エデュアルド 1/48 リミテッドエディション MiG-21bis






こんにちは!製作記アップが遅くなって申し訳ございません。今回はエデュアルドの1/48 ミグ21のご依頼を頂きました。ミグ21と言えば旧東側の主力として非常に有名な機体ですね、インテークダクトにコクピットを載せただけのようなコンパクトボディにデルタ翼とが相まって、ジェット戦闘機の王道とも言える風貌が魅力的です。本キットはエデュアルドのオリジナルキットのようですので期待できますね!

【コクピットの組み立て】7/11

早速始めてまいりましょう!

まずはインストのトップページです。程よい程度でレジンとエッチングがセットされています。グレードアップパーツはこれぐらいのボリュームにしていただけるとありがたいですね。(;^ω^) ブルーでハッチングされた部分は不使用みたいですので、パーツ数も少ないですし、エデュのオリジナルのキットであれば組み立ても容易と思いますので、サクサク進められたらと思います。<(_ _)>

【出典】文林堂 世界の傑作機

まずは、いつものようにコクピットからスタートです。ほとんどの部分をエッチングでカバーしてありますので楽ちんです。<(_ _)> カラーエッチングの場合、実機とは全く違う色に塗られている場合が多いのですが、今回は割とストライクな感じですのでそのまま行かせていただきます。

コクピットフロアーは塗装しますので、エッチングに色を合わせていきます。今回は御覧の3色を調合してみました。特にこの色じゃなくても、近似色であればなんでも良いと思います。黄色と青とグレーがあれば大丈夫です。乾くと暗くなるので何度か試し吹きして調整が必要です。

インパネも接着するだけの楽々施工です。<(_ _)> 接着は、はみ出しても問題のないクリアボンドで行います。衝撃に対する強度もアロンアルファとかよりは全然強いです。

最近のカラーエッチングはメーターガラスまで再現されていてGOODですね!

昔の飛行機なのでコクピットはあっさりしてます。エッチングとフロアーの色が少し違っていますが肉眼での違和感はありません。<(_ _)> 調色不足以外の何物でもありませんが、ハイライトの効果で良い感じです。結果オーライです!(;^ω^)

【出典】文林堂 世界の傑作機

写真は複座型ですが、キャノピーフレームも基本はコクピットグリーンのようですので、この段階で処理しておきます。キットにキャノピーマスキングが付属しているので、またまた楽ちんです。<(_ _)>

【機体内部の工作】7/12

こんにちは!続いて機体内部の構造物を作ってまいりましょう。

まずはエンジン部分から。いつもの感じですが、実機自体がシンプルなためか、ここも非常にあっさりしています。ノズルの継ぎ目消し等、基本工作だけきちんとやっておきます。

エンジン部の基本塗装ですが、インストではどこもかしこもブライトグリーンとなっています。クレオスの指示番号ではデイトナグリーンなのですが、今一つピンときませんので自家調色とします。<(_ _)>

真みどりではおかしいので、フラットブラックベースに若干カーキ寄りのグリーンで処理します。

ノズルの部分もインストでは単色指示なのですが、面白くないので3色ぐらいに分けて塗ってみます。まあ、完成後はほとんど見えませんが・・・(;^ω^)

胴体に収めるとこんな感じです。ノズルは端面しか見えませんが、ブレードは割とよく見えます。( ´∀` )

続いて機首のとんがりコーンです。重りを入れろと書いてありますが、脚も華奢ですし、デザイン的にはそこまでテイルヘビーな感じもしませんので、脚を付ける段階でギリギリの線を狙って入れようと思います。

コーンの色ですが、ここでもデイトナグリーンの指示がなされています。個人的なイメージでも青味の強い緑の印象はありますが、デイトナグリーンはおかしいのでここもカーキ寄りで調色しましょう。インストも明らかに暗めのダークグリーンで描いてあります。(;^ω^) 因みに今回はリビア空軍の砂漠迷彩(?)にてご依頼を頂いております。

気持ち、デイトナグリーンを意識した感じのカーキグリーンで塗ってみました。(;^ω^) デカール指示があるので貼っておきますが、完成後は見えなくなります。<(_ _)>

主脚庫を作るにあたり、主翼も作った方が良さそうなので一緒に進めてまいります。作るといっても脚庫の隔壁と用途がよく分からないタンク、そしてランディングライトのみですので、ライトだけミラーシートを貼っておきましょう。

インストではシルバーを塗る指示ですがずいぶん印象が違いますのでお勧めの工作です。

全体を白く塗って、よくわからないタンクを塗装したら軽く墨入れをして完了です。

主脚庫はパイピングが別パーツでなされていますし、小物も別パーツです。また、彫刻もそれなりに施してありますので、ストレート組でも十分ではないでしょうか。

胴体を合わせてみます。機体形状も関係しているとは思いますが非常に合いは良いです。背びれの部分も流し込み接着剤のみで十分です。

そして、背びれと胴体も寸分の隙間なく取り付けられます。これにはテンションが上がります。( ´∀` )

