GWH 1/48 Su-35S フランカーE 製作記





こんにちは!大変お待たせいたしましたが、フランカーEの製作を開始いたします。<(_ _)> 先日完成したSu-33と同時にご依頼を頂いておりましたが、同時進行にするにはボリュームがありすぎましたので、ご了承願います。

【出典】新紀元社 フランカー ディティール写真集

早速始めてまいります。今回はグレートウォールホビーのキットです。前回のキネティックには骨を折りましたが、このキットはどうでしょうか。楽しみですね( ´∀` )! 資料本をサラッと眺めましたが、Su-35Sはスーパーフランカーとも呼ばれていて、推力偏向ノズルも備えた高性能戦闘機のようです。

【前置き】1.1

まずはインストから。絵はいつもの3D CADの感じです。日本語も載っていますし、カラー番号リストもクレオスの指定となっていますので大変馴染みやすいです。抵抗なく進められそうです( ´∀` )。

モールドはキネティックと大差ない感じです。よく再現されています。表面の梨地がちょっとうるさい感じでしょうか。

【出典】大日本絵画 スケールアビエーション編 フランカー モデリングマニュアル

スケビ別冊のHOWTO本に当キットの特集が載っています。これはありがたいです。この完成度を目指して頑張りましょう!

【機体内部の製作】1.1


まずは事前に嫌なところを処理しておきます。私の場合、これが終わっているだけで全然モチベーションが違いますので(;^ω^)。フランカーのインテークは大きめなので処理は比較的楽ですね。

では、恒例のコクピットから進めてまいります。インストはキネティックと同じような印象ですが、パーツ構成がしっかりしているので、「どこに付くんだろう??」といった悩みはありません。

【出典】新紀元社 フランカー ディティール写真集

実機写真を確認します。コクピットフロアーの色ですが、インストではクレオスの74番エアスペリオリティブルーと、ホワイトを1:1で混ぜるよう指示されていますが、写真を見る限りいつもの不思議なエメラルドグリーンです。

【出典】大日本絵画 スケールアビエーション編 フランカー モデリングマニュアル

HOWTO本には要点、難点がまとめられていますので大変助かります。悩まずに進められますし、思い込みで進めて失敗するということもなさそうです。

製作に当たり、エデュのカラーエッチングを御支給頂きました。<(_ _)> スホーイの塗り分けは大変なので、非常に助かります。ただ、基部パネルの色がおかしいので、そこだけ修正します。

スホーイはキャノピーフレームがコクピットフロアーと同じ色なので、キャノピーも先に処理しておきましょう。若干黄色がかったスモーク仕様となっております。

真ん中には、お決まりのパーティングラインが入っていますが極めて細いので、処理は楽な部類ですね、1000番ペーパーからスタートで十分です。

エッチングは、キットのモールドを削らないときれいに取り付けられませんので、そこだけはちょっと大変なのですが、それでもチマチマ塗り分けることを考えたら断然早いですし、何より仕上がりに雲泥の差が出ます。表現が平面的なので、好みが分かれる部分とは思いますが、1/48ぐらいであれば、こちらの方が見栄えが良い気がします。

射出座席はシートベルトまでついていまして、非常に好感が持てます。全部組み立ててから塗るよりも、別々に塗って組んだ方がきれいに仕上がりそうです。

基本的にはお借りした写真集の色で仕上げています。シートとヘッドレストの部分は、グリーン系で塗りました。黒色のものも見受けられますが、色味的にこちらの方が面白い気がしますのでご了承願います。

早速機体に収めてみます。今時、当たり前なのかもしれませんがぴったり収まります。( ´∀` )

インパネも存在感抜群で良いですね!

