ズベズダ 1/48 スホーイ Su-57 製作記




こんにちは!製作記が遅くなって申し訳ございません。今回はズベズダ1/48 スホーイSu-57の製作です。ロシアの最新鋭ステルス戦闘機でしょうか、米軍のそれとは一味違った独特のフォルムが魅力的な戦闘機です。

【出典】ウィキメディア

【前置き】

それでは内容の確認をしてまいりましょう。

胴体は上下2分割で主翼も一体成型されていて、ぱっと見は楽ちんキットの感じがします。

パーツ表面はいつもの感じで梨地肌です。最近はつるつる肌のキットを探す方が難しいですね。

資料本もお借りしております。

マーキングはモザイク調迷彩??です。自作マスキングでこれを再現するとなると、ちと厳しいのですが・・・。

今回はご親切にギャラクシーモデルのマスクシートをご用意頂いております。少しだけ気が楽になります。((;^ω^)

その外にもエッチング、レジン製パイロット、排気ノズルをご用意頂いております。

【機体内部の製作】

それではインストに従って進めてまいりましょう。

コクピットですが、第5世代戦闘機ということもあってF-35等と同様に非常に簡素化されたコクピットです。

今回はカラーエッチングを御支給頂いておりますので更に楽ちんです。フロアー色はインストではグレー系となっておりますが、ネットサーフィンの結果、カラーエッチングの塗装と同様、いつもの変な緑色の可能性が高いので昔作った調合色で仕上げております。

インパネもエッチングを貼っておしまいです。

ちょっと前後しますが、グレアシールド周りに少しエッチングの追加がありますので、この段階で処理しておきます。

次にインテークダクトです。ダクト本体は下面色のブルーグレーで塗装します。合わせ目ですが、消せる形状でないのでそのままとします。幸い合いが良いので気になりません。ファンブレードは完成後はほぼ見えませんがメタリックグレーで仕上げておきます。

胴体の事前処理ですが上面は一部をパネルで埋めるようになっております。

気になる隙間ができてしまいますので瞬着で埋めておきます。

レジン製ノズルを取り付けるためにキットの一部をカットしておきます。

今回は基本的にはウェポン類無しの状態で組んでいきますが、翼下増槽のみ脱着式にて製作のご指示ですので、ネオジムを仕込んでおきます。

胴体内部のウェポンベイも不要なのですが、強度を付ける意味合いで組んでおきます。

下面は一体のウェポンベイドアで埋めてしまうのですが、モールドが非常に浅いので掘り直しが必要です。

胴体上下を合わせます。キモになる機首部分の合いはよく、側面のエッジを出すのもそんなに大変ではなさそうです。

主翼は下面側に合わせ目を持ってくる配慮がなされています。実機には無い線の様ですので、ここも瞬着で埋めて均す必要があります。

インテーク周りもきれいに収まります。設計、造形共によくできています。

というわけでサクッと士の字です。F-14等をカッコいいとすると、カッコ良くはない気もしますが、ロシア機っぽくて、印象的なフォルムです。

【機体の整形】

更新が遅くなて申し訳ございません。それでは機体の整形から進めてまいりましょう。

接着部の処理からです。基本的には目立たないように設計されていますが、実機には存在しないラインができてしまいますので瞬着で埋めてサンディングします。

消えたパネルライン類はスジボリをし直します。

各部、直線がほとんどなので比較的スジボリは易しい部類なのですが・・・。チリ合わせが意外とムズイです。(;^ω^)

背中の部分は参考書に従ってパネルラインを追加します。その他スジボリが甘い部分が多々ありますので、適宜増し彫りを行います。

レジン製ノズルも仮合わせをしておきます。案の定、キットにそのままピッタリとはいきませんので、少々荒業ですが、合わせを行います。

不要なランナーで径合わせをしながら、プラバンを差し込んで段ちを解消します。

塗装した後での修正は大変なので、全てのパーツを仮組して確認しておきます。

インテーク周りも合いは今一つなので、瞬着パテとラッカーパテで均しておきます。

機体と同色に塗る部分も準備しておきましょう。脚周りはエッチングを利用してディティールアップしておきます。

というわけで、下処理完了の絵です。思っていたよりは組みやすいキットでしたが、とは言え、タミヤを1とすれば3ぐらいの大変さはあります。(;^ω^)

【塗装とデカール】

それでは塗装に入ってまいります。

まずは全体を指定色のブルーグレーで塗装します。その後、ノーズコーン等、塗り分ける部分も仕上げておきます。

続いてダークグレーでピクセル迷彩を描いていきます。今回は専用のマスクシートを御支給頂いておりますので何てことはないのですが、これをインストを見ながら一からやれと言われたら正直、ごめんなさい案件です。(;^ω^)

インスト指示ではタミヤのセミグロスブラックになっていますが、違和感満載なのでクレオスの305グレーに黒を少々混ぜたもので塗りました。そのままでは間延びしてしまいますので、いつもの様に退色表現と言いますか、うっすらとムラを描いておきます。

そしてマスキングを剥がします。これは非常に楽しいです。( ´∀` )!

