エデュのドーラです。またまたルフトバッフェ末期の機体を作ってまいります。
5種類のマーキングが楽しめます。このころは特に「誰の機体」というのは無いのでしょうか。インストを見ても飛行場名しか載っていません。
【コクピットの製作】
まずはコクピットです。プロフィパックですので恒例のエッチング工作があります。
塗装前です。せっかくなので、パネル類は付属のカラーエッチングを使います。悪くはないのですが、やはり塗装面の粗さが目立ちますね。光が当たると表面がザラザラです。シートベルトはファインのナノアビです。
塗装完了です。フットペダルはエッチングで作る意味ない気がしますね・・。
【機体の組立】
本キット、エンジン後部、機首機銃周りのディティールもプラで再現されています。昔は社外のレジンキットを組み込むしか再現方法が無かった部分です。素晴らしいのですが、機首機銃を付けるとカバーパネルを開状態にしなくてはならないので、悩ましいところです。一応、見せる前提の塗装はしたのですが、飛行機の形を楽しみたいので、閉状態固定にて製作を進めます。
主翼付け根のガンベイもプラで再現されているのですが、主翼と胴体の接合部が今一つなので、今回は閉状態固定にて製作します。
この閉状態にするのが、これまた大変なんです。削らないとパネルの部品が入らないところをみると、開ける前提で設計されている気がします。大きく隙間が空く部分は瞬着で埋めて、スジボリでパネルラインを再現します。翼と面一にするためにはパネル側もかなり削ったりしなければなりません。
エンジン後部は作った甲斐がありました。と言うか、脚庫の天井が無いので、作らないとだめですね。1/48で、キットスタンダードでここまで作り込んでいるのは海外製ならではですね。
因みに、私の組み方が悪いのか、フラップも周りもダメダメなので、瞬着で埋めて後からスジボリとします。同社のメッサーは非常に組みやすかったので、同じ程度の出来と安心していましたが、やられました。
【基本塗装とデカール】
気を取り直して塗装に入りましょう。
悩んだ結果、箱絵のこのマーキングにしました。下面の塗り分けがおもしろいと思いましたので。
まずはいつものRLM76ライトブルーを塗って、胴体後部の帯を済ませます。
次に迷彩です。インスト指示のRLM81ブラウンバイオレットで境界を描いていきます。希釈は薄め液80%ぐらいです。エア圧は0.1Mpaぐらいです。それにしても、インストの色と全く違いますね・・・。グレー迷彩でスパルタンな感じのドーラを思い描いていたので、ちょっとがっかりです。
塗り絵の要領で内側を塗りつぶします。
下面です。マスキングしてべた塗です。
次に退色表現です。白を10%ほど加えてモットリングのイメージで塗っていきます。下面も同様にします。
墨入れをしてしまいます。拭き残しを強めに施します。
墨入れで塗装面が侵されるのが嫌なので、無塗装部分のシルバーはこの段階で塗り分けます。
なかなかいい感じです。
サクッとデカールを完了させます。インストではオレンジ色の機番なども茶色で、これまたがっかり。
【小物製作とウェザリング】
デカールが乾く間に小物を仕上げておきましょう。
環状冷却器はあまり目立ってほしくなかったので、ブラックで塗った後、軽くシルバーでドライブラシしました。
ピトー管はサンディング中に折れてしまったので、真鍮棒を削ってみました。細すぎて2重パイプでは少し厳しいです
ガンサイトの部分もリアルに再現されています。
アクセス部を中心に汚しを追加します。ウェザリングカラーを適当に塗った後で綿棒で拭いていきます。
自然なムラを意識して拭き残しをします。
チッピングです。シルバーにグレーを混ぜてトーンを落としてアクセス部中心にチョンチョンと置いていきます。
キャノピーは閉状態にしますので、ヘッドレスト周りの記念写真です。
プロペラ、キットストレート状態です。シャフトが短すぎます・・・。仮組しなかったので、エンジン側の工作もできていませんので、これを使うしかありません。一応取付はするのですが、機体を前傾させるとポロッ外れますので、非溶着系の接着剤で固定することにしました。
小物を付けてアンテナを張ったら完成です!箱絵とは随分違う色味ですが、完成してしまえばなかなかカッコいいです。写真をクリックして頂くとギャラリーへジャンプします。閲覧ありがとうございました。