ファインモールド 1/72 F-14A トムキャット 製作記





こんにちは!アップが遅くなて申し訳ございません。<(_ _)><(_ _)> 今回のご依頼はファインモールドのトムキャットです。マーキングはみんな大好きジョリーロジャースです!自身としましては、ファインのトムキャットは初体験です。期待が高まります。!

【前置き】5.25

【出典】大日本絵画 スケールアビエーション

さて、今回のご依頼は箱絵のようなハイビジ機ではなく、湾岸戦争のころのロービジ機を作ってまいります。単色の機体ですので、いかにして表情を豊かにするかが勝負どころです。今回のご依頼者様には非常に丁寧な製作仕様書を頂きました。また、記事の中で追ってご紹介させていただきますが、多くのアフターパーツ類も提供いただきましたので、外装中心ですが、可能な限り手を入れてみたいと思います。( ´∀` ) 上記写真(SA誌)を参考でお貸しいただきましたので、このイメージで進めてまいります。

キット内容を見ておきます。胴体ですが、ボリューム感のある機体表現とシャープな彫刻でうまく再現されていると思います。個人的には少しスジボリがクドい気もしますが、墨入れがやり易そうで良いですね。( ´∀` )!なにより、表面がつるつるなのが素晴らしいです。最近のキットは、多くが大なり小なり梨地になっていますので、このつるつる肌は久々な気がします。

下面側の彫刻もばっちりですね!脚庫なんて、1/48よりもよくできています。パーツの分割も新しいですね、楽しみです。

【コクピットの製作】5.29

では、さっそく始めてまいりましょう。

まずはいつものようにコクピットからスタートです。インストは見やすいですね、国産キットはホッとします。( ´∀` )

Step1はシートの製作です。当機の場合、製作の最後でもシートの取付は可能と思いますので、ここでは製作しませんが一応触れておきましょう。トゥルーディティール製レジンパーツを御支給頂きましたが、型がうまくないのか、モールドが潰れてしまっていますし、バリがひどいですね。(;^ω^)

キットパーツを見てみると、かなりの精度で再現されています。ちょっと追加工作するだけで良い感じにできると思いますので、こちらで進めさせていただきます。

シートベルトも御支給頂いておりますのでディティール面ではバッチリです。

続いてサイドパネルです。1/72の割に素晴らしいモールドが施されています。一点残念なのはスロットルレバーの再現がされていない点です。

【出典】大日本絵画 Danny Coremans GRUMMAN F-14 TOMCAT

実機はこんな感じで、ゴルフのドライバーみたいな握り部分がありますので、後で追加工します。色も白いので目立つ部分です。

インパネはちょっとあっさりしていますが、そこそこ忠実に再現されています。

パネル、スイッチ類ですが、このスケールにおいては、塗装では精度が出ませんので、インスト通りデカールで再現させていただきます。まずはクレオス317番グレーで全体を塗ってから、マークセッターを塗って貼り付けます。セッターとの反応は良いので、凸モールドにもうまく馴染むと思われます。

インパネもデカールです。パネルの再現度はなかなかです。文字まで再現されています。ですが、スクリーンの緑がいただけません・・・。一気におもちゃっぽくなってしまいます。ここは後で塗りなおして実感を高めることにします。

後席背面の隔壁です。スイッチ類が素晴らしく正確に再現されています。

【出典】大日本絵画 Danny Coremans GRUMMAN F-14 TOMCAT

実機ではこんな感じですが、小さすぎて忠実には塗り分けできません。(;^ω^)

実際とは少し違いますが、雰囲気重視ということでご理解いただけると助かります。<(_ _)>

コクピットの部品は最小限で、スティックとフットペダルのみです。フットペダルも完成後は見えませんので、スティックだけでも良い気もします。先ほど触れたスロットルレバーは伸ばしランナーで製作します。

そのままでは真円柱なので、断面が楕円になるように削って整形します。

適当にカットして、白く塗って、黒でスイッチを描いたら完成です。インパネのスクリーンはやや艶のある黒で塗っておきます。今回はパイロットは乗せず、キャノピー開状態ですので起動していない状態の方がしっくりくると思います。

