こんにちは!アップが遅くなって申し訳ございません。今回は我らが航空自衛隊F-15Jイーグルの記念塗装機を作ってまいります!
インパクトのあるスペシャルマーキングですね、大判デカールとの戦いとなりますが、気合を入れてまいりましょう!
【機体内部の工作】4.21
それでは、始めます。まずはお決まりのコクピットとインテーク周りの工作です。インテークのC3~C5は後で取り付けますので、この段階では貼り合わせてサンディングに備えます。
完成後はほとんど見えませんが、傷と押し出しピン跡を消しておきましょう。
機体内部に収めるパーツを整形して、指示色にて塗装します。同じ色はできるだけ1度に済ませます。
計器類はデカールで仕上げます。このサイズではデカール等のほうが塗り分けよりもシャープに仕上がります。段差や出っ張りの部分は事前にカットしておきます。
キットのモールドは落とさずに、マークセッター放置プレイで馴染ませます。
乾くまでは見苦しいですが、1日ぐらい放置すればぴったりと馴染みます。
乾くまでの間に後半部分を仕上げてしまいましょう。せっかくモールドがなされていますので、実機写真を参考に塗り分けをしておきます。今回はキャノピーオープンにてご依頼を頂いておりますので、ここも見えてしまいます。
続いてインテークです。ファンブレードはインストではシルバーの指示ですが、デフォルメされていて、実際よりもかなり前方に配置されていますので、シルバーでは明るすぎます。黒鉄色に近い明度まで落として塗っておきます。
実際はこのようにダクト前半はグレー、後半がホワイトなのですが、当キットでは大改造を施さないとこれは再現できないので、キットのままで妥協します。
続いてノーズ部分を組んでいきます。金型が古く、いたるところの接着面の精度がわるいので整形が必要です。土台を使って面をきっちり出しましょう。( ´∀` )
インストは無視して、サンディングが楽になるように部分ごとに固定していきます。接着部は補強を兼ねて、瞬着+硬化スプレーで裏打ちをしておきます。
機首に関しては、実機同様の分割線を接着線にもってきてありますが、そのままでは見苦しいので、完全に溶着させて、サンディング後にスジボリすることにします。
とりあえず、この状態で一度胴体をサンディングしてからインテークリップ、翼を取り付けていきます。
【士の字まで】5.19
こんにちは!更新が遅くなって申し訳ございません。今回は士の字まで進めてまいります。<(_ _)>
まずは下ごしらえした部分を処理しておきます。実際このスケールだと、インテーク内はほとんど見えませんので、そのままでもいい気がしますが、癖というか、性分というか、どうしても表面処理をせずにはいられません。(;^ω^)
機首下面です。アンテナがサンディングの邪魔なので一旦カットしましょう。
こうすることでスジボリもしやすくなります。カットしたものは無くさないようにテープに貼り付けて保管します。
機首と胴体のつなぎ目ですが、合いはそんなに悪くないのですが、ラインがきれいに出ませんので、瞬着をパテ代わりにして平滑感を出します。
きれいになりました。インテークリップを付ける前にスジボリの復活をやると楽です。( ´∀` )
続いてインテークリップを取り付けます。合いは良いですが、パネルの分割線を接着線にもってきてありますので、一旦完全にサンディングしてからスジボリを復活させたほうがきれいです。瞬着で隙間を完全に埋めてからサンディングします。
主翼を取り付けます。胴体のサンディングが今一つだったのか、結構な隙間ができてしまいました。
ここも、サンディング、プラス、スジボリの復活作業が必要ですので瞬着で埋めておきましょう。
裏側は特にスジボリをする必要も無いようですので、パテ埋めのみで処理します。<(_ _)>
垂直尾翼は接着面のサンディングをしっかりやればパテは不要な感じです。
というわけで「士の字」です。( ´∀` ) 見慣れているせいもあるかもしれませんが、やっぱ、1/72イーグルはバランス的にハセガワのが一番しっくりくる気がします。
【塗装開始】6.30
こんにちは!更新が遅くて申し訳ございません。早速塗装を開始しましょう!