キットの素性が良いので、サクサク進みます!( ´∀` )! 胴体まで行きたいと思います。脚庫を先に仕上げた方が良さそうなのでインスト順に進めてまいります。

まずは全体を白寄りのライトグレーで塗っておきます。資料本によるとインテークダクトも同じ色のようです。

墨入れをしてから細かいパーツを取り付けていきます。パイピングまでキット標準です、すごいですねー、リアリティもなかなかです。主脚庫は左右でパイピングが異なっています、面白いです。

というわけで上下を合体してみます!( ´∀` )!カッコいい!!上下胴体の合いは「並」です。一部見苦しい隙間ができますので、ちょっと処理が必要ですね。

というわけで、レシプロ機で言うところの士の字です!このキットは良いですね!( ´∀` )! ここまではノンストレスです。

【士の字まで】1.24

こんにちは!更新が遅くなって申し訳ございません。今回はレシプロ機で言う「士の字」まで進めてまいります。

まずは胴体のサンディングから。機首下面の接合部の隙間が気に入りませんので、瞬着で埋めて、スジボリをし直します。

サンディング後にサフを吹いて様子を伺います。

ガイドテープを使ってスジボリを施します。若干Rがついていますので、テープの要所に切れ込みを入れて曲線を作ります。1/48なので、0.15mmで十分でしょう。

上手くいきました。サンディングで消えたボルト表現も再生しておきます。

【出典】大日本絵画 スケールアビエーション編 フランカー モデリングマニュアル

続いてノーズコーンを取り付けましょう。HOWTO本に従って重りを仕込みましょう。どうでもいいですが、「指示はないが・・・しておいた」って、なんか偉そうですよね、もう少し柔らかい表現できないでしょうか・・・。( ´∀` )

お客様からもご指示頂いております。<(_ _)>「了解!」

ナットは持ってないので、(;^ω^) 板鉛を仕込みます。曲面にも追従しますので、密度の点から言えばナットよりも効率が良いと思います。


筆の柄とかでゴシゴシ押し込んでいきます。重さの指示はありませんので、肌感覚で進めます。( ´∀` )

レーダーの製作は無しでご了承いただいております!ありがとうございます!お金を頂いといて何ですが、見えないものを作るのはちょっと辛いです。<(_ _)>


胴体と合体させます。合いはまずまずです。瞬着盛って、スジボリをし直さなくてはならない程ではありませんね。よかった。(;^ω^)

続いてインテーク周りを作っていきましょう。エッチングを御支給頂いておりますので、フィルターの部分はエッチングで仕上げます。せっかくなので、補助インテーク(D15)は開状態にします。

最近のエッチングはぴったり収まるので助かります。キットパーツとは雲泥の差が出ますので良いですね( ´∀` )!

ファンブレードですが、キットでは2パーツで構成されています。何の違和感もありませんが、

ここにもエッチングがあります。ロシア機は面白いですね。

このパーツを立体的にするようです・・・・。

まずは、プッシュ、アンド ターン!

続いて、プル アンド ターンっ!

そして装着!よく考えますよねー・・すごい。(;^ω^)

カッコいいです!完成後は言われなければわかりませんが、良い仕事してます。ほんと。

でも入らない・・・・・。本当はダクトの中にすっぽり入るはずなんですが・・・。

干渉するものがないので、この状態でもいいか・・・。

正面からしか見えないので、違和感はありません。<(_ _)>

インテークダクトを取り付ける前に、主脚基部の工作があります。ここは素晴らしいです。キネティックでは難儀しました、製作目線の構成は非常に評価できます。

早速インテーク部を取り付けてみましょう。合いはばっちりです。タミヤレベルとまではいきませんが、ガッツポーズレベルの合い加減です!( ´∀` )!胴体内側には若干隙間ができますので、パテを差しておきます。

続いて後部のパネルを取り付けます。ここもほとんど隙間ができません。良いですねーGWH。

パネルの分割もよく考えられています。垂直尾翼を付ければ接着線が見えなくなる寸法です。GOOD!

というわけで「士の字」です。垂直尾翼も丁寧に処理すればぴったり接合します。キネティックで苦労した分、こちらは大変楽しく進められております。皆様、GWHのスホーイは買いですよ!

