こんにちは!アップが遅くなって申し訳ございません。またまたうれしいご依頼を頂きました!エアフィックスの1/24 F6F-5に続いて、今度は1/48のF6F-5です。昔は1/48でも十分大きいと思っておりましたが、1/24を作ってしまうとすごく小さく感じます。今回はアイリスのレジン製脚庫パーツを組み込んで仕上げてまいります。
【主翼の加工】12.15
早速始めましょう。エデュのヘルキャットは昔に一度作った記憶があります。ストレートに組めば、そんなに作りにくかった記憶はありませんので、嫌な部分から進めてまいります。
まずはレジン製脚庫の整形です。不要な部分が、嫌がらせのようにたっぷりとついていますので、電動工具を駆使して削っていきます。削りすぎると脚庫の天井部を破ってしまうので、確認しながらギリギリまで削ります。
何度も合わせながら、ひたすら削ります。主翼パーツも限界まで削らないと収まらないようです。電動工具と#240のペーパーでガリガリやっていきます。
写真ではよく判らないかもしれませんが、ぺらっぺらになるまで削っても、まだ少し収まりが悪い気がします。レジンもこれ以上は削れないところまで削ってますので、これで様子を見てみましょう。
胴体との接合には問題ないぐらいまでは持って来れましたが。でもフラップ基部のあたりが少し膨らんでいますので、ここは力業しかないのでしょうかね・・・(;^ω^)ちょっと考えてみます。
【コクピット製作】12.29
こんにちは!更新が遅くて申し訳ございません。今回はコクピットの製作から士の字までをご報告いたします。
まずは御支給品のご紹介です。良い時代になりました。カラーインパネとエッチングシートベルトのセットです。インパネは樹脂製です。メーターガラスもクリアーコートで再現されています。( ゚Д゚)!
キットのパーツは最小限です。1/48では少し物足りない気もしますが、完成後にサイドコンソールはほとんど見えませんので、私的には十分です。カラーエッチングのシートベルトですが、一昔前は、写真の様に折り目を付けると、塗料がパリパリ剥がれたものですが、最近のはエッチングも非常に柔らかいものになっていますし、塗料も全く剥がれません。!( ´∀` )!
早速胴体に挟んでみます。インパネも改造無しでぴったり収まります。エデュのヘルキャットは、胴体のパネルラインに若干段差がついていますので、リアルに感じますね!
そして士の字です。翼と胴体の接合部は非常に合いが良いです。角度もバッチリ出ますので、ここまではサクサク進みます。
【エンジンと脚の工作】1.4
こんにちは!新年も、もう4日も過ぎてしまいましたね(;^ω^) 今回は塗装の前に仕上げておくべき部分を作ってまいります!
まずは脚庫周りを仕上げてしまいましょう。インストはプリントミスでしょうか・・・一部、矢印の先がどこだかわかりません(-_-;)
仕方ないので、実機写真を参考にしますが、キットはデフォルメされている部分もあるため、よく解らない部分もあります。雰囲気で仕上げていきます。
まずは脚柱です。ブレーキパイプまでモールドで再現されていますが、ちょっと貧弱なので追加工作しておきます。ソフトワイヤーのパイピングと、ミラーシートでバンドを再現します。1/48なのでこれぐらいしかできませんがご了承願います。
インストと実機写真を参考に各パーツを組んでいきます。本当は脚庫を翼に挟む前の方がやり易いのですが、翼パーツとの兼ね合いもあるのでこの段階で取り付けていきます。
アイリスのインストには記載がありませんが、キットの小部品も可能な限り取り付けて情報量を増やしましょう。キットもなかなか細かいところまで再現されています。
脚カバーですが、アイリスの取り付け方法だと強度が全くでないので、キットの方を選択させて頂きます。カバーの形状はよくできていますし、取り付け部はほとんど見えなくなりますのでご了承願います。
続いてエンジンを作っておきます。まずはパイピングです。さかつうの0.3mmソフトワイヤーで作っていきます。1シリンダー当たり2本なので36本用意します。エンジン本体にはプラグの部分に0.4mmの穴をあけておきます。
前部ケーシング基部のリング状モールドに開口をして、切ったワイヤーを取り付けてから、エンジンと組み合わせます。コード基部が正確に再現されていないのがちょっと残念ですが雰囲気はOKではないでしょうか。(;^ω^)
完成後は前からしか見えませんので、その状態でそれっぽく仕上げます。<(_ _)>
関連して、排気管の末端も開孔しておきます。意外と目に付く部分です。
カウリングも整形しておきます。胴体に取り付けた時に、後縁の肉厚が気になりますので、「うすうす攻撃」しておきます。
空気取り入れ口にはメッシュを貼っておきます。実機写真を見る限り、センターの開口部のみにあるようです。
サンディングが終わったらスジボリを復活しておきます。
最後に気になるところ。機銃が非常に残念な感じです。放熱孔があるので、真鍮線でリアルになりません。ハセガワのキットから持ってきましょう。最後に仕上げます。<(_ _)>
グロス寄りに仕上げたいので、全体にサフを吹いて傷を消しておきます。グロス系の時はサフを吹いた方が後戻りが少ないですね。
【塗装とデカール貼り】1.14
