製作記が遅くなって申し訳ございません。今回はキネティックの1/48 グレイハウンドのご依頼を頂きました。どちらかと言えばマイナー機の部類かとは思いますが、空母への人員輸送機として活躍した機体です。キネティックはどこかマニアのツボを押さえた機体選択で、個人的には好感が持てるメーカーです。
【前置き】
それでは内容の確認をしてまいります。
写真では今一つ伝わらないと思いますが、(;^ω^) 機体の大きさも相まって、ランナーだけでもかなりのボリュームです。
パーツのモールドはやや大味であっさりとしています。
お決まりの梨地肌と豪快なヒケが制作意欲を削いでくれますね~( ´∀` )~
デカールは余白も無く、発色も良く、とても良い感じがします。あとはマークソフターが全く効かないような硬いデカールでないことを祈ります。
クリアーパーツは透明度も高く好感が持てます。
全体的には組みやすそうな感じが全くしない、手腕と問われるタイプのキットの気がします・・・(;^ω^)
【機体内部の製作】
それでは早速進めてまいりましょう。
まずは胴体内部のパーツを切り出します。ハッチクローズであれば客席部は塗装も不要な感じだと思われますが、今回は全て開状態での製作なので、後部構造物も丁寧に(?)仕上げましょう。
とりあえず、ハッチ開状態でどの程度中が見えるかを確認します。インストを眺めても、ハッチがどのぐらいの角度で開くのか、どういう風に開くのかが良く判りませんので、ネット動画などで確認します。
まずは操縦席から仕上げていきます。インパネ、サイドコンソールともデカールは付属しませんので塗り分ける必要がありますが、インストでは塗装指示がありませんのでこちらも可能な限りネットで画像などを漁って確認する必要性があります。塗り分け、ちと面倒です。(;^ω^)
シートもちょっと違うよね・・・といった感じのする造形となっております。(;^ω^) そのままではあまりにも・・・・な感じがしたので、ジャンクパーツからシートベルトを追加しました。
客席です。どこまで見えるか判りませんがとりあえず塗り分けてみます。白はエアブラシで拭いて、座席の青はエナメルで筆塗です。
客室床面、側面はとりあえずインスト指示に近い色で塗装しました。動画とかを見ているともっといろんな色が確認できますが、造形もあっさりしていますしこんなもんで十分かなと思います。
後で気付きましたが、最前列、2列目ぐらいまでしか見えないですね、これ。
全景ではこんな感じになります。
次に胴体を貼り合わせますが、忘れずに錘を仕込んでおきます。キット指示では50gですが、怖いのでちょっと多めに入れておきます。
合いは悪くないのですが、貼り合わせに際し、昔のキットみたいに少し力が要りますので、瞬着パッチで固定しながら進めてまいります。
下面も同様です。
主翼の下面が天井を兼ねるみたいなので、該当部を客席インテリアと同じ白で塗っておきます。
主翼上面ですが胴体との接合部は結構な隙間ができてしまいます。(;^ω^)
下面側は意外とぴったり収まります。こちら側の整形は大変なのでこれは助かりますね。
というわけで、士の字とはいきませんが、とりあえず胴体部完成です。1/48中型機だけあって、これだけでも結構ボリュームがありますね!