【塗装の下準備】2.1

こんにちは!2月なのに暖かくて助かります。( ´∀` ) 今回は機体塗装の下準備です。

まずは機体全体のサンディングです。酷くは無いのですが、接写にすると結構な梨地というか、表面の粗さが目立ちますので、少し滑らかにしておきます。

1000番のスポンジヤスリでゴシゴシします。幾分マシになったでしょうか、写真ではまだ粗い感じもしますが、艶消し寄りで塗装しますので、そんなに気にならない程度です。

アンテナも塗装前につけておきます。せっかくですので、御支給頂いたエッチングでカバーします。

キットのパーツの基部のみを接着して、隙間を瞬着で埋めます。

サンディングしたら、ベースを接着します。向かって左から2番目のアンテナはキットのままでも遜色ないのでそのまま行かせて頂きます。<(_ _)>

ブレード本体ですが、エッチングだとまっ平な板で、実感に欠けますので、キットのものを再利用します。見た目は良くなります( ´∀` )! が、強度は著しく下がります。両立できるマテリアル出ませんかねー・・・(;^ω^)

編隊灯(?)とチャフディスペンサーのカバーもキット付属のエッチングでカバーしてありますのでこの段階で処理しておきましょう。

編隊灯はキットのモールドをサンディングした後で瞬着で接着します。厚ぼったくなるとかっこ悪くなるので、強度は下がってしまいますが、サラサラ系の瞬着で処理します。

チャフディスペンサーカバーの方ですが、キットのモールドが良くできているので、隠してしまうのはちょっと躊躇します。先般のSu-33ではカバーはありませんでしたし。取り付け如何はお客様に確認してからにします。

勝手に編隊灯と思っている部分ですが、キットのままでも遜色ない部分はそのままとさせて頂きますが、ご了承願います。<(_ _)>

下面も、パテ盛り部をきれいに処理して、全体をスポンジヤスリで平滑にしておきます。

そして、塗装に備え、要所をマスキングしておきます。

下準備完了です!ここからは楽しい工程です( ´∀` )!

【塗装開始】2.2

機体色は御支給頂いたモデルカステンのフランカーカラーをそのまま使わせて頂きます。<(_ _)>今回は1,2,3番を使用します。

まずは一番明るい1番の水色を塗ります。傷消しも含め全体に塗ります。時短の観点から、パイロンや脚カバーなども一緒に塗ってしまいましょう。

続いてフランカー独特のマーブル調の迷彩ですが、今回はギャラクシーモデル製のマスキングを御支給頂いておりますので、それを使って仕上げていきましょう。

まずはちょっと濃い水色、「ブルー迷彩」から塗っていきます。御支給品のマスクシートでは細すぎて、はみだしの危険性がありますので、マスキングテープで少し補足しておきましょう。

因みに、マスキングに関する解説はこれだけなので、一瞬悩みます。(;^ω^) 

ブルー迷彩完了です。フランカーは、迷彩の境界がマスキングではっきりしている機体も多く見られますので今回はこのまま進めさせて頂きます。

続いて、グレーの部分のマスキングです。言葉ではちょっとお伝えし難いのですが、強いて言えば、「飲みながらやると失敗しそう」な感じです。(;^ω^)

グレーが終わったら迷彩完了です。うーん、何とも微妙な・・・色合いですね(;^ω^)。アニメチックというか何と言うか・・・。正直、この段階では今一つ好きになれません・・・(;^ω^)

続いて、退色表現を兼ね、色の情報量を増やしていきましょう。フィクションではありますが、所々、パネルをマスキングで少し明るい調子にしておきます。写真を撮り忘れてしまいましたが、その他の部分もモットリングの要領で、軽く退色させておきます。

【出典】新紀元社 フランカー ディティール写真集

続いて無塗装部分を塗っていきます。機銃前方のパネルは単純なシルバーの感じです。

塗る前に、マスキングでついた色の境界線をサンディングしておきます。

タミヤラッカーのシルバーに若干クリアイエローを混ぜて塗りました。

【出典】新紀元社 フランカー ディティール写真集

続いてエンジン部の無塗装部分です。マジですか・・・って感じの模様がありますが、とりあえず下地のシルバーを塗っておきましょう・・・(;^ω^)