主翼も付けてみます。主翼と胴体には若干隙間ができますが直線部なので処理は楽です。

【基本塗装】8.30

こんにちは!更新が遅くて申し訳ございません。<(_ _)> サンディングが終わりましたので、塗装を開始してまいります。

まずはサンディング完了の図です。全体的に表面が梨地なのと、スジボリが浅いところがありますので、それらを修正いたしました。

塗装に際し、外装小部品を取り付けます。フラップなどの動翼は端部も薄くてシャープで、取付もぴったり収まります。写真は主翼の整流板です。プラパーツでも用意されていますが、せっかくですのでエッチングを使用します。

一応、接着代といいますか、溝が彫ってあるのですが、エッチングの幅より狭いので、ラインチゼルで溝を広げます。

接着しなくても取り付けられるぐらい掘った方が後でポロリの心配がありません。今回は0.15mmで掘りました、接着はさらさらタイプの瞬着を流し込んでいます、テカっている部分は接着のはみ出しなので、後でサンディングします。これだけですが、強度は雲泥の差です。( ´∀` )

胴体部分にも同様に整流板を取り付ける箇所がありますので、主翼同様に増し彫りしておきます。

ここも0.15mmで、整流板の取付角度を意識して掘ります。

ちょっと触ったぐらいでは外れません。( ´∀` )

尾翼やフラップ類も取り付けて塗装準備完了です!引き続き塗装に入ります。

以前にも触れましたが、リビア空軍の迷彩塗装を塗っていきます。現代のグレー迷彩もカッコいいのですが、やっぱり昭和育ちとしましては、こういう泥臭い迷彩の方が楽しく感じます。(;^ω^)

まずは下面から。インストに従ってクレオス118番のライトブルーを塗ります。べた塗です。

明るい順に塗っていきましょう。インストではタンの指示ですが、主観を交えて御覧の三種混合で塗りました。<(_ _)>

次に茶色です。ここはインスト通りの色を使います。ベトナムファントムの茶色です。迷彩の境界は、インストではマスキングをしたようなクッキリ境界なのですが、当時写真を見る限りラフな感じの吹き付け塗装です。よって、フリーハンドで描いていきます。<(_ _)> ですが、あまりラフなのは模型としては美しくないので、ボケ脚が密になるように薄い希釈のもので頑張ります。10回ぐらいなぞって写真の感じになる感じの薄さが良いと思います。塗料10%ぐらいでしょうか。

輪郭を描いたら塗料20%ぐらいまで濃度を上げて塗り絵の要領で内側を塗りつぶしていきます。

べた塗では面白くないので、その塗料に少しライトグレーを混ぜて退色表現を施します。

続いてグリーンです。インストではロシアングリーンとのことですが、あいにく持ち合わせていませんので手持ちで調色します。イメージを優先してしまってますがご了承願います。<(_ _)> 茶色同様に輪郭から描いていきます。

良い感じです。自画自賛?!(;^ω^)

茶色同様、退色表現をします。

続いて排気ノズル部です。シルバーを塗りますので、1500番ぐらいでサンディングしておきます。

型は違いますが、実機では角度によって御覧のようにピカピカ光ってます。それに、キットにはモールドがありませんが、リベットラインか何かの線がクッキリ見て取れますね。

とりあえず、フィニッシャーズのクロームシルバーでぎらぎらに塗ります。そして、マスキングをして前側部分を少し暗くします。シルバーに黒をほんの少し混ぜます。

それが終わったら細切りテープでマスキングをして模様を描いていきます。

実機と違うといわれたらそんなんですが、(;^ω^) 雰囲気ということでご了承願います。<(_ _)>

基本塗装完了!です。個人的には悦に浸れる域なのですが如何でしょうか・・・。(;^ω^)

【デカール】9.9

こんにちは!デカール貼りが完了しましたので、取り急ぎそちらのご報告のみさせていただきます。

エデュアルドさんのデカールは上質なので何の懸念もありません。( ´∀` ) 1キットでこれだけのバリエーションを選択できるのは素晴らしいですね、ここは国内メーカーさんも真似してほしい所です。それにしても、ステンシルの量が半端ないんですけど・・・・。

どこで調べてきたんでしょうか・・・・。(;^ω^) 100番以上あるので、ざっと200か所以上はある計算です・・・。がんばろ。

パイロンも手抜き無しです。まあ、ベストセラー機なので、資料は豊富なんでしょうね。

まずは大きな部分を貼って悦に浸ります。( ´∀` ) 星とか日の丸じゃない機体は新鮮で良いです。マークセッターのみでばっちり密着してくれるので作業自体は非常に楽です。

ステンシルは使用しないもの含め、非常に密に印刷されていますので、切り出しが大変です。デザインナイフでちまちま切り出します。(;^ω^)

インストに従って貼っていきます。情報量が一気に上がって、感じが良くなります。ハセガワさんのファントムみたいに「つながりデカール」じゃないので、貼る数は多いのですが、不要な余白をカットする手間が無いので、結果的にはこっちが早いですね。

