思った以上に削れてしまうので、使うポイントを押さえて使用しなければなりません。

「彫る・開ける」に必要な道具たち

彫る道具をご紹介します。彫ると言っても、パネルラインを彫るとか、改造のために部品そのものを彫るとかいろいろありますが、今回は誰にでもできるパネルラインの彫り直しに関してお話をいたします。

そもそも、飛行機のような局面の連続体に綺麗な線を彫るというのは、少しレベルの高い技術になります。彫らなくてもそれらしい仕上がりにはできます。ですが、昨今の綺麗なモールドが、整形の過程で部分的に消えてしまったりすると、やっぱりちょっと残念ですよね。

まず最初に個人的には一番ミスが少なくて、安価なものとしましてご紹介できるのがケガキ針です。慣れるのに少しコツが必要と思いますが、とにかく万能です。先が鈍っても、研げば復活しますので、半永久的に使えます。


因みに、機銃の先端を穴明けする場合などに、いきなりドリルから入るとズレる場合が多々ありますので、ケガキ針をポンチ代わりに使って、センター出しをする場合にも重宝します。

次におすすめなのが、ラインチゼルです。イメージとしては、極小Pカッターです。彫る線の均一性、彫りやすさの点ではピカイチだと思います。但し、細いものになると、ちょっと力の方向を間違えたりするだけで、すぐに刃先が折れてしまいますので、曲線を掘る場合は注意が必要です。コスト的には少し辛いかもしれません。私も0.1mmの刃に関しては毎月1本は折っています。






因みに、ケガキ針にしろラインチゼルにしろ、線を引く際にはガイドが必要です。そこそこ深いラインを更に深くするような場合には不要ですが、浅いラインの増し彫りや、凸モールドをスジボリに改造などの場合にはガイドがあった方が確実ですので、ついでにご紹介します。

まずはハイキューパーツのガイドテープ。粘着力がすぐに無くなるのでやや面倒ですが、透明なので、貼る部分を確認しながら貼れますし、そこそこの曲面にも対応しますので、個人的には一番好きです。




このテープを知ってからエッチングの曲線テンプレートをほぼ使わなくなりました。ガイドテープをご紹介したついでにスジボリ関係のテンプレートもご紹介しておきます。インスペクションハッチや小さなパネル類の掘り直しには下記のテンプレートが便利です。


続いて、穴を開ける道具のご紹介です。丸い穴の場合でも、四角い穴の場合でもまず必要なのがピンバイスです。飛行機模型の場合、特別な改造をしない場合でも穴開けに迫られる場面があります。選択式の艤装を付けたりする場合には機体側に穴開け指示がある場合があります。戦闘機などでは結構な頻度で登場します。模型用ピンバイスの決定版はタミヤの精密ピンバイスです。0.1mm~3.2mmまで対応しますので、普通にキットを作る分にはこれ1本で十分でしょう。






アンテナ線などを張る際に、0.2mm等の極細径の穴を開ける場合がありますが、最近は軸の太いものも比較的リーズナブルな価格でリリースされているので助かります。


滅多にありませんが、ディティールアップ等で5mm以上の大穴を開ける場合がありますので、大口径も一応ご紹介しておきます。ドリル刃はホームセンターで売っている鉄工用など、安いものが使えます。


次に四角い穴を開ける場合ですが、私の場合ピンバイスで穴を連続して開けてエッチングソーでカットしますので、エッチングソーをご紹介しておきます。

「塗る」に必要な道具たち

塗装に関連する道具をご紹介します。申し訳ございませんが、ラッカー塗料の前提でお話いたします。ご了承ください。

まずは筆です。広い面積はスプレー類でも可能ですが、細かいところはどうしても筆塗りになります。奥が深い筆塗りですが、凝るときりがないので、一般的な部分でお話いたします。
最初に筆のご紹介です。これこそピンキリですが、入手しやすく且つそこそこ使えるとなると、単価で400円ぐらいのものから選んだ方が良さそうです。100円程度のものでも使えなくなないのですが、抜け毛が酷かったり、2回目からすでに先っぽが曲がってたりします。個人的にはタミヤの筆は悪くないと思いますよ。




高価な筆は確かに良いのですが、ラッカー派で、且つ手入れも今一つな私にはもったい無いです。ただ、インパネのスイッチ類やフィギュアの顔などを描く場合は高価な筆はやはり違うと実感できますね。