こちらに関しましても、マスクシートを御支給頂いております。非常に助かります。m(__)m

先ほどのシルバーに、若干茶色を加えたものを塗ります。墨入れの観点から、若干クリアー成分多めのものを厚めに塗っておきます。

【出典】新紀元社 フランカー ディティール写真集

下面です。ここも模様がヤバい・・・。(;^ω^)

とりあえず、上面と同じシルバーを塗ります。

インストの塗り分け指示では、クレオス8番のシルバーと、同28番ガンメタなのですが、

【出典】新紀元社 フランカー ディティール写真集

実機では、どう見ても8番シルバーとガンメタではありませんね、(;^ω^) HOWTO本を見ても、向かって左側(機体前半の部分)はグレーっぽいシルバーで塗ってありますので、そのようにしておきます。

前半部分は先ほどのシルバーにライトグレーを20%ほど混ぜたものを塗りました。

というわけで、基本塗装完了です。写真だとまだイマイチですね・・・(;^ω^)。実物は結構カッコよくなって来ているんですが・・・(;^ω^)

引き続き、細部の塗り分けに入ります。フランカーは芸が細かくて大変です。(;^ω^) 今回はマスキングを御支給頂いているので、まだ楽なのですが、全部自力でやるとなるとちょっと萎えます( ´∀` )。

それが終わったら墨入れを兼ね、黒でウォッシングします。ウェザリングブラックを全体に塗りたくります。

時間はかかりますが、綿棒でチマチマ拭っていきます。パネルライン、想像でリベットラインを意識して、ムラを残すイメージで拭っていきます。

これぐらい拭き残しがある段階でいったんブラックを完全乾燥させて定着させます。

しばらく置いてから、自分のイメージに従って仕上げていきます。結構しっかりウェザリングブラックが定着しますので、エナメルシンナーで拭った方が効率が良いです。

というわけで基本塗装&第一段階のウェザリングまで完了です。だいぶ、おもちゃっぽさは無くなりました<(_ _)>

【エンジン周りの塗装 その1】2.10

こんにちは!エンジン周りの塗装だけでも結構なボリュームになりそうなので、取り急ぎ、前半部分の工程だけ先にご報告いたします。

例によって素晴らしくカラフルな排気ノズルです。( ´∀` )!気合を入れて取り掛かりましょう。

まずは内側から塗っていきます。手前から、白、緑、白、黒の順で色が判れていますので、そのように。(;^ω^)

とりあえずこんな感じです。緑に塗った部分はダークグレーでも良い気がします。排気ファンはガンメタに、ベージュ色でドライブラシです。軽くウェザリングをしておきます。HOWTO本にもありましたが、排気ブレードの部分の2分割パーツはインスト通りにすると組めませんので、ご注意を。(;^ω^)

組んでみましょう。実際、完成後によく見るのはこの角度と思います。実機と比べてしまうとディティールは弱めですが、まずまず似ていると思います。

排気ブレード部の表現は素晴らしいですね、エッチング使わなくても十分な仕上がりを見せます。これをスタンダードにして欲しいですね。( ´∀` )

続いて外面です。ノズル全体を黒に近いガンメタで塗って、内側のパネルの部分を御支給いただいたマスクシートで覆います。このマスクシートの精度がすごいです。曲面でも寸分違わず貼り付けられます。( ´∀` )

そして、外面全体をシルバーで塗装します。このあと、独特の青焼け表現を施していきます。

続いて機体側です。実機写真を見ると、各サービスハッチは材質が違うのか、比較的きれいなシルバーのままです。よって、ここも御支給品のマスキングでカバーしておきます。ハッチの形状が複雑な部分もあるので、これは非常に助かります。

【出典】新紀元社 フランカー ディティール写真集

続いてリベットライン(?)の縞模様を再現します。HOWTO本ではガンダムマーカーで処理してありましたが、持ってないので、私の場合は面相筆で行かせていただきます。

まずは縦線から。マスキングでガイドをつくり、面相筆フリーハンドで描いていきます。塗料はシルバー寄りのガンメタです。あまり明度差があると不自然な感じになってしまいますので、加減が必要ですね。( ´∀` )

