タミヤ 1/72 F-14D " グリム リーパーズ " 製作記




こんにちは!JUNSANのミニチュア航空博物館です。今回はタミヤの新作、1/72のトムキャットのご依頼を頂きました!

【出典】イカロスMOOK 世界の名機シリーズ F-14

同社1/48は嫌というほど・・・<(_ _)> 作ってまいりましたが、今回はその精度、作り易さを踏襲していると思われる1/72のトムキャットを作ってまいりましょう!

【胴体の製作】

詳細などは模型誌等で既に紹介されている通りです。前置き無しで早速製作に取り掛かります。まずは使用するパーツを切り出して、2分割パーツは接着してサンディングに備え、単品で使用するものはゲート跡やパーティングラインの処理を行います。

コクピットは簡素にまとめられていて作り易いです。サイドコンソールやインパネの計器類はデカールで再現となります。スケール的に、これで十分と思います。

射出座席です。御支給頂いた、ファインモールドのナノアビシートベルトを使用してディティールアップです。エッチングよりもボリュームがあって、個人的にはこちらの方が好みです。

次に胴体内部を仕上げていきます。基本的には同社1/48と似たようなパーツ構成となっており、非常に組みやすいです。

今回は主翼格納状態にて完成となりますのであまり意味はありませんが、1/48同様に完成後も可動させることができます。

機首と胴体の接合は、実機のパネルラインを分割線にしてあります。恐ろしい精度でぴったりとハマりますので整形なしでそのまま行けちゃいます。!(^^)!

インテークも一体成型のダクトや、塗り分けのマスクシートのおかげで非常に簡単に形にできます。ダクト内のグレーはFS36375、クレオスの308番グレーで塗りました。

昭和生まれの飛行機モデラー私はクレオス一択です。(歳のせいか、新しいものにチャレンジできなくなっております。駄目ですね~・・・。)

余談ですが、その昔、厚木のオープンベースで拾ってきたF-18の塗膜片とクレオスの308が全く同じ色で驚いたのを覚えております。以来、クレオス信者となりました。

胴体完成です。さすがはタミヤさんです。ハセガワさんのトムの半分以下の時間でここまで到達します。(;^ω^) パテ整形などが不要なため、モールドもキットのままでバッチリです。

垂直尾翼です。パネルラインを分割線に持ってきてありますので、最後に取り付けでも問題はないのですが、少し隙間が気になったので先に接着して、少し整形しておきます。

グレアシールドの布製カバー部分ですが、今回のキットでは紫系の塗装指示がなされています。資料本によると、もともとは黒いカバーの様ですが、経年劣化等により、カーキや紫色に変化するようです。

風防は1/48同様、周辺パネルと一体でクリアーパーツにて再現されていて実感が高いのですが、ノーズ部分との隙間が少し出ますので、先に接着して整形しておきます。

ピトー管はファインモールドの挽き物を御支給頂きました。ここも先に接着、整形をして滑らかな仕上がりを目指します。

翼パーツなども整形して塗装に備えます。

【塗装とデカール貼り】

それでは塗装に入っていきましょう。

今回のご依頼はグリム リーパーズです。米軍機らしい、ハイセンスなマーキングですね! カウンターシェイド塗装はトライカラーで構成されています。自身、トムキャットの塗装の中ではこのトライカラー迷彩が一番かっこいいと思っております。

写真を撮り忘れてしまいましたが、最初に垂直尾翼上端の赤を塗装し、次に黒を塗ります。黒は真っ黒ではなく、セミグロスブラックにほんの少しライトグレーを混ぜて塗ります。

【出典】Danny Coremans GRUMMAN F-14 A/B/D TOMCAT

実機はグロスブラックの様にも見えますね。実際は真っ黒なんでしょうけど、模型で真っ黒を塗るとなぜか違和感がありますので、ほんの少しだけグレーで明るくしておきます。

赤の部分のマスキングを剥がして上手くいったかどうかを確認しておきます。(;^ω^)

次に、黒の部分をマスキングして機体全体をクレオス308番グレーで塗装します。実際、最後に黒でも良いのですが、垂直尾翼部のマスキングが大変なので、先に黒の方が易しいと思います。

続いて機首のFS36320を塗ります。こちらもクレオスで、307番のグレーを使用しました。(;^ω^)

最後に胴体上面のFS35237をクレオスの337番グレーで塗ります。結構暗い色調なのですが、信者としましては、これも正解なんだろうと思っております。

因みに、スケールエフェクトで、「小さいスケールの物は明るく塗ったほうが良い」的な論がありますが、個人的に、それには否定的なな意見を持っておりますの。ご了承願います。<(_ _)>

続いて汚し塗装を施します。337番グレーにほんの少し308番グレーを混ぜ、エッチングのテンプレを使用して洗機ムラ等を再現します。

写真が下手で申し訳ありませんが、うっすらと斑がかかる程度に留めます。あと、パネルラインにもタッチアップ痕を再現しておきます。全てのラインに均等に施すと嘘っぽくなりますので、塩梅を見ながら加減します。