こんにちは!更新が遅くて申し訳ございません。塗装に入る前にもう少し手直しがありました(;^ω^)
エデュのキットはプロペラがいただけません(-_-;)分厚すぎます。
だいぶ削りますが、需要なポイントなので丁寧に仕上げます。
続いて増槽です。キットそのままではあまりにも「つるん」としていますので、実機の様にセンターに接合線(?)を追加します。1/48なので伸ばしランナーでそれっぽくしてみました。(;^ω^)
増槽の吊り下げ用バンドは?と思い、インストを見ると、え、無いの??(;´Д`)ウィークエンドエディションだから、プロフィパックでエッチング再現されている部分はカットしてあるんですねー・・・。
仕方がないので、0.2mmのプラペーパーと真鍮線を使ってそれっぽく再現します。ついでに前方の支柱(?)も、胴体とのフィットがイマイチだったので、金属化しておきました。
ようやく塗装に入ります。当時写真です。意外と色褪せも見受けられませんし、光沢もバッチリあります。こんなイメージで仕上げていきます。
こちらはモノクロですが、映り込みからも光沢度がかなり高いのが解りますね。
それでは、いつものようにガイアカラーのミッドナイトブルーで塗っていきます。サフの段階で1500番ぐらいのペーパーで研いでいるのですが、薄く吹いているのと、塗料の粒子が細かいせいか、なかなか傷が消えません。
できるだけクリアーに頼らない光沢にしたいので、手間なんですが、使い古したスポンジヤスリで水研ぎしながら傷が目立たなくなるまで塗料を重ねていきます。
塗料20%ぐらいの希釈率なので、10回ぐらい吹きます。クリアー無しでも景色が映りこむぐらいに仕上げます。( ´∀` )!
デカールの前にウォークウェイも塗っておきます。デカールが付属していますので、それを型紙にしてマスキングします。
個人的趣向なのですが、若干茶色がかった黒を塗ります。
終わったらこの段階でエンジンを取り付けます。胴体の隔壁側の塗装ですが、完成後はエンジンに隠れて見えませんのでそのままでOKです。
カウリングを仮組して様子をうかがっておきます。
お待ちかね(?)(;^ω^)のデカールです。マーキングは1種類しかありません。日章旗の撃墜マークが憎たらしいですが、色味的には良いアクセントです。
エデュのキットはステンシルもバッチリです。( ´∀` )!
デカールの質はまずまずで、マークセッターを併用すればそんなに苦労はありません。ですが何点か難点がありますのでご紹介いたします。まずは垂直尾翼の7番のデカール。7番は”NAVY”のみで、その下のシリアルNo.がありません。
インストに指示はありませんが、こんなデカールが付属しています、要は自分で組み合わせて貼れとのことです。しかも、1字ずつ切らなくてはなりません。(#^ω^)
印刷が粗くてインストからは番号が読み取れませんので、箱絵を参考にします。多分「56188」・・・1㎜程の数字の羅列です・・・これはちょっと不親切です・・・まあ、あるだけマシか( ´∀` )。
プロペラに貼るハミルトンマークは印刷がダメですので、ジャンクから持ってきます。
デカール完了!白地のステンシルが単色の機体を引き締めますね。もうすぐ完成です!
【細部の仕上げ~完成】1.14
引き続き完成まで進めましょう!デカールが乾いたら、薄く溶いた光沢クリアーを数回吹いて、デカールを定着させます。
クリアーが乾いたら、細かいところを仕上げていきましょう。まずは機銃です。キットのものはディティールもイマイチですし、軟弱な感じなので、ハセガワのキットから持ってきました。放熱孔もバッチリなので見栄えは良くなりました。
アンテナ線はいつものように伸ばしランナーで再現します。金属製のリギングだと、ぴんと張るのに結構なテンションが必要で、アンテナ支柱に負荷がかかりますので、個人的な趣向なのですが、ご理解ください。背中のIFFアンテナは0.2mmの真鍮線で再現しました。
翼端灯はクリアーパーツで再現されています。キットにもうっすらモールドがあるのですが、ちょっと浅いので、ピンバイスで増し彫りして、電球を再現しておきます。
背中のライトも、ちゃんとクリアーパーツで再現されています。
お腹の3色灯はもちろん再現されています。VHFアンテナもIFFアンテナ同様に再現します。
照準器は軽くスモークを塗っておきます。
前部脚カバーの動作ロッドはエッチングで再現されています。地味ですが意外と存在感のあるパーツです。
スケールが小さいので、そのままではちょっとおもちゃっぽくなってしまいますので、少しだけ汚しをかけておきます。まずは排気煤。焼けない部分はマスキングして、最初に艶消しのバフ(タン)を軽く吹きます。
そのあとで薄く溶いたダークブラウンで煤を描いていきます。あと、カウリング周りのパネルを留めるボルトもシルバーで塗って使用感を出しておきます。径が非常に小さいので、エナメルで墨入れする感じで仕上げました。
というわけで(?)完成!!!です<(_ _)> プロペラハブは箱絵に従ってシルバーで塗ってみました。当事写真を見る限り、黒っぽいものがほとんどなのですが、アクセントと見栄えの観点から、箱絵考証を採用させて頂きました。写真をクリックしていただくとギャラリーへジャンプします。大変お待たせして申し訳ございませんでした。またのご来館をお待ち申し上げます。