線は多少よれている方が実感が出ます。(;^ω^)それよりも、線の太さを気にしたほうが実感が出ます。細すぎず、太すぎず・・・。

続いて横線です。写真ではよく判りませんが、縦線よりも気持ち黒めのガンメタで引いていきます。結構神経使います。(;^ω^)後半部の二重線もまずまずです。

【エンジン周りの塗装 その2】2.11

引き続き無塗装部分の塗装です。今回は色を乗せていきましょう。

まずは下面の縞模様です。上面同様にチマチマ描いていきます。(;^ω^)

水平尾翼も同様に。こちらは機体側と違い、作業性が良いので、短い線はフリーハンドで大丈夫です。終わったら色を乗せていきましょう。いきなりエンジン周りを塗って失敗すると痛いので、水平尾翼から塗っていきましょう。

【出典】新紀元社 フランカー ディティール写真集

まずは青から行きます。実機写真を見ると、全体的に青いわけではないので、バランスを見ながら部分的に青を置いていきます。

既成のクリアーブルーだけだと面白くないので、色の源を使って色数を増やします。

写真が下手でよく判りませんが、(;^ω^) 4種類ぐらいの青を吹いています。水色~群青色(ぐんじょういろ)といった感じです。

続いて「クリアーレッドブラック」をモットリングを描くイメージで吹いていきます。クリアーレッドに光沢ブラックを5%程度混ぜてます。絵面が悪いですが、「ティッシュに吹いたらこんな色」という意味で画像に入れています。備忘録です(;^ω^)

続いて「クリアーイエローブラック」です。先ほどと同様に、クリアーイエローに光沢ブラックを混ぜています。この色は全体的に吹いて、全体のトーンを落としていきます。

続いて先ほどの色に、更に黒と、ほんの少しクリアーレッドも混ぜて、モットリングを描くつもりで吹き重ねていきます。

最後に「クリアーブラック」で全体のムラを消すイメージで整えます。スモークグレーでも良いのでしょうが、黒のほうが色の変化が速いので、せっかちな私はこちらが好みです。光沢クリアーに光沢ブラックを5%程度混ぜています。模型なので、遠目ではまだらに見えないぐらいがカッコいいと思います。写真ではほとんど黒に見えますが、クリアーカラーしか重ねていないので、見る角度によっては、結構明るいシルバー感もあります。

同様に機体側も進めてまいりましょう。理屈は水平尾翼と同じです。まずはブルーから始めます。

ブルーついでに、排気ノズルも同時に進めましょう。

HOWTO本を見ていたら、なんか、パネルの点々を再現していましたので真似します。(;^ω^)実機写真を見ると結構存在感がありましたので、面倒ですが効果的だと思います。

ブルー完了です。薄いブルーと濃いブルーの差を際立たせておきます。

機体に戻ります。ブルーの次に「クリアーレッドブラック」をスポットで吹きます。

続いて「クリアーイエローブラック」を全体的に吹きます。

下面も同様に進めてまいります。

くどいですね、(;^ω^)なので、いきなりですが完了です。先ほどの水平尾翼も光の加減ではこんな感じに見えます。

パネルのマスキングをはがしましょう。明度差が激しすぎるので、少し落ち着かせます。

「クリアーイエローブラック」をアクセスパネルの上に吹いていきます。まだ差が激しいですが、最終的なウェザリングでもう少しトーンを落としますので、現段階では完了とします。

排気ノズルも同様に塗っていきます。こちらは青みを強めに残しました。左右で置き方を変えているだけなのですが、光の加減では真っ黒に見えるから不思議ですね。( ´∀` ) ウェザリングの段階で、もう少し表情を付けるつもりですので、とりあえず完了とします。

水平尾翼も機体に取り付けて、様子を伺いましょう。個人的には悦に浸れる感じなのですが、いかがでしょう・・・。(;^ω^)

【ウェポンとデカール】2.12

こんにちは!今回はウェポンです。まあまあのボリュームなので、項目を作らせて頂きました。<(_ _)>

数もそうですが、デカールの再現度がすごい!!・・・大変そう・・・。パイロンもそれぞれ色が違うんですね、芸が細かい。(;^ω^)

