エアフィックス 1/72 フェアリーバトル 製作記

こんにちは!アップが遅くなって申し訳ございません。

【前置き】2.4

またまたレアな機体をご依頼いただきました!ユニークな機体が多い英国機のフェアリーバトルです。正直初めて知りましたが、たぶん無塗装でも英国機と判るフォルムが魅力的な機体です。金型は大昔のものらしく、凸モールドメインの懐かしい感じの内容です、(;^ω^)これを現代レベルの再現度でと言われると、ほぼフルスクラッチとなってしまい、実現不可能なんですが、お客様もモデラーさんで、その辺りはよーくご理解を頂いておりますので助かりました。今回は特別な改造はしないで、出来るだけ現代風に仕上げてみたいと思います。

では早速、内容を確認しましょう。

伺ってはいましたが、ずいぶん懐かしい感じのモールドです。(;^ω^)

パーツの状態も懐かしーい感じです。

胴体と主翼を合わせてみます。そんなに悪くありません。パテ整形なんて一般的じゃなかった時代のキットでしょうから、この程度は普通でしょうか( ´∀` )。

【コクピットの製作】2.15

こんにちは!更新が遅くて申し訳ございません。早速コクピットを作ってまいりましょう。

キットのパーツは大体こんな感じです・・・(;^ω^) テンション下がりますが気合を入れていきましょう!

キャノピーも、現代の目で見てしまうと「捨て」に近いのですが、お客様にもご理解を頂いておりますので、気にせずそのままで進めて行きます。

 

コクピット周りの整形が終わりました。パーツ数が少ないのは救いです。パイロットは1/72の割にはよくできていると思います。

インパネです。モールドが懐かしい感じですね。(;^ω^) 再販バージョンなのか、精度が高そうなデカールがセットされているので、キットのモールドは削ってデカールで仕上げます。

パイロットはライフジャケットの黄色だけエアブラシで吹いておきます。私の場合筆塗りが下手なので、明るい色はなるべくエアブラシにしています。(;^ω^)

塗り分け完了です。ちょっとテカリが目立ちますので、後でフラットをかけておきます。自分では納得がいってますが如何でしょうか・・・(;^ω^)

コクピット完成です。フロアーの合わせはちょっと気を使います。現代のキットの様に合わせがしっかりしていないので、仮組しながら位置を出さないとうまくいきません。胴体内側は何のモールドもありませんが、キャノピーを閉めてしまえば全く見えないので問題ないですね。

インストではプロペラもこの段階で胴体に組み込む形になっていますが、最後に差し込む形とさせて頂きます。ご了承願います。

胴体を貼り合わせます。そんなに悪い感じはしません。翼端も薄く成型されていますので、スケール感は良い感じです。

下面の、機首周りの合いが悪いので、無理やり接着せずに、隙間に瞬着を流してパテ代わりとします。それにしても、下面はモールドが一切ありませんね・・・(;^ω^) 完成後は見ない前提なんでしょうか・・・潔いですね。( ´∀` )

【士の字】2.26

こんにちは!今回は「士の字」まで進めてまいります。

まずは主翼の工作から。脚庫と爆弾層を整形して塗装しておきます。この部分もかなりのバリと傷が目立ちますので、全体的にサンディング整形が必要です。インストに従い機体内部色グリーンを塗っておきます。

主翼を貼り合わせます。変形もなく、ぴったりと合わせることができます。( ´∀` )!そのまま胴体に接着すると隙間ができてしまいますので、ダボをカットして、接着面を平滑にサンディングします。

サンディングが甘かったですね・・(;^ω^) 下面側に少しだけ隙間ができましたので、パテで処理をしておきました。できるだけ凸リベットを生かしたいので、必要最低限のパテ盛りで済むようにマスキングで処理します。

水平尾翼も同様に処理して、士の字です!翼上面はサンディングしなくても良いように限界まで合わせをしましたので、若干パテのお世話になりますが、ほぼ隙間ゼロまで持っていけました( ´∀` )!

