フジミ 1/72 ブリティッシュファントムII FG.1 製作記





こんにちは!製作記のアップが遅くなって誠に申し訳ございません。<(_ _)><(_ _)>

今回はフジミのブリティッシュファントムですっ!! ブリティッシュファントムと言えば、このエアフィックスの箱絵のように、ながーい前脚と、ブルーに見えて実はダークグレーというカラーリングが印象的です。

今回は自身初となるフジミのキットでファントムを作ってまいります!

【前置き】4.25

それでは内容確認から始めましょう。

コクピットですが、スケールの割にはよくできていると思います。1/72自体好んでは作らないので、フジミのキットは馴染みがありませんがこれはちょっと意外です。

下面の分割も、ヒンジ部を分割にしない等、よく考えられています。スジボリもスケール相応な感じで好感が持てます。

尾部です。はい、凹凸混合、ハイブリッドモールドです。素晴らしいですね~、真偽は置いておいて、こういう模型的演出は大好きです。( ´∀` )!

胴体です。1/72なのでモールドは最小限ですが良い感じです。ハセガワさん等と分割は同じです。

主翼上面です。脚庫の淵に結構目立つヒケがありますが、まあ許容範囲です。

仮組してみます。胴体と主翼の接合に少し工夫がいる感じですが、その他はきれいに合いそうです。( ´∀` )

【コクピットの製作】4.27

それでは早速コクピットを作っていきましょう。

インストはちょっと懐かしい感じのする、シンプルなのもで見やすいです。

インパネ類はデカール仕上げとなっています。このスケールではデカールの方がきれいに仕上がりますのでこちらを採用させて頂きます。カラー刷りで、スイッチ類も細かくデザインされています。( ´∀` )!

全体をクレオス317番グレーで塗装します。インパネ類は多少塗り分けがありますが、ほとんどデカールだけでOKな感じです。今回はキャノピーを閉めますので、あまり気にならない部分と思います。射出座席は後から取り付け可能なので、この段階ではスルーします。<(_ _)>

45,46番の取り付け方がイマイチ判然としませんね・・・。

ネットで画像を漁るのですが、ブリティッシュファントムの後席(サイドコンソール)の写真が見つけられませんでした・・・。サードパーティのレジンキットを参考にすると、こんな感じみたいですが・・・後席、デカール要らない・・・??

という訳で、モールドを削って接着することにします。

胴体完成。このぐらいすんなり形になってくれると作っていて楽しいですね。( ´∀` )

【主翼、インテークの組み立て】4.28

こんにちは!今回は主翼を付けて、士の字まで進めたいと思います。

まずは主翼の上下を接着します。変形もなく、ピッタリ合います。センターパイロン用の穴も忘れずに開けておきましょう。

早速胴体と合わせてみるのですが、センター割り振りすると胴体との間に隙間が発生しますね・・。まあ、どのメーカーキットもこんな感じなので、想定の範囲内ですが・(;^ω^)

胴体側をちょっとだけ広げて隙間を無くしたいと思いますので、前回接着したつっかえを外します。

まずは右側を接着します。設計、金型には何の問題も無いようで、隙間は一切発生しません。( ´∀` )!

右側のみを合わせると、左側はこんなに隙間ができます。

右側が硬化したら、胴体を指で広げながら、左側を接着します。少しテンションをかけた接着となってしまいます、後の剥離が怖いので、不要なランナーを使って胴体内につっかえ棒をしておきましょう。

引き続きインテーク部を作ります。こちらもいつもの分割パターンですね。メッシュのモールドもきちんと再現されています。

内側には豪快な押し出しピン跡がありますが、完成後に奥側はまず見えないので、前側のみを瞬着で埋めて処理しておきます。<(_ _)>

内側はこの段階で塗ってしまいます。ちゃんと、ピトー管も再現されています。これは意外です。( ´∀` )! 昔の設計なので、インテーク奥(給気ファン)の再現はされていません。まあ、このスケールでエンジン内部を覗き込むことってないと思いますのでこれで十分ですね・・・。黒で塗ってごまかしておきましょう。(;^ω^)

