ハセガワ1/48 紫電改 製作記





【出典】文林道 世界の傑作機

ようこそ!今回はハセガワの1/48紫電改です。実際のところ、もうだいぶ古いキットの部類ですが、ヨンパチでは他のメーカーが出さないこともあり、いまだにベストキットと言えるでしょう。あくまで私の技量の範囲内ですが、可能な限りのディティールアップを施しながら、上級編として製作記を展開してまいります。

【下準備】

今回はリベット表現を施します。まずは外装パーツを確認しましょう。

ハセガワスタンダードの程よい彫刻が施されていますが、リベットを打たない前提のデフォルメ的な部分が多いので少し困ります。主翼フィレット部や、垂直尾翼のまるでボルトサイズのリベットは、本当は埋めて掘りなおしたいぐらいですが、そこまでやりだすと、モチベーションが続きませんので、そのままとします。

主翼上面です。こちらはそんなに悪くない気がします。余計なオーバースケールなリベット類は施されていません。

下面です。機銃周りの彫刻が秀逸ですね。中央部のパネルのボルト(リベット)表現がオーバーですね。

【リベット打ち】

【出典】酣燈社 精密図面を読む

今回は酣燈社の「精密図面を読む」を参考にリベットを打っていきます。

【出典】酣燈社 精密図面を読む

胴体部分を見ていきましょう。結構細かいです・・・。完コピはできないので、実感を損なわない程度のデフォルメをしながら打っていくことにします。

図面通りの寸法で打っても絶対につじつまが合いませんので、桁間のピッチは無視して、桁の数だけ気にしながら進めていきます。まずは鉛筆でリベットラインを描いていきます。ガイドは曲線マスキングが便利です。紙のマスキングテープでも良いのですが、曲面にはこちらの方が良いです。

【出典】酣燈社 精密図面を読む

上面図です。図面とキットを見比べると、パネルラインの位置が所々違うのですが、そこは無視していきます。

とりあえず片側だけ墨を引いてしまいます。反対側はこれを参考に引いていけばOKです。左右対称にしないとおかしくなるのでここでとりあえず図面の出番は終了です。

またのご来館をお待ち申し上げます。

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