フロアー部分はこれで完成です。接写だと今ひとつ感も否めませんが、<(_ _)> 実際は親指ぐらいのサイズでこの情報量なので、肉眼での精密感は高いと思います。

早速機首に収めてみます。ピンボケで申し訳ございませんが、ハセガワのF-14よりもだいぶ精密な感じがします。作られた時代が時代ですので、仕方がありませんが、コクピットフェチな方はファインさんのキットの方がよろしいかと思います。

【胴体の製作】5.31

こんにちは!今回は排気ダクトを作って、胴体を形にします。

まずはダクトを指示通り白で塗ります。316番ホワイトそのままよりも、ベージュ系を混ぜて少し焼けた感じを出します。

その後、黒でウォッシングをします。この後、排気煤を描いていきますので、煤が後ろへ流れるイメージで、拭き残しを意識します。

ブレードの部分はフラットブラックで塗った後、ベージュでドライブラシをします。その後、そのベージュを使ってエアブラシでオーバーコートして彩度を上げます。

【出典】大日本絵画 Danny Coremans GRUMMAN F-14 TOMCAT

ほとんどのメーカーさんのインストで、ガンメタやメタリックグレーで塗る指示がなされていますが、私にはどうしても茶色系(ベージュ)に見えます・・・(;^ω^)。

煤を描いたらブレードを取り付けます。雰囲気重視ですが・・・(;^ω^) ご了承願います。<(_ _)>

ダクトを合わせてみます。上下分割なので、どうしても分割線が残ってしまいます。内側のギザギザが無ければサンディングできるのですが、どうやってもきれいに仕上がらないので、このままとさせていただきます。

パーツ割が新しいです。トムキャットはお腹いっぱいで、ニューキットが出ても手が出ません。(;^ω^) ですので、今更ですがちょっと感激です。

胴体に関しては、ほとんどのメーカーが上下分割なので、いつもはここ(側面)をガリガリやらなければならないのですが、このキットは素晴らしいです、サンディング不要に等しいパーツ割ですね!( ´∀` )!


下面もバッチリ合います。リベット表現や、凸表現も好感が持てます。

続いて上面と合わせてみます。インテークリップのところは隙間ができますので瞬着で埋めておきます。

【出典】大日本絵画 Danny Coremans GRUMMAN F-14 TOMCAT

実機においても、パネルの分割線は確認できますが、本当に薄っすら見える感じですので、サンディング後に軽くスジボリする程度にします。


キットの出来が良いのでサクサク 進みますね、各接合部にほんの少しだけ隙間ができます(許容範囲の気もしますが)ので、パテで埋めておきます。

ノーズコーンは閉状態にしますので、接着してサンディングに備えます。ここも、タミヤレベルとまではいきませんがなかなかの精度です!

というわけで、とりあえず胴体完了です。一度この状態でサンディングしてから、インテーク部の製作に入っていきましょう。

【インテークの製作】7.19

こんにちは!更新が遅くて申し訳ございません。<(_ _)> 今回はインテーク周りをメインに進めてまいります。

まずはお決まりのダクトの継ぎ目消しです。このサイズだとほとんど見えないのですが、お約束ですので頑張ります。(( ´∀` )

指は入りませんので、アナログですが筆にペーパーを巻いて処理します。結構めんどくさい作業です。(;^ω^)

給気側のファンブレードです。見えない所まで凝ってますね。( ´∀` )!

