スペシャルホビー 1/32 ホーカー テンペストMk.VI 製作記




【出典】ウィキペディア

今回はスペシャルホビー1/32 テンペストの製作依頼を頂きました!大戦後期に登場した機体で、スピットファイアのような知名度は無いかもしれませんが、蛇の目らしい、特徴的なフォルムが魅力的な機体であります。

自身、スペシャルホビーのキットは30年ぐらい前に一回作った記憶があります。その時のキットは形にするのが精一杯で、正直、二度と作りたくないメーカーにノミネートされておりました。あれから四半世紀以上経過しましたが、今回のキットはどうでしょうか。半分楽しみで半分不安な感じでスタートです!!

【前置き】

それでは内容の確認から始めましょう。

まずはディティールアップパーツの確認です。販売されているものは全て揃えて頂いている感じの品揃えですね!! キットの出来との相談で取捨選択させていただく予定でおります。

今回はフラップをエッチングに換装し、下げた状態での完成となります。何度やっても不安しかありません・・・(;^ω^) 楽しみではあるのですが、同時に少し気が重いのも確かです。(;^ω^)

インストのパーツ一覧です。エンジンが無いので、パーツ数は一般的な1/48と同程度です。ここは少しホッとします。(;^ω^)

久しぶりの1/32大戦機です。各パーツが大きいので結構なボリューム感です。( ´∀` )

成形はちょっと粗い感じがしますが、全面リベットが再現されていてなかなか良い感じです。各パーツのディティールは良いのですが、パーティングラインがややきつめなのと、ゲートが大きいので整形に少し時間がかかりそうですね。(;^ω^)

【コクピットの製作】

それではインストに従ってコクピットから進めてまいりましょう。

インストはカラー刷りで見やすいです。塗装指示もクレオスのカラーNo.指示もあり、昭和生まれの飛行機モデラーにとっては非常に親切な仕様となっております。( ´∀` )!

まずは使用するパーツを纏めて整形し、一気に塗装します。グリーンはスピット等と同様のライトグリーンです。

エッチングを組みこんでいきますので、必要に応じてパーツの加工が発生します。

フロアーと操縦桿周りの部分です。スピットと同じような構成ですね。(゚д゚)! フットペダルはエッチングに換装しております。

サイドコンソールとインパネです。完成形はあっさりしていますが、まあまあ時間がかかります。(;^ω^)

最近のスタンダードのカラードエッチングです。メーターのガラス表現もされていて完成度は高いですね。

胴体内側は黒とグリーンの2色仕上げの様です。コクピット上部の側壁は防眩処理なのでしょうか、黒で塗装されています。

出来上がった各ユニットを一気に組み上げます。言いたいことは分かるのですが、もう一工夫欲しい感じのインストです。(;^ω^) 組立自体はそんなに難しくはないのですが、どうしてもタミヤクオリティと比べてしまいます・・・。<(_ _)>

というわけで、コクピット完成です。ごちゃごちゃ感がいい雰囲気を醸し出しています。

やっぱり完成後は見えなくなってしまうところがありますね・・・(;^ω^)

それにしても、カラーエッチングの効果は絶大ですね。キットストレートよりもはるかに見栄えがします。

胴体に収めてみます。

思っていたよりも見える範囲が広くて安心しました。苦労した甲斐があります。それにしても窮屈そうなコクピットです。当時の日本人ならともかく、イギリス人には狭いコクピットだったと想像します。(;^ω^)

続いて機首部分の製作です。本当は先に胴体に貼り合わせてから進めた方が良い気がしましたが、パテ整形が必須の状態でしたので、取り回しを考慮して機首単独の製作といたしました。

給気口入口の内壁にもパネルラインがあって、このようなパーツ分割になっているのかもしれませんが、ぱっと見の美しさを優先し、パテ整形でつるんとした内壁に仕上げました。<(_ _)>

胴体との接合は、両ユニットの接合部のすり合わせで、まずまずの仕上がりまで持っていくことができました。

次に主翼を胴体と合体させます。結構ガタガタなのですが、想像していたよりは、幾分マシです。(;^ω^)

フィレット部はスタンダードな感じです。それなりに隙間が発生しますので瞬着パテ整形とします。

最後に主翼付け根のインテーク部です。ここは仮組の段階であまり合わないのが分かっていましたので、最後の調整ピースとして残しておりました。

すり合わせでどうにかなるレベルではありませんので、瞬着パテでガリガリやることにいたします。(;^ω^)

下面の胴体後部と主翼の接合部は少し隙間ができますので、プラペーパーで埋めてから瞬着整形仕上げとします。

尾翼周りもいつもの感じで隙間ができますので瞬着で埋めて整形します。

というわけで、士の字完成です。当初より構えて取り掛かっていましたので、思っていたよりもストレスなく組み上げることができました。(;^ω^) 整形上の懸念点としましては、主翼インテーク周りの整形とスジボリ直しがちょっと大変かな~と思うぐらいで、後は一般的な大戦機と同程度の処理で済みそうなので少しホッとしております。!( ´∀` )!