筆を洗浄する際に有った方が良いのが塗料皿です。どんなに良い筆でも、垂直方向に力を加えるとどうしてもヘタってしまいますので、少しでも長持ちさせたい場合は安いものなのでご用意ください。また、調色の際にも使えます。私は横着なので、開けた塗料の蓋の裏やエアブラシのカップの中で調色します( ´∀` )


次にエアーブラシ塗装に関する道具のご紹介です。エアー缶タイプのものもありますが、コスパが悪いですし、正直お金を捨てるようなものの気がしますので、電動のコンプレッサーのエアブラシセットからご紹介です。
まず最初にタミヤの「レボ」をご紹介します。私も最初は初代のレボからスタートしました。あれから20年も経つんですね・・・・。私の場合は、最初から割とヘビーユーザーでしたので、タンク無しのこの手のタイプは半年と持ちませんでした。当時の店頭価格で1万円は切っていた気がしますが、半年でお釈迦にはちょっとがっかりしました。1/48の戦闘機を2か月に1機ぐらいのペースで作る場合であれば、問題ないと思います。但し、音が結構うるさい方だと思いますので、作業環境に左右される機種かもしれません。特に木造アパートの夜間作業はNGです。昔、苦情来ました。


使用したことは無いのですが、もし私が初めて買うんであればこれを買ってみるというのが、次のSpederのセットです。定価でも十分安いのですが、アマゾンの値引率は凄いですね。もしかしたら飽きてやめてしまうかも、という方には1万円前後が諦めもついて良いと思います。


おまけですが、最初から、そこそこ良いものを揃えたいという方にはクレオスのセットも良いと思います。塗料などで有名なメーカーなので何となく安心ですね。


私の話に戻りますが、一度エアブラシ塗装の味を知ってしまうと、もう元には戻れません。エアブラシ自体は持っているので、コンプレッサーのみを必要としました。続いて買ったのがエアテックスのこのタイプ。当時は「ネットで買う」というのがまだ無かったので、量販店を駆けずり回って、レボより良くて、あまり高くないものを探し回りました。確か、タムタムだったと思いますが、店員の勧めで買ったと思います。ですが、これも半年もせずお釈迦でした。


性能的には何の問題もありません。1/32だって濃い塗料でバーっと吹けます。そうです、私の使い方で、タンク無しは無理なんですね、何でもかんでもエアブラシで塗るし、クールダウンもせずに連続使用していれば、速攻壊れます。本機に関してはピストンが焼き付いた瞬間をはっきりと覚えています。
その後、購入したのがエアテックスの初代スーパーサイレントです。当時の購入価格で7万円ぐらいした気がします。当時は収入も少なかったので、非常に躊躇しましたが、幸い知人が持っていたので性能を知っていたため、購入に至りました。夜間作業の多い私には「出会えてよかった」的なコンプレッサーでした。唯一の難点がオイルコンプレッサーというところですが、音は本当に静かですし、予備タンクもついているので連続使用にも十分耐えます。

コンプレッサーAPC007C サイレントIII ホワイト

最後に、最近試に買ったコンプレッサーが、またまたエアテックスのAPC002パワーコンプレッサーです。私にとって予備タンクは必須アイテムなので、タンク付き、且つオイルレスという観点で購入しましたが、サイレントに慣れた身にとっては非常にうるさく感じます。防振マットを2枚重ねて敷いて、且つ、上から毛布をかぶせてますが、まだ気になります。特に夜間は気になります。よって、夜間はAPC007、日中はAPC002という風に使っています。因みに、能力的には申し分ないパフォーマンスをみせます。音に左右されない環境下ではコスパ抜群だと思います。


コンプレッサーは適正使用すれば、そう壊れるものではないと思います。特に、予備タンクがあるものに関しては、10年ぐらいは平気でもつと思います。また、音、振動が気になる方は一度、清水の舞台から飛び降りたつもりでスーパーサイレント使ってみてください。軽からクラウンに乗り換えた感じです。因みに私の初代サイレントは10年以上使えています。

コンプレッサーの次にエアブラシ本体です。多くのメーカーからいろいろ出ていますが、個人的に好きなのはタミヤのダブルアクション0.2mmです。エアテックス、アネスト岩田のも持っていますが、何となくタミヤブランドが使いやすい気がします。気のせいなんでしょうけど。