【出典】大日本絵画 Danny Coremans GRUMMAN F-14 TOMCAT

色はメタリックグレーという表現が妥当なのでしょうか。

完成後に見えるのであれば凝っても良いのですが、実際ほぼ見えないので、自家調色のメタリックグレーを塗って完了とします。

ダクトと合体します。ちょっと悦に浸ります。実際こんなにピカピカではないのですが、胴体に収めると見えなくなるのでこれぐらいでも良しとしています。<(_ _)>

【出典】大日本絵画 Danny Coremans GRUMMAN F-14 TOMCAT

続いてダクトの塗装です。ハイビジ機は白一色なので楽なのですが、グレー迷彩機は御覧のように塗り分けられているので大変です。完成品を普通に置いておくぶんには見えないので、ご要望が無いかぎりはスルーしていますが、気にしだすと結構目に付く部分ではありますね・・・(;^ω^)

【出典】大日本絵画 Danny Coremans GRUMMAN F-14 TOMCAT

【出典】大日本絵画 Danny Coremans GRUMMAN F-14 TOMCAT

しかも結構複雑な模様だったりしてます。(;^ω^)

気を取り直して、まずは全体を白で塗ってからマスキングをします。1/72なので全てピンセット作業となります。"(-""-)"

そして塗装です。今回は91年当時の単色グレー迷彩を再現します。スケールアビエーションの記事ではクレオス307グレーと記載がありましたが、どうせ退色やら汚しやらを施しますので自家調色グレーで行かせていただきます。334バーリーグレーをベースにして、308、306で青味と暗さを調整します。

いつも忘れていて、最後にしんどい思いをするリップの無塗装部分も処理してしまいましょう。無塗装部分はダクト内側にも回り込んでいますので、ダクト接着後の塗装はほぼ不可能です。

マスキングを外してみます。境界線の、白の三角の部分の形状は若干違うのかもしれませんがうまく行った気がします。( ´∀` )

続いてダクト内の整流板(?)の部分です。油圧のアクチュエーター基部までしっかり再現されています。さすが飛行機のファインモールドさんです。

全部合体してみます。写真がショボくて申し訳ございませんが、雰囲気は良いと思います・・・。(;^ω^)

ダクトを接着する前に周辺の処理も済ませてしまいましょう。以前に瞬着で埋めた部分を平滑にサンディングします。ついでに先端も「うすうす攻撃」をして実感を高めておきましょう。

ダクトと同じ色で先に塗装しておきます。

目立つ部分の接合はバッチリ合います。( ´∀` )!先端の部分だけほんの少し隙間ができますので後で溶きパテでも流しておきましょう。

下面側は部分的に少し隙間ができますのでパテ処理をしておきます。

パテが乾く間に、塗装に備えて継ぎ目の処理をしておきます。許容範囲と言えば許容範囲なのですが、1/72では見えるかどうかぐらいの線がベストと思っておりますので瞬着で埋めてスジボリをし直した方がより実感が高まります。

ノーズコーンも、段差があると残念な感じになってしまいますので、完全に溶着させてからラインを整えてスジボリをします。

曲面の上に、分割線も少し複雑なのでちょっと大変ですが、ガイドテープでなんとか行ける範囲です。


スジボリが終わったら軽くサンディングをし、墨を入れて確認します。まだ少し手を入れる必要がありますが、大方成功です。!( ´∀` )!

【塗装の準備】8.24

こんにちは!更新が遅くて申し訳ございません。今回は塗装の準備として翼などを作っていきます。

【出典】大日本絵画 Danny Coremans GRUMMAN F-14 TOMCAT

まずはインテーク上部の通風孔(?)です。ここも気を使ってあって、動作部の淵はキットそのままでも良いぐらい薄く成形されています。写真には写りませんが、実機のように内部構造も再現してありますので、目を凝らすと少し見えます。(;^ω^)

続いて主翼です。ファインさんのキットはスラット、フラップ固定です。分割もよく考えてあり、組み立てに際しては何の苦もありません。胴体のエアバッグも主翼展開バージョンと収納バージョンの2種類がセットされています。

一点気になる点があります。(;^ω^) 主翼の基部周辺に隙間ができてしまいます。

【出典】大日本絵画 Danny Coremans GRUMMAN F-14 TOMCAT

気にしなければいいのかもしれませんが、実機では全くと言っていいほど隙間がありません。これをクリアーしているのはタミヤさんの新作だけの気がします。個人的には「実機感」を左右する重要ポイントと考えますので、主翼をいずれかの状態で固定する場合は少し細工が必要です。