と、その前に、まずは下地処理をしておきましょう。サンディングで結構豪快に削りましたし、その他の部分も金型が古くて表面が傷だらけなので、あまり好きではありませんがサフを吹いて整えます。
サフ完了。翼の付け根などの接着部は見事にモールドが消えてしまっていますので、スジボリの復活をしておきます。
テンプレートやガイドテープを使ってスジボリしていきます。
スジボリ完了です。マーキングが派手なのでスジボリの復活をしなくてもそんなには気にならないとは思いますが、手を抜かない方がカッコよく仕上がります。( ´∀` )
それでは塗装開始です。まずはメインの白から塗っていきます。上面はほぼ全面白です。インストではクレオスのキャラクターホワイトの指定ですが、今回はガイアカラーのピュアホワイトで塗りました。気のせいかもしれませんが、ガイアの方が塗料の粒子が細いのか、平滑に仕上がる気がしています。(;^ω^)
次にマスキングをして下面の308番グレーを塗っていきます。比較的簡単な塗り分けなので助かりました。( ´∀` )
ここも308番グレー。今回はエアブレーキは選択式にしますので塗装しておきます。
308完了の巻です。
続いて上面のグレーですので、その前にキャノピーの下地処理をしておきます。こちらも傷だらけなので、粗目のコンパウンドで磨いておきましょう。
キャノピーフレームの黒を塗ります。ついでにタイヤとグレアシールドも塗ってしまいます。
キャノピーフレームとノーズコーンを307番グレーで塗ったら、最後に無塗装部分です。タミヤラッカーのシルバーに少しクリアーイエローを混ぜています。
とりあえず基本塗装完了です。うまく行きました。(;^ω^)
【デカール】7/10
こんにちは!今回はデカールです。先に墨入れ等を施そうかとも思いましたが、最後に部分的に墨入れをした方がきれいに仕上がる気がしましたので、先にデカールを貼ります。最後の難関です、気合を入れてまいります。
まずは台紙を眺めてみます。う~ん、発色は良い感じですね。新しいキットなので曲面への追従性もそんなに気にしなくて良いでしょう。この手のデカールは劣化すると大変なので、お持ちの方はお早めに製作されることをお勧めします。
早速開始します。大きな部分から進めてまいりましょう。まずはマークセッターをたっぷり塗ります。
スライドさせて貼っていきます。ハセガワにしては厚手のデカールなのですが、やっぱり少し透けてますね、まあ、許容範囲でしょう。( ´∀` )
位置を合わせて3分ぐらい放置します。
少しシワシワになってきたら濡らした綿棒を転がして内側のセッターをある程度押し出します。
凹凸部はさらに反応させて柔らかくしてからセッターを押し出します。この状態で半日程度放置します。
凸モールド部にテントを張ってしまってますね・・・(;^ω^) 蒸しタオルとかで丁寧に処理すればこのようにはならないかもしれませんが、私の場合、基本放置プレイなのでこんな感じになることが多いです。
仕方ないので、テントを張ってしまった部分に、デザインナイフの先で小さな穴をあけ、再度マークセッターを塗って綿棒や濡れティッシュで圧着するときれいに仕上がります。それでもうまく馴染まないときは少し切れ込みを入れると大概は成功します。
続いて大きな小梅マークを貼ってみます。こちらは透明部分が多いデカールなので、気持ち、放置時間を少なくしないと伸ばすのが大変です。(;^ω^)
セッターを効かせながら、何度かぐりぐり伸ばしてみましたが、エアブレーキの周りが少し合いませんが、タッチアップでなんとかできるレベルなので問題ありません。
確認ミスです、小梅マークより先に、オレンジのデジタル迷彩を貼っておかないと少し文字の部分が被るようです。急いでやり直します。早めに気づけて良かったです。乾燥後では大変な作業です、最悪デカールを新調しなければならなくなります。(;^ω^) 機体上面の迷彩柄はこの部分が少し大変なだけで、比較的すんなりと貼ることができます。
続いてタンクです。ぱっと見で厳しい戦いになるのが分かります・・・。(*_*)
どのみち左右の接合線処理をしなければなりませんので、思い切って真っ二つにして貼ります。この方が全然楽です。分割線はタッチアップ+研ぎ出し戦法で目立たなくしますのでご安心ください。<(_ _)>
というわけで、とりあえずデカール完了です。タンクの一部が未完ですが、タッチアップ修正をした後で貼ることとします。ぱっと見ではそんなに気になりませんが、デジ迷彩のつなぎ目や翼前縁などの端部が見苦しいので、こちらもタッチアップが必要です。
ちなみに下面側はいつもの感じでさっぱりしています。
【デカール修正】7.22
こんにちは!今回は見苦しいデカールの粗を修正していきます。完成までもっていきたかったのですが、タッチアップ作業に手間取ってしまいましたので、修正作業のみのご報告とさせていただきます。(;^ω^)