まずは、いわゆるサイドワインダーから。先般のキネティックのSu-33にもありました、先端のブレードです。同様にエッチングで再現されていますが、今回は、のり代が設計されていますので幾分楽ですね。本体の取り付け位置に0.3mmの穴を開けて差し込む形で取り付けます。少しガバガバでしたので、穴は0.2mmのほうが良いかもしれません。

またピンボケ・・・。<(_ _)> 差し込んでいるので、接着剤も最小限で済みます。上手くいきました。あとは、いかにして触らないかですね。(;^ω^)

続いて塗装します。大きいミサイルは塗分けが面倒です。まずはブレードをガンメタで塗ります。

そして、マスクして白を塗ります。前回Su-33の時は白から塗ったのですが、こちらの方が気持ち楽です。( ´∀` )

いきなりですが、完了の図です。壮観です。

引き続きデカールを貼っていきましょう。マーキングはHOWTO本の作例と同じ「赤の25番」です。

余白も少なく、マークセッターにもよく馴染みますので良いデカールです。主翼のスターマークの平行・直角は胴体部のパネルを基準にします。

ステンシルもバッチリ再現されています。GWHのステンシルガイドは非常に見やすいですし、デカールも順番に刷られていますので作業もはかどります。

ステンシルは下面が顕著なので、ご紹介します。アメリカ機と違って黄色文字がスタンダードのようです。

艤装も一緒に済ませてしまいましょう。パイロン用は基本的には「つながりデカール」なので、思ったほど大変ではありませんでした。( ´∀` )!

とりあえずデカール完了です!赤が入るといきなり締まって見えますね!( ´∀` )!

【脚の工作】2.14

こんにちは!今回は脚の製作です。フランカーの見どころの一つ、パイピングだらけの脚です。(;^ω^)アメリカ機では見られない、ごちゃごちゃ感がたまりませんがちょっと大変。(;^ω^)

HOWTO本ではパイピングの工程はがありませんでしたので、ディティール本とにらめっこします。

【出典】新紀元社 フランカー ディティール写真集

まずは主脚から行きましょう。比較的的確に撮ってあるので助かりますね、見えないところは推測で進めますがご了承願います。あくまで雰囲気重視です。( ´∀` )

まずはオレオリンクのところにある油圧チューブ(?)っぽいのを作ります。伸ばしランナーに0.3mmのソフトワイヤーを通します。Su-33では3本でしたが、Su-35では2本のようですね。

伸ばしランナーの部分を適当にカットして、オレオリンクのジョイント部に接着します。後は写真を参考に脚注に這わせていきます。

ブレーキホースは0.5mmのソフトワイヤーで再現します。ちょっとオーバースケールですが、あくまで雰囲気重視で。<(_ _)>

【出典】新紀元社 フランカー ディティール写真集

続いてノーズギアです。こちらは完ぺきに近い撮影です。( ´∀` )!完コピに近いものが再現可能です。それにしても、パイピング多すぎですよね・・・F-15なんて、ぱっと見全然見えないんですが、こちらときたら、「これでもか」ってぐらいたっぷりです。まあ、模型としては面白くていいんですが(;^ω^)。

ちょっとデフォルメすればよかったかな・・・(;^ω^)。

80%ぐらいコピーできたと思います。面倒ですが、こういう結果が顕著に表れる作業は楽しいものです。

塗装しました。ソフトワイヤーがちょっと太めなので懸念していましたが、思ったほどうるさい感じがしないので成功ですね。( ´∀` )

ここで終わりではありません。(;´Д`) 続いて、ホイール周りのパイピングです。それにしても、なんでホイール緑なんでしょうね・・・。まだ慣れません。(;^ω^)

ブレーキホースと、何用かは判りませんが、金属チューブっぽいのが見受けられますので、それっぽく再現しておきます。チューブの方はオレオの付け根の扇型のパーツと、キットのモールドでは再現されていない「何か」にジョイントされていますので、プラバンと極細プラ棒で、でっち上げておきます。