【出典】大日本絵画 Danny Coremans GRUMMAN F-14 TOMCAT

続いて尾翼とエアブレーキです。今回のご依頼はエアブレーキ「閉」状態ですので、そのまま機体側に接着となります。キットのままでもおおむね良い感じなのですが、ちょっと隙間が大きいですね・・・。実機においては境界線がほとんど見えないぐらいですので、一度瞬着で埋めてから彫り直すことにします。尾翼はぴったりと収まります。

下面のエアブレーキです。こちらも隙間が大きいので、一度埋めてスジボリし直します。"(-""-)"

機首のパネル類はぴったりと収まります。この辺りはさすが、国産キットって感じがします。ステップ周りは展開状態ですので、単体で整形して塗装に備えましょう。

これは致し方ないのでしょうか、脚庫カバーには見事な押し出しピン跡がいらっしゃいますので瞬着で埋めてサンディングします。これが存在しないキットも存在しますので、「やりよう」な気もしますが・・・贅沢ですね・・・(;^ω^) あと、やはり淵が厚いので、実機みたいにペラペラにサンディングしておきます。

主翼前方のグローブベーンは別パーツですが、こちらはぴったりです。

恒例のモチベーションアップ用仮組です。見飽きているのは間違いないのですが、何度見てもカッコよい機体です。( ´∀` )

【主翼の調整】8.31

こんにちは!前回の更新内容の補足ですが、主翼の調整に関して少しご報告を申し上げます。

【出典】大日本絵画 Danny Coremans GRUMMAN F-14 TOMCAT

今回のご依頼は主翼を駐機状態の後退角にての製作となります。写真のように、グローブサイドの角度よりも少し内側に入った状態です。

エアーバッグはリアルに彫刻されているのですが、このままでは飛行中の後退角にしかできません

それでは加工していきましょう。まずはエアバッグをサンディングして主翼との干渉を無くします。翼の軸受け部はカットしてフリーにします。

続いて、前段階で製作完了している、グローブ内の軸の部分を改造します。

改造といっても、取り付けた部品を外すだけなんですけどね・・・(;^ω^) これによって、グローブの後縁の部分を翼に密着させることができます。ちょっと荒業ですがご了承願います。<(_ _)>

それでも軸付近に隙間ができてしまいますのでここは翼側にパテを盛って隙間を埋めることにします。このやり方だとグローブサイドの接着部にストレスをかける形になってしまいますので、後で割れないように内側に瞬着で裏打ちをしておきましょう。

左側が改造後、右の翼はキットそのままです。右はグローブサイドの部分と一直線ですね。改造無しではこの角度が限界です。いかがでしょうか。(;^ω^)

ついでですが、ビーバーテイルのエアブレーキの処理もご報告しておきます。そのままでは隙間が目立ってプラモ感満載ですので、ここは細い線で掘りなおして実感を高めましょう。まずはいつものように瞬着で埋めてしまいます。直近にパネルのモールドがあるので、さらさら系の瞬着を何度も流し込む感じで埋めます。

続いてサンディングです。パネルがあるので結構気を使います。できるだけ、「パネルラインを消さず、且つ平滑に」を目指します。

サフを吹いて確認します。エアブレーキの隙間はきれいに消えましたね!( ´∀` )! スジボリはシラフの時にします。(;^ω^) 前方の小さなパネルラインも少し消えてしまいましたが、まあ許容範囲です。 あ、ビーバーテイルの後縁が接着不良・・・(;^ω^) 埋めておきます・・・。

【スジボリ修正と塗装準備】10.10

こんにちは!更新が遅くて申し訳ございません。<(_ _)> 今回は下地の最終仕上げをご報告いたします。気にしだすと、思いのほか修正点が多く時間がかかってしまいました。<(_ _)>

まずはエアブレーキから。一旦サフを落としてスジボリをしていきましょう。一部コーナーの微妙なRが難点ですね・・・(;^ω^)

0.1mmのラインチゼルとガイドテープを使用して掘っていきます。終わったら墨を流して確認します。交差部がオーバーランしてますね(;^ω^) 後で修正します。垂直尾翼を先に付けなきゃよかったです。(;^ω^) とってもやりづらい・・・"(-""-)"