まずはエアブレーキの部分です。小梅マークが寸足らずですので補修します。
赤はクレオスのモンザレッドに若干の黒を混ぜています。接写だと若干色が違いますね・・・(;^ω^) 肉眼では言われなければ気づかない程度と思いますのでご了承願います。
続いて赤、オレンジのデジタル迷彩の部分です。翼端部は全体的に寸足らずで若干見苦しいです。この部分を紙のように薄くすればこの現象は起きないのでしょうが、現実的ではないのでタッチアップでごまかします。<(_ _)>
インテークのエッジ等のデカールの繋ぎ目も段差ができて見苦しいので、一旦ペーパーで均してからタッチアップします。
タッチアップに使用した色は、クレオスのシャインレッド、イエロー、ホワイトです。イエローとホワイトは何でも良いと思います。たまたまこの黄色が卓上に出てましたので・・・(;^ω^)
調色比率は乾燥後の発色を見ながら進めていくしかありません。エッジ部ではストライクな色でも平面に塗ると全く合わなかったりしますので、時間はかかりますが地道に取り組みます。('ω')ノ
一番の難関のタンクです。まずはデカールの繋ぎ目に面相筆でやや厚めに赤を塗ります。乾燥したら重ね塗りを繰り返します。塗料は濃度の薄いものの方が乾燥が早くて効率が良い気がします。
完全乾燥したら1000番~1500番程度のスポンジヤスリで均します。繋ぎ目の凹凸を無くすつもりでサンディングします。完璧につるつるにするのは難しいので、ぱっと見で気にならなくなる程度で妥協させていただきます。<(_ _)><(_ _)>
その後、エアブラシで少し広範囲を塗装して違和感を無くしていきます。曲面なので、境界をぼかすと多少色が合っていなくてもそんなに目立たなくなります。デカールが破れるとまた面倒なので、マスキングはせずに、極細吹きで塗ってます。(;^ω^)
一旦完了です。若干粗が残っていますが、クリアーコート後に再度研ぎ出しをすれば気にならない程度にはなると思いますのでご了承願います。
【小部品を取り付けて完成】8.2
こんにちは!今回で完成まで進めてまいります。<(_ _)> 最初に、クリアーコートですが、ぎらぎらの光沢だと実感が下がりますので、半艶と艶消しの中間ぐらいで仕上げました。
そして墨入れです。今回はきれいな感じに仕上げたいので、墨入れもあまり主張しない感じで進めます。ウェザリングブラックを少し薄めて使います。
これだけ模様が賑やかな機体においては、あまりスジボリがはっきりしていると、うるさくなる気がしますので、墨入れは薄く薄く描いていきます。実機の写真を見ても、パネルラインの継ぎ目の線はほぼ確認できません。
続いて当キット目玉、3Dプリントの排気ノズルです。御覧のようにディティールは鬼ですね・・・。どういう仕組みでこのように再現できるのか不思議です。このスケールにでこの細かさですので、非常にもろい為、積層痕を消すのがちょっと大変です。(;^ω^)
インストで8番シルバーに塗る指示がなされている部分の積層痕が結構きつめです。私の場合はラッカー塗料ですが、洗わなくても塗料は乗りました。軽くつまんだだけで動作ロッドが3本折れましたので、歯ブラシなんかで擦ったら全部折れてしまう気がします・・・(;^ω^)
排気ノズルは壊れても部品請求できません。(#^ω^) デカールが2000円もします。・・・失敗必須のような大判デカールで、この金額とるなら最初から2枚入れておいてほしい所ですね。(#^ω^)
塗装完了です。動作ロッド等、外面の再現度は素晴らしいです。( ´∀` )
取り付けてみます。スケール感がぐっと上がります。このパーツはかなり効果的です。標準品にしてほしいですね。(;^ω^)
脚柱の伸縮部にはミラーシートを貼っておきます。
機首側面のAOAセンサーが残念な感じなので作り直します。
伸ばしランナーを作って、適当なところで切って再現します。
サードパーティの真鍮製には敵いませんがまずまずです。スケール的に非常に小さいので、先端は尖るぐらいまでサンディングした方がそれっぽく見えます。
いまさら気づきましたが、風防周りはグレーでした・・(;^ω^) 筆塗りでは面倒なので、エアブラシで塗っていきます。肌に貼って粘着を極限まで落としたマスキングを使用します。
コクピット周りも仕上げていきます。インストに指示はありませんが、座席は、黄色を入れたりシートベルトを塗り分けた方が情報量が増えて良いです。キャノピーはオープン状態なのでアクチュエーターとつっかえ棒を取り付けます。
最後に、最初に外しておいた機首下面のアンテナ類とピトー管を取り付けて完成です。( ´∀` ) その他細かいところはたくさんありますが、くどくなるので割愛します。
というわけで完成です!最初はもっと苦労するかと思っていましたが、何とか見れる程度にはに仕上げることができました。<(_ _)> 写真をクリックしていただくとギャラリーへジャンプします。またのご来館をお待ち申し上げます。<(_ _)>