塗装完了です!当初、絵的にはあまり惹かれないカラーリングと思っておりましたが、実際3Dで見ると結構カッコいいです。( ゚Д゚)!

デカールの前にウェザリングブラックでウォッシングをしておきます。面積が大きいのでちと大変。

うーん、今一つ上手く映りませんが、ムラ塗装と反応して良い感じになります。

続いてデカールです。デカールの袋を開封して驚きましたが、デカールAとBの印刷面がくっついてしまっていて割と肝心な部分が壊れてしまっています。この辺も国産キットではあり得ないですよね・・・。(;^ω^)

気を取り直して、まずはステンシル類から貼って行きましょう。実機や完成見本を見ても、ぱっと見はあまり判りませんが、結構な物量です。

しかも大判のつながりデカールです。まあ、この点線を単品で貼って行くのもかなりしんどい作業なのでこれは有りですね。

大判を貼ったら、半乾きの状態で余白を除去します。

貼る前は少しうるさい気もしていましたが、良いアクセントです。( ´∀` )!

次に国籍マークなどの大物を貼って完了です。デカールの質は正直、ちょっと残念な感じがします。エッジのシャープさも今一つですし、何より、位置合わせのために触っているとボロボロ崩れてきたりします。(;^ω^) 適宜タッチアップをする必要性があります。

デカールが乾く間にその他小物を作っていきます。エンジン周りはレジンキットですのでディティールは申し分ありません。

アイリス板部分はシルバーをベースに、クリアーブルーやオレンジ等で独特の焼け色を再現してみます。

脚周りもエッチングの効果絶大です。

射出座席は現代機っぽく、さっぱりとした仕上がりです。完成後は目に入りませんがエッチングでディティールアップです。

H.U.Dはエッチングも付属していますが、実機写真を見てもそれと同じようなものを見かけませんでした。キットパーツの方がそれっぽいのでこちらを選択します。

ハイテク戦闘機でもアナログバックミラーは必要なようですね。(;^ω^)

デカール乾燥後、全体をクリアーコートしたら風防を取り付けてコクピット周り完成です。

増槽は真鍮線を仕込んで脱着式に改造です。冒頭で意気込んでネオジムを仕込みましたが、相手のパイロンが薄すぎて、1mmの磁石しか入りません、実際、無意味ですね・・・(;^ω^)

真鍮線だけでも落ちてくることは無さそうなので、結果オーライとします。<(_ _)>

最後に壊しそうな部分を仕上げます。0.2mmなどは老眼鏡をかけても厳しい領域です (;^ω^)

実機写真を見ると、放電索の存在が見て取れますが、キットの出来が素晴らしく、翼端が紙のように薄いので今回は割愛させて頂きます。できたとしても、輸送に耐えられる自信がありませんので。<(_ _)>

最後に外装パーツです。いつも思いますがロシア機用のラダーは非常に手が込んでいます。米軍機みたいに脚立に毛が生えたような形状でも良さそうな気もしますが、工業製品ゆえ何かしら理由が存在するのでしょうね。

パイロットはレジン製です。当キット専用のようで、ラダーにピッタリ! とはいきませんが、そこそこきれいに収まります。腕は別パーツのため、位置決めが大変です。

パイロットの塗装指示です。めっちゃザックリです。(;^ω^)

ネットを漁りましたが、それっぽい見本を見つけられなかったので、暗い色調をベースにハイライト戦法でごまかします。<(_ _)>

ラダーは0.2㎜の真鍮線を接着基部に仕込んで強度アップをしておきます。

機体に仮組してみますが割としっくりと馴染みます。

というわけで、ズベズタ  1/48  Su-57 完成です! とにかく、強そうですね。極端に薄っぺらい胴体に大面積の翼部分と巨大なエンジン2基。 カラーリングも相まって、非常に印象的な1機となりました。画像をクリックしていただくとギャラリーへジャンプします。またのご来館をお待ち申し上げます。ありがとうございました。

 

























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