汚し塗装まで終わったら、ウェザリングブラックでウォッシングをします。時間がかかりますが、煤汚れを描くようなイメージで、綿棒だけを使用して拭き取っていきます。

デカール張りに関しては特筆することは特にありません。非常に貼りやすいデカールです。一点難しいのが、塗装した黒と、デカールの黒の色味が違うと実感が乏しくなりますので、可能な限りデカールの黒の部分は排除した方が良いと思います。

余談ですが、インストの国籍マークの指示が間違ってます。(;^ω^) 星の頭が後ろを向いてしまっていますね・・・・。タミヤさんでもこんなミスあるんですね・・・。

死神ですが、デカールの余白が結構ありますので、十分に密着させないとシルバリングが発生してみっともなくなります。クレオスのマークセッター+放置プレイできれいに密着させることができます。

シャークマウスの部分も、余白が邪魔をして、マークセッター類無しでは綺麗に貼れない気がします。今回は貼って位置決めをした後で、余白部分をデザインナイフで取り除きました。あまり強いマークソフター等を使うと、細い線がヨレヨレになって失敗すると思われますので、薄めたセッターで時間をかけて貼っていくのが良いと思われます。<(_ _)>

ウェポン類のデカール張りも地味に大変です。(;^ω^) 最近のキットは再現度が高く、ありがたいのですが疲れますね・・・。( ´∀` )

機体以外のデカールも進めていくのですが、ノーズギアの、カタパルトにはめる棒(?)の黒いマーキングの斜線部(?)と言えばよいでしょうか、ここも間違っている気がします・・・。(;^ω^)

【出典】Danny Coremans GRUMMAN F-14 A/B/D TOMCAT

実機写真をいろいろ漁ってみますが、やはりインスト指示は逆ですよね・・・。

【細部の組み立て】

それでは細部を仕上げてまいりましょう。

恒例の赤フチ大作戦です。何度やっても好きになれません。失敗した時の修正が楽なので、エナメルの赤で筆塗します。ここはマスキング+エアブラシは不可能ミッションと思います。(;^ω^)

排気ダクトもインテーク同様に一体成型です。素晴らしいのですが、このスケールではリアルな煤汚れの再現が非常に難しいです。今回はエナメル黒を塗って、綿棒で煤汚れを再現しましたが、実機写真と見比べると全然再現できていなかったので、ベージュ系の色と、フラットブラックをオーバースプレーしてそれっぽくごまかしております。<(_ _)>

排気ノズルです。外側の黒い部分はデカールです。良い感じの色味で再現されておりましたので採用させて頂きました。内壁は、インスト指示では白と黒のストライプのような恰好ですが、違和感しかなかったので実機に寄せて塗装しております。<(_ _)>

【出典】Danny Coremans GRUMMAN F-14 A/B/D TOMCAT

脚部です。ここの再現度は素晴らしいの一言です。長くなるので説明は端折りますが、目からうろこ的なパーツ分割で、感心するばかりです。(上からスミマセン。<(_ _)>) 目立つ部分だけですが、少しだけパイピングも追加しております。

取付に関しても非常にスムーズに完了します。昔のように接着して、完全に固着するまで触れない・・・。なんてことは一切なく、すぐに立たせることができます。極端に言えば、接着剤無しでも行けます。( ゚Д゚) 脚庫カバーも指示通りに取り付ければ角度までバッチリ決まる超親切設計です。こういう設計は世界でタミヤさんだけが実現されておりますね。

前脚も垂直方向に差し込むのが通例ですが、このキットでは横方向にスライドして固定する方式です。私の脳みそではその心までは分かりかねますが斬新で感動です。

ウェポンも取り付けましょう。一気に華やかになりますね。( ´∀` )

何も疑っていなかったので、ここまでキャノピーの合いを確認しておりませんでしたが、なんと、不自然な隙間が発生しております・・・。(T_T)/~~~

完成後も開閉して遊べる仕様のせいかもしれませんが、このスケールでこの隙間はちょっといただけません・・・。(-_-;)

0.3mmのプラペーパーを追加して隙間を埋めることにします・・・。塗る前に確認すればよかったです・・・・。

キャノピーにはナノアビのバックミラーを取り付けます。

A型は前席3枚のミラーとなりますが、D型においては前席真ん中のミラーの部分が取手(?)のようになっている機体が多いように見受けられますので、伸ばしランナーでそれっぽく加工しておきます。

最後にキャノピーと機首のセンサー類小部品を取り付けます。小部品もベース部分から別パーツとして設計されていますので、取り付け角度や強度を気にしなくても良い親切設計です。

という訳で、少し駆け足な製作記となってしまいましたが、タミヤの新作トムキャット、完成です! このスケールにおいて、ストレート組みでこの再現度は凄いの一言です。さすがは世界のタミヤ、期待を裏切らない、素晴らしいキットでした。画像をクリックしていただくとギャラリーへジャンプします。またのご来館をお待ち申し上げます。

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