上面は迷彩の関係で、写真ではイマイチ判りにくいですが、こちらもステンシル効果は抜群です。一気に精密感が増します。( ´∀` )

【脚と座席の製作】9.22

こんにちは!ようやく少しだけ涼しくなってまいりまし手、若干作業が捗ります。

まずは、前回の続きです。デカールが乾燥したらクリアーをかけてデカールを馴染ませます。その後ウェザリングブラックです軽くウォッシングをしておきます。

いつものように綿棒で少しムラを残すイメージで拭き取っていきます。写真ではきれいに映っていしまいますね。・・・(;^ω^) 拭き残すことで、サンディブラウンの部分も少しトーンが落ちて落ち着いた感じになります。

下面側も同様に処理します。実機写真を見ると、主脚から後ろ側が結構汚れていますので、最後のウェザリングに備えて少しだけ強めに黒を残しておきます。

続いて脚と座席の製作をご報告いたします。

まずは脚から。車輪はレジンで用意されています。パーティングライン消しが不要なので助かります。ケーブル類はエッチングと一部金属線で製作となります。主脚のパイピング(?)は自作では難しい構造なので、エッチングで用意されているのは非常に助かります。( ´∀` )

塗装完了です。脚柱も黒なのでちょっとパッとしませんが、仕方ないですね。(;^ω^) ほんの少しですが、部分的に色調を変えて見栄えを意識しました。ホイールについて、インストでは黄色の指示なのですが、世傑のカラー写真を見る限り緑っぽいのが多いですし、モノクロ写真においてもほとんどが黒に近い写り方をしているので、いつものロシア機の緑にします。

機体に取り付けます。角度もぴったり決まりますので難なく取り付けることができます。動作ロッドの伸縮部にはミラーシートを貼っておきます。脚カバーはいずれもぴったりと収まります。( ´∀` )

ノーズギアです。こちらも何の問題もありません。

続いてシートです。すっごくピンボケで申し訳ございません。写真を無くしてしまい、過程は省略とさせていただきますが、意外とパーツ数が多くて作りごたえがあります。シートベルトはカラーエッチングです。最近のカラーエッチングは多少曲げたぐらいでは剥がれないので作業しやすいです。

コクピットにはめる際は、座席の側面を少し削る必要があります。左右サイドコンソール間と座席の幅が同じぐらいなので、そのままでは入りません。(;^ω^)

【ウェザリングをして小部品を付けて完成】9.24

こんにちは!今回でようやく完成となります。大変お待たせをしまして申し訳ございません。

【出典】世界の傑作機

まずはウェザリングからです。型は違いますが、下面が結構汚れています。模型でここまでやるのは好きじゃないのですが、雰囲気だけは近づけたいと思います。

脚庫以降が結構汚れているので、そのあたりを中心にウェザリングカラーを塗ります。

乾いたらいつものように綿棒でちまちまやっていきます。それが終わったら、薄く溶いたダークブラウンで輪郭を際立たせて完了です。

上面も同様に施しますが、写真だと、どうしても小綺麗に映ってしまいます。(;^ω^)

続いてグレアシールドです。投影レンズはクリアーイエロー、裏からミラーシートを貼って存在感を出しておきます。

キャノピーは一部コーキングのような線がありますので、面相筆で描きました。インストではサンディブラウンの指示ですが、写真を見ていると茶褐色のようなものが多くみられますのでそのようにしておきます。

次にアンテナ類です。本機の特徴でもある、機首の長いアンテナ(?)です。マッハ2で飛ぶのに邪魔じゃないのかと思ってしまいます。(;^ω^)

先端のフィンはエッチングで用意されていますが、精度と強度を考えるとちょっと無理があるので、0.1mmプラペーパーに置き換えます。エッチングを型紙にして切り抜きます。単純な平行四辺形なので簡単です。

プラ用の接着剤で取り付けます。瞬着だと位置決めも難しいですし、ちょっとミスるとゴテゴテになってしまいます。触ればとれてしまうかもしれませんが、溶着させているので、振動ぐらいでは外れないでしょう。

塗装して完了です。その他の小部品も取り付けます。

機首下のアンテナです。インスト通りに取り付けるのは難しいので、0.15㎜のラインチゼルで溝を掘って差し込んでいます。

垂直尾翼のてっぺんも同様に処理します。

翼端の避雷針は超極細毛な感じです。(;^ω^) 先端がラッパ形状のため、真鍮線ではなくエッチングを選択します。

こちらは、可能な部分はピンバイスで開孔の上、差し込んで、流し込み瞬着で固定します。

主翼端にも同様に。写真では大したことなく見えますが、かなり細くてコシが無いので大変です。触ったら一発アウトです。(;^ω^)

最後にご指示いただいた増槽を取り付けて完成です。

小柄な機体ですが、存在感満点のMIG21ですね。( ´∀` )シルバーの機体も良いのですが、やっぱり迷彩の方がカッコいい気がします。画像をクリックしていただくとギャラリーへジャンプします。またのご来館をお待ち申し上げます。


 









































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