プラ棒は0.4mmです。めったに使いませんが、細かく切って、ボルトの表現などに使えますので、あると重宝します。

主脚完成です。( ´∀` )!パイピングとは関係ないですが、タイヤの表現がいいですね。

主脚も残りのパーツを付けて完成です。オレオの伸縮部とライトにはミラーシートを貼っています。

反対側から見るとこんな感じです。黒いパイピングの束がうるさい気もしますが、実機もこんな感じですのでご了承願います。

早速機体に合わせてみます。良い感じです。( ´∀` )

主脚もOKです。ね。(;^ω^)

【細部を仕上げて完成】2.16

こんにちは!いよいよ今回でかんせいです!大変お待たせをいたしましたm(__)m

まずはウェザリングから。ウェザリングと言っても、ウォッシングの段階で8割がた終わっていますので、その時の拭き残しと、パネルラインに軽くダークブラウンやブラックをオーバースプレーして完了です。個人的には接写でこれぐらいが好みです。

下面はこんな感じです。肉眼ではもう少し汚れた感じに映ります。(;^ω^)

排気ノズルにも少し表情を付けておきます。外側のパネルに明るめのガンメタで軽くドライブラシをかけます。実機と比べるとちょっと違うんですが、まあ、雰囲気は出ます。( ´∀` )

Su-35は推力偏向ノズルです、せっかくなので、ここは可動にしておきましょう。

そのままだだと精度が高すぎて動きませんので、オス側をサンディングして少しガタを作ります。あまり削りすぎるとクタクタになってしまいますので、確認しながら進めます。

ディティール写真をみると、パワーオフの時はノズルが少し内側を向いていますね、ここは好みだと思います、とりあえず可動しますのでお好きなポジションでお楽しみください。

【出典】新紀元社 フランカー ディティール写真集

続いて細かいところを仕上げていきましょう。

エレベーターの可動部は塗り分けしておきます。地味に目立つポイントです。

今回はプラ製でバックミラーがついています。モールドも施されていて、エッチングよりもディティールが優れています。何より作業性が良いので助かります。( ´∀` )

HUDは恒例のエッチングです。ここはエッチングの方が良いですね、製作は慣れが必要で、少しハードルが高いですが、精密感がぐっと上がります。

ガラス部はキット付属のクリアーシートで再現します。接着は透明ボンドです、乾燥していない状態の写真なので少しテカってますが、完全乾燥するとほぼ目立たなくなります。投影レンズ部にはミラーシートを貼ったうえで、クリアーイエローを垂らしておきます。

キャノピーも合わせて確認します。特に手を入れていませんが、ぴったりと収まります。( ´∀` )!

【出典】新紀元社 フランカー ディティール写真集

【出典】新紀元社 フランカー ディティール写真集

機首周りも不思議な構造物が地味に主張していますので、再現しておきます。(;^ω^)

アンテナ類も非常に細かいパーツで、製作は大変ですがスケール感は抜群です。

ウェポン用のパイロンは、上下2パーツで構成されていますので、翼(胴体)側はそちらへ先に接着し、ウェポン側はウェポンへ接着して準備します。

取り付けますと、非常に精密に再現されているのも相まって、良いアクセントとなりますね。( ´∀` )

翼端のライトニングアレスターですが、デカールぐらいまでは破損せずに生き残っていたのですが、気づいたらご覧の感じに・・・(;^ω^)

Su-33のは複雑な形状だったので、キットのままで妥協したのですが、Su-35のはただの棒みたいですので、真鍮線で置き換えておきましょう。

HOWTO本にもありますが、0.3mmが丁度良い感じです。

垂直尾翼周りも相変わらず騒々しくて見栄えがしますね。( ´∀` )!

というわけで完成!です。とにかくデカいです!ですが、1/32並みのディティールが素晴らしいので、圧倒的な存在感です。大変お待たせをしまして申し訳ございませんでした。画像をクリックしていただくとギャラリーへジャンプします。またのご来館をお待ち申し上げます。<(_ _)>








































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