下面側も同様に処理します。

下面は気持ち簡単です。まずまずの仕上がりです。

続いて主翼の付け根です。以前も触れましたが、実機ではここに隙間は一切ありませんので少し細工します。

付け根のところに瞬着を盛ってボリュームを出します。

透明なのでよく判りませんが、1mmぐらい盛って整形した感じです。硬化スプレーを併用しますので、「す」が入ってしまいます、最終仕上げには注意します。キットにおいて駐機状態の後退角は想定されていないので、軸受けの部分を少し削って、きれいに収まるように調整が必要です。

差し込んでいるだけなのでまだ少し隙間がありますが、塗装後に接着しますので問題ない程度です。この工作だけでも、個人的にはかなりリアリティが増す気がします。( ´∀` )

続いてグラブ下面の小さなレーダー(?)類を取り付けます。キットは初期のA型のため、部品は用意されていますが、インストに取り付け指示がありません。雑誌の完成写真やハセガワのインストを参考に取り付けます。

続いて、フェニックスパイロンとエンジン下部の安定板(?)を取り付けます。パイロンはお客様の御意向で前部のみ取り付けます。こちらは素晴らしい精度で取りつきます。

チンポッドはレジン製を御支給頂いております。ディティールは最後に仕上げます。

脚庫カバーは内側に見事な押し出しピン跡がいっぱいあるので瞬着で埋めて整形しておきます。素人考えですが、これ、表側にもって来れないでしょうかね・・・。(;^ω^)

キャノピーの透明度はまずまずです。タミヤ製にはちょっと劣りますが問題ないレベルでしょう。センターにパーティングラインがありますのでいつものようにスポンジヤスリとコンパウンドで消しておきます。

スジボリ修正や段差修正など細かいところは結構ありましたが、くどくなるので記事は割愛させていただきます。というわけで、とりあえず塗装準備完了です。細部まで気にすると、作業量はハセガワさんのトムとあまり変わらないイメージです。(;^ω^)

【塗装開始】10.11

こんにちは!今度は急にペースが上がって申し訳ございません。下地処理が終わると、私的にも楽しい工程が始まるので筆が進みます。(;^ω^)

一つ忘れていましたが、AOAセンサーとアルファプルーブは金属製を御支給頂いておりますので塗装前に接着して整形しておく必要があります。それにしても、やはり1/72のは小さいですね、AOAをピンセットで飛ばしてしまい、捜索に1時間以上費やしてしまいました。(;^ω^)

それでは塗っていきましょう!まずは全体を自家調色グレーでべた塗します。ファインさんのキットはモールドが深いので、ムラがなくなるぐらいまで厚塗りします。今回は単色の時期の機体で塗装自体は楽なので、表情を付けるのに注力します。

そして仮組・・・。それ要らないでしょ・・・って言われそうですが、どうしてもやってしまいます。不思議とモチベーションが上がります。( ´∀` )

次に、先ほどのグレーにほんの少し白を混ぜてタッチアップ痕と退色表現を施します。光線が悪く、あまりよく判りませんが、この段階では「角度によっては見える」ぐらいに留めます。

ウォッシングの前に白も塗っておきましょう。

主翼のエアバッグも塗ります。ここの色も悩ましいのですが、青味の強いニュートラルグレーがマイブームです。今回はクレオスの305を艶消しで塗って、ライトグレーで退色させてみました。

【出典】大日本絵画 Danny Coremans GRUMMAN F-14 TOMCAT

まあ、実際主翼は後退状態で固定しますので、ダークグレーであれば何でも良い気もします・・・。(;^ω^)

さて、個人的にお楽しみの、ウェザリング開始です。まずはウェザリングブラックでウォッシングします。今回は艶消し寄りで塗っていますので、変なムラができないように全体に塗ります。

そして実機の汚れを意識しながら綿棒で拭き取っていきます。

ウォッシング完了です。これだけでもだいぶ存在感が増します。1/72はハセガワさんのトムに見慣れているので、クッキリモールドのトムは新鮮です。これはこれで有りですね。( ´∀` )!