目立つ部分は極力サンディングを減らしたいので、すり合わせをしながら接着します。接着線がパネルラインになっていますので、一度瞬着で埋めてからスジボリをし直します。

機首下面のパーツも取り付けます。ここは寸法がおかしいらしく、豪快な隙間ができてしまいます。インテークパーツも上面合わせにすると下面はこんな感じになってしまいます。(;^ω^)

まあ、しかし、お約束みたいなものなので、特に気にはなりません。( ´∀` ) プラペーパーを差し込んでサンディングに備えましょう。

という訳でサクッと士の字です。全体のフォルムも違和感はありません。よくできている感じがします。(失礼か・・・<(_ _)>)個人的感想ですが、組み立てに関してはハセガワさんのよりも組みやすい気がします。

【サンディング】7.2

こんにちは!更新が遅くなり申し訳ございません。今回は塗装に向けて整形です。(;^ω^)

まずは目立つところから。インテークカバー(?)の分割はほぼすべてのメーカーがこうなっていますね、実機でもパネルラインがあるので、親切と言えば親切なんですが、接着線そのままでは汚いので、一旦瞬着で均してからスジボリをし直します。

いつものようにガイドテープを貼ってラインチゼルでスジボリます。

主翼上面ですが、脚庫のモールドに沿って目立つヒケがありますので、こちらも瞬着を盛って均しておきましょう。

サンディングが終わったらサフを吹いて確認しておきましょう。モールドの増し彫りは必須ですね。(;^ω^)

下面のプラバンで隙間を埋めた部分です。そこだけ削るとえぐれた感じになってしまいますので、モールドの増し彫りをしながら全体的に平滑になるようにサンディングします。

こちらもサフを吹いて確認しておきます。所々スジボリが消えている所がありますので修正しておきます。<(_ _)>

塗装の前に付けておく部品はつけておきましょう。機首のインテーク(?)の部品ですが、これはひどいです・・・(;^ω^) 形的には「かまぼこ」みたいな感じが正なんですが、キットではただの四角い板です・・・。

整形完了・・・(;^ω^) ハセガワさんのキットもそうなんですが、ここ、分割にする必要ない気がするんですけど・・・どんな意味があるんでしょう・・。

キャノピーも合わせておきましょう。ちょっと隙間が空くのと、高さが足りないので修正しておきます。

面一になるようにサンディングします。

風防側はそのままでもきれいに行きそうですね。( ´∀` )

続いて小部品も修正しておきましょう。まずは脚カバーです。1/72なので仕方がない気もしますが、接写だと耐えられませんね・・・(;^ω^)

アンテナは薄く削り、ライト部分は後で小細工するために開孔しておきます。(^^ゞ

主脚カバーは飛行状態の一体になっていますので切り離しておきます。インスト内では駐機状態の指示しかないのにパーツが飛行状態がノーマルって・・・(;^ω^)面白いですね。

エンジンです。第一印象はフジツボです。そんなに悪い感じはしませんが、リップを薄くしてスケール感を出しておきましょう。

整形完了!!士の字まではサクッと行きましたが、なんだかんだ手こずりました・・・(;^ω^) 全体を1000番で磨いたら下ごしらえ完了です。

【塗装開始】7.4

こんにちは!今回は塗装を進めてまいります。

ご指示頂いたマーキングは「ザ・ブリティッシュファントム」と申しますか、FG-1と言えばこれ!!というメジャーなカラーリングの機体となります。

まずは下面から。インストの指示通り316番ホワイトをべた塗します。機体以外の小物もここで済ませてしまいます。

次に、ホワイトに少量タンを混ぜてムラを描いていきます。横着という訳ではありませんが、マイブームのテンプレートを使用します。




ウォッシングの際に、ムラを描くためのベースの意味合いが強いので、色の変化を付けるというよりも艶消しのエリアを作るというイメージで吹いていきます。

続いて上面です。インストにおいてはクレオスの332番にて指示されていますが、この色はぱっと見でイメージと合いませんので、自家調色とさせて頂きます。

割と最近までこの機体は紺色だと思っておりましたが、海と空の青が映り込んで紺色に見えているようですね。実際は普通のグレーのようですが、どのキットの箱絵も青にしか見えない様な色で描かれていますので、今回はイメージ重視で進めさせて頂きます。