0.2mmと言っても、細吹き専用ではありません。広い面積にも十分対応しますので、ご安心ください。私の場合、迷彩の境界線などの極細吹きに於いて使いやすい気がします。


0.3mmだと細吹きができないということはありません。1/72ぐらいまでであれば、0.3mmで十分対応できます。ここはお好みです。他にもトリガータイプやシングルアクション等、豊富なバリエーションがありますが、最初に慣れたタイプが使いやすいタイプになりますので、結局「お好み」なのですが、エアブラシ塗装を極めたい方は最初からダブルアクションで練習されることをお勧めします。マダラ迷彩やウェザリングなどの際に非常に有効です。あと、価格帯ですが、定価で1万円前後のものの方が、精度、寿命の観点で確かな気がします。


室内作業でコンプレッサー、エアブラシと来たら、どうしても欲しくなるのが塗装ブースです。ホームセンターなどで材料を買ってきての自作も可能ですが、既製品の方が手っ取り早いのでご紹介しておきます。まずはクレオスのものから。


非常にコンパクトで卓上でも場所をあまりとりませんが、如何せん、吸いません。気休め程度です。手前のハニカムを外して、奥の方で吹けばそれなりに吸ってくれますが、小さな部品とかに限定されてしまいます。機体の塗装に使う場合は1/72とか、小型の1/48ぐらいが精一杯です。

次に、最近私も使っているエアテックスです。ライトがついているのが気に入っています。音が若干気になりますが、今まででは一番吸う気がします。卓上では少し邪魔くさいのですが、機能重視なら今のところコレですね。


もう一つ、少し気になっているのがタミヤのツインファンです。1/32の大型模型の時や、缶サフ、缶クリアーを吹いたりする時に試してみたい気がします。ですが、これは卓上とはいかない気がしますね、専用の塗装エリアが必要になりそうです。

「名脇役」な道具たち

名脇役と銘打ちまして、まず最初にご紹介したいのがピンセットです。昔はニッパーで代用していましたが、やはり、有ると無いとでは作業効率に雲泥の差があります。多少高くても、出来るだけ精度のいいものを選びましょう。お気に入りはタミヤ製です。これ1本で十分です。


次に、SUS定規です。マスキングテープで機体のラインを塗装するときなどに、マスキングテープの縁がギザギザだときれいな線が出ません。そんな時にSUS定規で一旦縁をカットする必要性が出てきますが、そんな時に重宝します。また、マスキングテープを細かく裁断したり、プラペーパーを切り出すときにも便利です。


使う人は限られてくると思いますが、リベットメーカーをご紹介しておきます。実際に使うと割と難易度が高いのですが、比較的短時間でリベット表現を再現できるツールです。個人的にお勧めできるのは1/48~1/72ぐらいかな、という気がしております。

「あると便利」な道具たち

無くてもいいけど、あると便利な道具や素材をご紹介してまいります。ジャンルに関係なく、思いついたものから列記させて頂きます。


まずは曲面用マスキングテープです。個人的には必需品となっております。塗装のマスキングはもちろん、狭所のパテ盛の際のガイドや、重ね貼りをしてうまく使えば曲面のスジボリのガイドにも使用できます。


エアブラシ用のフィルターです。いろいろありますが個人的なお気に入りはエアテックスのこの商品。ホース内の水分除去用として使っています。慣れなのでしょうが、細身なので握りやすいです。


クレオスのフィルターもご紹介しておきます。個人的にはダストよりも水分除去の方が発生頻度が高いし重要だと思います。



エアテックスのスーパーサイレントの場合以外はあった方が良いのではと思うのがこの防振シートです。特に集合住宅にお住まいの方には必須アイテムのような気もします。


補強やパテの代わり、その他はスペアパーツ用の型取りにも使えるプラリペアです。硬化後は石の様に固くなるため、研削造形にはあまり向きませんが、最高レベルの強度を持っています。パーツのちょっとした欠け等にも対応できます。


エアブラシを洗浄するときに使います。これを使うとティッシュの消費量が減るのでお勧めです。


カッティングマットはあると便利というよりは必需品でしょうか。切った貼ったをされる方には必需品ですね。


リギングです。アンテナ線や複葉機の張線に使えます。私の場合はアンテナ支柱の強度の関係で、伸ばしランナーのほうが好きなのですが、あったらあったで便利です。

本ページは、ニューツールを使ってみた場合などに随時更新いたします!閲覧頂きましてありがとうございました。

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