デカール後にエンジンが合わなくてパテ細工、なんてのは悲しいので、合いを確認しつつ、ついでなので塗ってしまいます。ほとんどのキットでガンメタみたいな指示しかされていませんが、実際はいろんな色があります。この部分はディティールアップよりも塗装に凝った方が実感が出ます。それはさておき、まるでサードパーティのレジンキットみたいな見事なモールドです。「ファインモールド」ですもんね・・・有言実行。!( ´∀` )!

【出典】大日本絵画 Danny Coremans GRUMMAN F-14 TOMCAT

因みにプチトリビアですが、油圧オフの場合、先に始動した側のエンジンが全開状態になり、もう一方は全閉になるとのことです。面白いですね。( ´∀` )

どんどん行きましょう。マーキングは現用機には珍しいノーズアートです。スーパースケールの方がノーズアートがシャープなのでこちらを使わせていただきます。

久々にスーパースケールのデカールを使いましたが、やっぱすごく薄いですね、コシが無いので、非常に気を使います。(;^ω^) アクセスハッチにかかる部分は、先に貼っておいて、乾いた後で切り出した方がうまく行きます。( ´∀` )

【デカールの続き】10.13

引き続きデカール貼りのご報告をいたします。<(_ _)>

と、その前に、お客様より、背中のアンテナが一つ足りないとご指摘を受けましたので、プラペーパーで追加いたしました。基部を0.1㎜、本体を0.2㎜で作りました。

大きさや位置はハセガワさんの1/72を参考にしています。

【出典】大日本絵画 Danny Coremans GRUMMAN F-14 TOMCAT

実機写真を見ると確かに3本立ってます。3本存在するのは知ってはいたのですが、「機体によってマチマチなんだな」と勝手に解釈しておりました。(;^ω^)

【出典】大日本絵画 Danny Coremans GRUMMAN F-14 TOMCAT

ちなみに後期型はGPSが取って代わっているようです。キットはこの部分が選択パーツになっています。お客様情報によると、当キットはD型からの派生のようですので、前期A型(?)の小さなアンテナは省略されたか、忘れられたか。。。(;^ω^)

飛行機モデラーのくせに、こういう「肝」ともいえる部分に関して大雑把でいけません。反省するところであります。<(_ _)>

さて、どんどん行きましょう。(;^ω^)

スーパースケールのインストです。まあ、気持ちはわかります。必要最低限です。(;^ω^)

参考で、1/48のデカールもお貸しいただいております。いつも思うのですが、何で同じ機体、同じーマーキングなのにメーカーによって色々違うんでしょうね・・・。国籍マークの大きさも違いますし、どくろのマークなんて位置が全く違います・・・(;^ω^)

だそうです。スーパースケールを信じましょうか・・・。

ありがたいことに、ステンシルのデカールも御支給頂きました。現用機でステンシルがないのは寂しいですからね。

また、こんな感じです。悩む時間の方が多い気がします。・・・(;^ω^)

ならばと、スケールアビエーションも見てみるのですが、これはこれでまた違うし・・・、ステンシルも省略されているようです。

というわけで、コーションデータなどに関しては写真集等で見当たらないものは貼っていません。後は判る範囲で、雰囲気重視で仕上げておりますが、ご了承願います。<(_ _)>

ノーズアート。大戦中のB-17みたいですね。

少し古い時代のデカールなので、最近のタミヤ製みたいにはいきませんが、まずまずの仕上がりと思います。劣化が始まっていまして、ばらばらになるのが怖かったので、余白は多めに残しておりますがご了承願います。

【細部の工作をして完成】10.17

こんにちは!今回は細部の工作のご報告です。細部と言っても、これぐらいのディティールだと結構な時間を要します。(;^ω^)

まずは脚部です。キットストレートでも1/72としてはかなりのディティールですね。( ´∀` ) サイズ的に忠実なディティールアップは難しいので、でっちアップで補足しておきます。

タイヤを付けて塗装すると1/48でも通用するぐらいのディティールと思うんですが、いかがでしょう・・・(;^ω^) 伸縮部はミラーシートを貼っています。

早速機体に合わせてみますが、接写でも、ぱっと見では1/72とは思えない再現度ですよね!