【下地処理】4.14

こんにちは!更新が遅くなって申し訳ございません。記事としては地味ですが、サンディングのご報告を申し上げます。

まずはサンディングに備えて、主翼前縁のライトの工作です。時代とスケールを考えるとよくできていると思います。

そのまま接着しただけでは非常にみっともないので、隙間を埋めて段ちも無くしましょう。

全縁と同時にライトのカバーもサンディングします。#400から始めて#1500まで磨きます。

そしてコンパウンドで磨けば完了です。クリアーパーツが分厚くて、透明度も今一つなのですが、だいぶ感じはよくなります。

全体のサンディングが終わったらサフを吹いて確認します。強めの凸モールドなので、多少厚吹きしても影響がないのは助かります。( ´∀` ) キットのままなのですが、胴体下面にモールドが何もないのが少し寂しいですね、塗装で表現をつけられたらと思います。

翼と胴体の接合が今一つですし、写真ではよくわかりませんが、左右胴体の接合部も今一つです。(;^ω^) 凸モールドを気にして最小限のサンディングをしたのが失敗です。(;^ω^) 凸モールドの修正方法は考えるとして、再度サンディング修正が必要ですね。

【塗装前の再調整】5.6

こんにちは!更新が遅くなって申し訳ございません。<(_ _)><(_ _)>

まずは、前回見つけたサンディングの粗を修正します。(;^ω^)!凹モールドなら、いくら研いでもスジボリし直せばある程度は修正できるのですが、凸モールドはそうはいきません・・・そのせいでしょうか、なんとなく、モチベーションが上がりません・・・。

主翼下面は、もともとモールドが無いのであまりへこみませんが、胴体下面はモールド全消し状態でへこみます。(;^ω^) でも、形を整えるのが優先されますので、心を鬼にしてガリガリやってしまいます。(#^ω^)

サンディングが終わったら再度サフを吹きます。今度は大丈夫そうです。このまま塗装ではあんまりなので、モールドを復活させましょう!( ´∀` )!

原始的な方法で恐縮ですが、カッターでエッジを立てて、凸モールド風に見せましょう。ガイドテープを使って線を描きます。力を入れると凹モールドっぽくなってしまいますので、軽ーく引いて、キットモールドと違和感が生じないように気を付けます。(#^ω^)

まずまずですよね・・・というか私のレベルではこれが限界です、ご了承ください。<(_ _)>

下面も同様に処理します。それにしても、主翼下面のモールドが一切無いのはどうにも寂しいですので、ここは必殺、” 適当 ” なモールドを描いてそれっぽく演出しましょう。

どうでしょうか・・・・。(;^ω^) 自分ではまずまずと思いますが・・・。ご確認も頂かないで申し訳ありませんが、引き続き塗装に入らせていただきます。<(_ _)>

【塗装開始】5.6

それでは早速塗っていきましょう!

今回はこちらのマーキングをご指示いただきました。後部キャノピーの辺りが出来上がった機体とちょっと違うんですが・・・。(;^ω^) まあ、キット自体は大昔のものなのでしょうがないですね、細かいところはスルーして、全体の雰囲気を出すことに全力を注ぎましょう!(#^ω^)

最初に下面の黒を塗ります。と、その前に、黒くするパーツを一緒に済ませたいので、インストを確認します。爆弾は黒かなー、オリーブドラブかなー?と思っていたら、インストでは黄色の指示です・・・。黄色??

ネットで探しても無駄な気がしましたので、箱絵を見てみたら、なんと、黄色で描かれています。(;^ω^) ちょっと違和感はありますが、黄色にします。(;^ω^)

ちょうどよかったです、プロペラの先端も黄色なので、一緒に塗ってしまいます。

黒塗装完了です。真っ黒ではなく、ダークグレー寄りの黒で塗るとしっくりきます。機体はデカールの兼ね合いもあり、ガイアの半光沢で塗っていますが、タイヤはカサカサ仕上げにできるタミヤラッカーのフラットブラックをベースに塗っています。

上面色との境界はマスキングすることにしました。スケール的なこともありますが、イギリス機はなんとなくこのイメージです。<(_ _)> それにしても主翼前面の境界線がなんとも悩ましいです・・・インスト通りにすると上面にも黒がまわっていることになります・・・どうなってんだろ・・・。(;^ω^)

気を取り直して、上面に移ります。まずはダークアースから。ついこの前知ったのですが、クレオスから新色(?)で出ていたようです・・・。(;^ω^) 昔のダークアース(クレオス22番)は茶色が強くて調色に難儀したのですが、この色はオリーブドラブ寄りの個人的にストライクなダークアースです。やっぱ情報は貪欲に仕入れないとだめですねぇ。<(_ _)>

ディティールが弱いので、べた塗りではショボくなってしまいますので、退色、汚しで少しでも情報量を増やしてカッコよくしましょう!先ほどのダークアースに若干の白を混ぜて退色表現を描いていきます。モットリングを描いていく感じで進めますが、強弱をつけて単調にならないようにします。

