こんにちは!製作記が遅くなって申し訳ございません。今回は我らが航空自衛隊のイーグルを作ってまいります!
【前置き】6.21
それでは内容の確認から始めましょう。
今回は百里のイーグルです。キットはハセガワのものを使用します。
ディティールアップ版なので、ホワイトメタルの脚周りとエッチングが付いています。
排気ノズルはアイリスのレジン製を御支給頂いております。動作ロッドの部分ですが、キットのエッチングでは実感に欠けるためナイスチョイスです。
ウェポンはAMKのレジン製です。スパローのみ使用します。
シートベルトはファインモールドのナノアビです。
通常迷彩で仕上げますのでデカールはメーカーの物を使用します。新品を取り直して頂いたようです。<(_ _)>
1/48ともなるとつながりデカールのままというわけにはまいりませんので、切り離し作業が思いやられます・・・。(;^ω^)
資料本も送っていただきました。モデルアートのは大変参考になります。<(_ _)>
【機体内部の製作】6.21
それではインストの順通り進めてまいりましょう。
1/48とはいえ、古いキットなのであっさりとした構成です。座席は後で取り付けられるので最後にします。
実機もそんなにごちゃごちゃしていませんので、キットストレートです。
キャノピー開にて仕上げますので、後席部分のメカ周りにちょっとだけ配線を追加工作します。
続いてインテークダクトです。表面がガサガサでピン跡も目立ちますのでいつものようにサンディングできれいにします。
接着ダボの支柱(?)も邪魔なのできれいに削除します。あと、接着用の穴も塞いでおきました。
後は合わせ目消しなのですが、実際イーグルの場合、結構奥まったところにダクトがあるのでほとんど見えません。見えない部分に労力をかけるよりも目立つ部分に手を加えることにします。<(_ _)>
キットでは再現されていませんが、ダクト入口辺りにピトー管がありますので、プラバンと金属線で再現しておきます。
形状はシンプルなので比較的簡単に再現できます。
位置はおおよそですが、こちらの写真を参考にします。
続いて上面のバイパスドア(詳細は良く判りません・・・)が、ドアっぽくないので少し手を入れます。
駐機状態で開いている場合もあるようなので開いた状態で追加工作します。
ドアの周りに深めにスジボリを施して動くっぽくし、開口部を作って柱のようなものを追加しました。
ダクト周り内部は先に塗装しておきます。境界層吸い込み口の部分は少し色調を変えておきました。
インテークファンブレードとバルカン砲です。バルカン砲の先端は開口してハイライトで目立たせておきます。
あと、エレベーターは接着したくないので、ポリキャップで後刺しできるように改造しておきます。接着するとすぐ折れるんですよね・・・で、修正がすごく面倒。(;^ω^)
今回はセンターパイロンを付けませんので、忘れないうちに穴埋め処理をしておきます。
機首も貼り合わせます。下面のアンテナ類はサンディングの邪魔になるので一旦カットして塗装前に取り付けます。
機首と胴体の接着部を楽に整形できるように胴体下面側と背中のパーツを先に合わせます。この方がきれいなラインを保てます。この時代のキットはインスト無視でOKです。( ´∀` )
【機体の整形】8.15
こんにちは!更新が遅くなって申し訳ございません。今回は細部の整形をご報告いたします。
機首の部分から進めてまいります。機首単体で整形した後胴体側と接合します。この部分のサンディングを容易にするためにインテーク部は後で取り付けます。
整形が終わったらパネルラインの復活をします。
インテークリップは下面側に少し隙間ができますのでパテで整形します。
主翼ですが、分割線が実機には存在しませんので瞬着で整形しておきます。
胴体との接合線も実機には存在しないラインとなっていますので、残すパネルラインを適宜増し彫りしながら処理します。
参考で実機のパネルラインです。
翼端にある燃料放出口は開口しておきます。細かい部分ですが意外と効果的となる場合がありますので念のため。
参考で実機写真も掲載します。
レドームにはライトニングアレスターを伸ばしランナーで再現します。基部はプラペーパーで再現します。
サイドワインダーのランチャーですが、ミサイルを装着しない側だけ、プラ棒でレールのような構造を再現します。
【塗装とデカール】9.18
こんにちは!更新が遅くなり申し訳ございません。<(_ _)> 今回は塗装から進めさせて頂きます。
今回はこちらの機体をご指示頂いております。それでは塗装を開始します。
まずは基本塗装です。いつものようにクレオスの308、307で塗り分けます。無塗装部分やコクピット周りの黒も一緒に塗装しておきます。
次にタッチアップ痕を再現します。上面色の307に308を混ぜたもで点検ハッチ周りを中心に描いていきます。
続いてウェザリングその1として、ウェザリングブラックで墨入れを兼ねて汚しをかけていきます。
自然な感じの汚れに見えるように綿棒を使って拭き残しを意識しながらウェザリングブラックを拭き取っていきます。
続いてデカールです。特殊マーキングではないのでそんなに大変ではありませんが、コーションデータが繋がりデカールなので、余白をある程度除去しながら貼っていきます。最初からバラバラのデカールになっている方が楽な気もしますが、こちらの方が部分的に攻められるので個人的には楽な気もします。でも時間はすごくかかります。(;^ω^)
というわけでデカールまで完了です。コーションデータのおかげで、ぐっと引き締まってカッコよくなります。( ´∀` )
【細部を仕上げて完成】9.28
こんにちは!お待たせをいたしました。今回で完成です。それでは進めてまいりましょう。
まずは排気ノズル周りです。今回はアイリスのレジン製です。最近の3Dプリント製もいいのですが、こちらの方が材質的に粘りがあって組みやすい気がします。
塗装して組み上げるとこんな感じです。動作用ロッドも実機に忠実な形状で好感が持てます。( ´∀` )
ノズルを取り付ける前に特有の白線を描いておきます。
次に脚周りです。昔ながらのホワイトメタル製です。キットのプラパーツよりもディティールが良く再現されていますが、加工・整形が難しいのが難点ですね…。(;^ω^)
続いてコクピットです。H.U.Dがエッチングで再現できるようになっています。再現度は抜群なのですが強度が全くないので注意が必要です。
AOAセンサーもキットのままではデカすぎ、太すぎなので、金属に置き換えます。先端は均してありますが、ぎゅっと持つと普通に刺さりますのでご注意ください。<(_ _)>
キャノピーです。こちらもエッチングでディティールアップされていますが、ミラー、取手に関しては接着代が全くと言っていいほど無いので、それぞれプラ製、真鍮線に置き換えておきました。
最後にウェザリングその2です。
墨入れ時の吹き残し跡をうまく利用しながら煤けた感じを追加していきます。
最後に小物を取り付けて完成です!!やっぱり1/48はでっかいですね、その分粗も目立ちますので各部の処理は大変ですが、完成した時の迫力が圧倒的です。画像をクリックしていただくとギャラリーへジャンプします。またのご来館をお待ち申し上げます。