そして脚カバーはいつもの赤フチ大作戦です。(;^ω^)

射出座席です。ちょっとピンボケで申し訳ございませんが、キットパーツ+ナノアビのシートベルトでこの再現度であれば十分ではないでしょうか。

ついでにグレアシールドも塗装しておきます。キャンバス部分の再現がGoodですね! 実機においては日焼け具合でいろいろな色が存在しますが、今回は、カーキにちょっとオリーブドラブを混ぜて、タンでドライブラシをしました。暗めの色の方が完成時のバランスが良い気がします。投影ガラス部はクリアーブルーを垂らしてそれっぽくしておきました。

機首に乗せるとこんな感じです。とりあえず仮組ですが、なかなか良い感じです。( ´∀` )

それではいよいよメインイベント、キャノピーの工作です。今回は、なかなか通なお客様でして、風防のシームレス処理をご指示いただいております。(;^ω^) 個人的にはクリアーパーツ汚損の危険性があるので、よっぽどの場合を除いてスルーする工程ですが、頑張ります!

まずはマスキングしてパテを盛ります。ドキドキです・・・(;^ω^)

乾いたらサンディングしますが、粉が内側に入らないように、またガラス部分を傷つけないように、最新の注意が必要です。スケール的に非常に細かい作業になりますので、とっても神経使います。(;^ω^)!

そして塗装して完了です。自分ではまずまずと思いますが如何でしょうか・・・・。

【出典】大日本絵画 Danny Coremans GRUMMAN F-14 TOMCAT

続いてキャノピーの破砕コードです。個人的に、結構目立つポイントと思っておりますので再現しておきましょう。

あまり目立つと嘘っぽくなってしまいますので、今回はラインチゼルで軽くこすってそれっぽくしてみました。<(_ _)>

ウェポンはサイドワインダーのみを取り付けます。先端部はカバーを取り付けるようご指示を頂いております。サードパーティのホワイトメタルパーツで再現します。イモ付けでは心もとないので、0.3mmの真鍮線を仕込んで強度を上げておきましょう。

【出典】大日本絵画 Danny Coremans GRUMMAN F-14 TOMCAT

実機ではこんな感じです。ゴム??じゃないですよね・・・(;^ω^)

セーフティピンタグです。こちらは紙製で、デザインナイフで切り出して製作します。リボンとエッチング製の金具のジョイントは模型用の電線をばらしたもので接続します。1/72でこれをやったのは初めてです。ちっちゃ・・・・(;^ω^)

機首のステップです。ラダーの軽め穴を開けられれば良かったのですが、強度的に難しいので今回は割愛させていただきました。以前にも他社製キットでも試みたのですが、何個か穴を開けていくと、軽くつまんだだけで折れてしまいました。ここに関してはサードパーティ製に頼らざるを得ない気もします。というわけで、今回はキットパーツのみですが、丁寧に塗り分ければそんなに違和感はありませんのでご安心ください。

最後にもう一回ウェザリングを施します。エナメルの茶色や黄色系でオイル汚れなどを再現します。

エナメルである程度模様(ムラ)を付けたら、エアブラシでこげ茶やオレンジを吹いて表情を付けて完了です。

艤装類も同様に汚しをかけておきます。タンクなどは、そこだけ新品でも理屈が立ちますが、キャノピーなどは、そこだけピカピカだと違和感満載ですので注意が必要です。

というわけで、キャノピー、艤装類、アンテナ類を取り付けて完成です。記事にはしておりませんが、ご指示通り輪留めも製作させていただいております。最後は駆け足になってしまいましたがご了承願います。1/72ということで、ディティールに関しては正直あまり自信がありませんでしたが<(_ _)> 出来上がってみるとディティールもまずまずで、かなりの存在感を醸し出していると思います!写真をクリックしていただくとギャラリーへジャンプします。またのご来館をお待ち申し上げます。































































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