続いてグリーンです。こちらも私的には新色の、クレオス361番で塗っていきます。<(_ _)> フリーハンドで描きますので、迷彩の輪郭をできるだけ密にするために、極薄い塗料を重ねています。各部のつや加減の差でムラに見えますが、最後にフラットをかければ落ち着きますのでご安心ください。

続いて、先ほどのダークアースと同じ要領で退色表現を施します。写真がイマイチなのでよく判りませんね・・・(;^ω^)

【デカール】5.6

個人的に、塗装からは非常に楽しい時間帯ですので、これまでとは比較にならないぐらいテンポが上がってまいります。<(_ _)>

それではラウンデルから。凸モールドなので、マークセッター放置プレイで行きましょう。うまく行くことを願います。貼り付け部にたっぷり垂らします。

ちょっと置いただけなのに、すでに馴染み始めています。( ゚Д゚) そんなに経験数はありませんが、エアフィックスのデカールはやっぱり良いです、艶消し具合と言い、凹凸へのフィット感と言い、キット標準としてはベストな気がしています。

10分ほど置いて、濡らした綿棒を転がして押し付けると、御覧の通り、恐ろしくフィットしています。余白がないのも相まって、まるで塗装したかのようですね・・・( ゚Д゚)

下面は大きなレターがあるのみです。こちらもラウンデル以上にモールドに馴染みます。( ´∀` )

注意点ですが、余白が多いので、特に今回のような暗色の上に貼る際は、クリアーコートで密着させても目立ちますのできれいにカットしておきましょう。

デカール数は非常に少ないですし、出来が良いのでノンストレスであっという間に完了します。( ´∀` ) いい感じになってまいりました!自画自賛!

【最終仕上げ】5.19

こんにちは!今回でいよいよ完成です。それでは続きの工作を進めてまいりましょう。

まずはプロペラ部分の改造から。全く気にもしていませんでしたが、プロペラ取り付け部が食玩レベルでした。(;^ω^) 箱絵を見ても空気取り入れ口がちゃんとありますので、それっぽく改造します。

6mmのドリルで思い切って穴をあけます。(;^ω^)

プロペラの軸受けを丸パイプを使って延長します。

こんな感じ。( ´∀` ) これを機首内部に取り付けます。

幸い、インパネの裏側が平らだったので、プラ用接着剤てんこ盛りで溶着させます。楊枝を使って圧着します。

まずまずです。( ´∀` )

続いて排気管。後縁をピンバイスで開孔します。

塗装して取り付けたら排気煤を描いておきます。黒一色だと面白くないので、タンを使って、焼けた感じを白っぽく描いておきます。

タンの淵をなぞるイメージで、極薄く黒をのせます。めっちゃピンボケですね・・・(;^ω^)

下面に移ります。脚柱周りのインストがすっごく曖昧で悩みます。「それは判ってるんですが・・・実際どこよ・・・。」って感じ。パーツ自体には、ダボ穴も何もありません。(;^ω^)

なんとなくで進めます。仕方ありません。雰囲気重視で行きましょう。

爆弾槽のカバーが厚すぎるのですが、ここだけディティールを極めてもあまり意味がない気がしましたので、淵を黒く塗って、厚みが目立たないようにしてみます。

また上面に戻ってキャノピーを取り付けます。傷や変形が目立ちますが透明度はなかなか良いです。合いもそんなに悪くありません。部品請求出来れば、削ったり、磨いたりしてみたいのですが、ダメにしたら最後なので、軽く合わせをする程度に留めます。

少しでも情報量を増やしたほうが粗が目立たなくなりますので、チッピングも追加します。シルバーそのままではなく、ダークグレーを混ぜてトーンを落とします。

やるべきかどうか、悩んだのですが、情報量アップの一環として、黒でウォッシングをしましょう。

写真では分かりづらいですが、凸モールドに、ほんの少し黒が引っ掛かっているような感じになるまで綿棒で拭き取ります。デカールが鮮やかすぎるので、その部分は拭き残しを意識してトーンを落とします。

というわけで完成!です。着手時はどうなることかと思いましたが、出来てみれば、なかなか趣があって良いですね、確かに、細部の合い、ディティールはどうしようもない感じですが、全体としてみると立派なスケールモデルです。大変長らくお待たせをいたしました。写真をクリックしていただくとギャラリーへジャンプします。またのご来館をお待ち申し上げます。<(_ _)>

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