【下地処理】

それでは下地処理をやっていきましょう。(;´Д`)

接着部の合わせ目消しをやりつつ、主翼付け根の合いが悪い所は光パテを盛って整形します。

ラッカーパテでは後々の肉痩せが心配ですし、ポリパテ等は面倒ですし、かかる時間を考慮して光硬化パテを選択しました。

整形で消えたパネルラインを復活させます。

リベット類も復活させます。〇リベットはカルコで再現します。

表面がかなりベコベコです。(;^ω^) 大戦機なのである程度は味として良いのですが、それでも一皮剝かないとちょっと残念な仕上がりとなってしまいますので、#800~#1000でサンディングしておきます。一皮剥くと部分的にリベットやパネルラインも消えてしまいますので、修復が必要です。(T_T)/~~~

塗装の前に今回の最難関、フラップを組み立てます。最近のは折り目が付いているので作業自体はそんなに難しくありませんね。昔は折り目が無かったので本当に大変でした。(;´Д`)

半日がかりで完成。(;^ω^) 無塗装状態の方が迫力があります。

天井側は分割しないと上手く取り付けることができません。(;^ω^)多用途ボンドを使用して慎重に位置決めをします。

失敗して曲げてしまった部分をプラペーパーで作り直します。非常に薄いので、ちょっとぶつかっただけで修正不能な折り目が付いてしまいます。(;^ω^) 主翼パーツのカットですが、インスト通りに行うと長さが合いませんので、隙間はパテで修正します。

フラップ側も仮組して確認しておきます。ネットを漁ってもこの部分のクローズアップが見当たりませんでしたので、なりで取り付けることとします。<(_ _)>

壮観です。完成見本みたいでカッコ良いです。しばし悦に浸ります。( ´∀` )

【塗装とデカール貼り】

それでは塗装に入ってまいりましょう。今回はこちらのマーキングでのご依頼です。1948年、イラクとありますが、大戦中の一般的な迷彩ですね。

セオリー通り、明るい色から塗っていきます。

次に下面をミディアムシーグレイでべた塗りします。クレオスのこの特別色は良い感じの艶消し加減で良いですね。( ´∀` )

次に上面のグレーをべた塗りします。こちらもクレオス特色を使用します。この段階で整形の粗も修正しておきます。

【出典】世界の傑作機

次にダークグリーンの迷彩を描いていきます。実機写真を見ると、まるでマスキングして塗装したような、くっきりとした境界線なのですが、実際はフリーハンドなんですよね。( ゚Д゚) 上手いですよね。

粘土や型紙を使ったテンプレートがどうしても好きになれないので、いつものフリーハンド迷彩です。<(_ _)> 境界線がボケ過ぎないように、希釈率高めで吹いていかなければならなので、凄く時間がかかります。(;^ω^)

とりあえず基本塗装完了です。まずまずの仕上がりです。

写真を撮り忘れましたが、いつもの様にテンプレを使って若干の退色表現を施したのち、黒でウォッシングをします。

トーンが一段落ちて雰囲気が良くなります。( ´∀` )

下面はこんな感じです。

ウォークウェイも描いておきます。

【出典】世界の傑作機

ウォークウェイというだけあって、実機では結構汚れていますが、模型なので、汚しはほどほどに留めておきます。<(_ _)>

大戦機なので、デカール作業はサクッと終わります。

ステンシル以外はカルトグラフですので何の問題もありません。マークセッターだけでバッチリ仕上がります。

デカールが乾いたら、うっすらと茶系の汚しをかけておきます。

クリアーコートは自家調色のセミグロス寄りの艶消しです。あまりカサカサの艶消しにすると実感を損なう気がしています。<(_ _)>

【細部を仕上げて完成】

それでは各部を仕上げて完成まで進めてまいりましょう。

まずは脚部から。実機詳細が判りませんが、かなり忠実に再現されている感じです。パーツ数が結構多いです。(゚д゚)! 車輪は御支給頂いたレジン製に換装しています。

脚柱ですが、ホワイトメタル製の物を御支給頂いておりましたが、キットパーツの丸パクリ品のようで、これを整形するとモールドがダルくなり、かえって見栄えが悪くなる気がしましたので今回は使用しておりません。<(_ _)> 写真の上側の脚がキットパーツです。

十分な再現度です。( ´∀` )!

尾輪周りも良くできています。

排気管は金属製を御支給頂いておりますのでこちらへ換装します。最高の再現度です。

機銃は挽き物へ換装です。存在感があまり無いので銃口にハイライトを施して強調します。<(_ _)>

ガンサイトはエッチングに換装します。まあまあ大変です。(;^ω^)

ガンサイトを取り付けて、キャノピー周りを完成させます。

後部のタンク周りもエッチングを使用してシャープに仕上げます。

翼端灯はクリアーカバー方式なので穴を掘ってバルブを再現します。

翼端灯ですが、そのままではきれいに取り付きませんので、事前に少し整形が必要です。ピトー管は挽き物へ換装です。

フラップを取り付けます。角度指示が無いので、取り付け部に違和感が出ない角度で固定させて頂きました。<(_ _)>

ロケット弾はブラックグリーンで塗装。先端の色分けはフリーハンドです。めっちゃめんどくさいです。(;^ω^)

背中のアンテナはインストに従って0.3mm真鍮線で再現としました。インストでは正確な位置が分からないので世界の傑作機でおおよその位置を確認して取り付けました。<(_ _)>

最後にステップなどの小物を取り付けて完成!!です。画像ではお伝えしきれないと思いますが、大型の機体のせいか、このスケールではかなりの迫力です。ユニークな機体形
状も相まって、かなりの存在感を醸し出しております。画像をクリックしていただくとギャラリーへジャンプします。

またのご来館をお待ち申し上げます。ありがとうございました。






























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