305番グレーにブルーエンジェルスブルー、サンダーバーズブルーを混ぜて青味掛かったグレーを作り、最後に黒を混ぜて暗くしてみました。持ってるイメージよりも少し暗いのですが、後で退色表現を施しますのでこれで進めさせて頂きます。

下面にも少しグレーが回り込んでいますが、インストの塗装図では、何かおかしい・・・気がします。(;^ω^)

ネットで画像を漁った結果こんな感じかな・・・と思います。前縁スラットは全面、インテーク下面もそれに沿ってパネルラインのキリが良い所で切っています。機首部はレドームの境目を頂点にとんがる感じで・・・(;^ω^)

続いて退色表現です。下面同様、べた塗したグレーにライトグレーを混ぜたもので、フリーハンドとテンプレ吹きを併用しながらランダムに吹いていきます。濃度は溶剤9割ぐらいの薄いものを使用します。

基本塗装が終わったらノーズや後部の無塗装部分を塗って行きます。

シルバー指示部はシルバーにクリアーイエローと茶色、黒を混ぜたもので塗って、ガンメタの部分は少し明るめに塗っておいて、ウェザリングの際に表情を付けていきます。

全部終わったら、いつものようにウェザリングブラックを全体に塗ってウォッシングをしていきます。

拭き残しを利用して自然な感じの汚れを再現します。

完了!! 退色させた部分の際が立って感じが良くなりました。デカールが終わった段階で再度ウェザリングをかけますので、その時にまた微調整しましょう。

316番ホワイトが光沢なのと、マダラ吹きが足りなかったようで、思ったように汚れが残っていません、(;^ω^) あとで修正します。

【7.18】デカールと小物

こんにちは!梅雨も明け、もうすっかり夏ですね、 夏は好きなんですが、こう、いきなり熱くなると応えますね・・・(;^ω^)

大変お待たせをいたしましたが、今回で完成とさせて頂きます。<(_ _)>

それではデカールから進めてまいります。 余白は標準的な感じです。発色はそんなに悪い感じではありません。

1/72なのに、ステンシルがバッチリ再現されています。情報量が増えるので、嫌いではないのですが、インストが小さすぎて何処にどう貼るのかが良く判りません。(;^ω^)

貼った感じでは「透け」も少ないですし、クリアーコートをすればモールドにも馴染みそうです。

いきなりですがデカール完了の巻です。欲を言えば、もう少しステンシルが細字だとリアリティが増す感じです。

2日ほど置いたらデカール部にクリアーを吹いて、ウェザリングに移ります。エナメルの茶色を適当に塗って、ウォッシングと同じ要領で汚しをかけていきます。

この段階ではうっすらと残る程度に留めます。

最後にエアブラシを使って少しお化粧をします。

上面も下面同様に汚しをかけていますが、機体色が暗いので写真ではよく判りませんね・・・(;^ω^)

エレベーターです。リベットの関係で特徴的な色の変化が見られますので、ここもそれっぽくしておきましょう。細切りテープを使ってリベットラインを描いておきます。雰囲気程度でしかありませんがご了承ください。<(_ _)>

胴体の無塗装部分もお化粧しておきます。言い訳っぽくなってしまいますが、写真にクッキリ写らないぐらいがスケール感があって良いと思います・・・(;^ω^)

前後しますが、キャノピーマスキングは御支給頂きましたシートを使用しております。この手のものはあまり信用していなかったのですが、すごくピッタリです。進化しているんですねぇ。( ´∀` )

それでは小物を作っていきましょう。まずは射出座席です。昨今のスーパーディティール重視の観点から見ると少し物足りない感じはしますが、キャノピーを開けないのであればこの程度で十分と思います。でも、そのままではちょっと寂しいのでナノアビのシートベルトを追加しておきます。あと、上部のゼブラハンドルは少し削って径を細くしています。

エンジン部の小窓(?)ですが、起動時に開いている写真が多くみられますね・・・放熱??(;^ω^) そのままでは厚ぼったいので、淵を薄く削って取り付けます。接着代が無いので割と難しいです・・・(;^ω^)

脚部です。こちらもスタンダードな感じですが、モールドはスケール感があって良い感じです。伸縮部にはミラーシートを貼っておきます。前脚に関しては発艦状態ののものセットされていますので、真鍮線で差し替え可能にしておきました。<(_ _)>

脚カバーのライト部分には透明棒でライトを再現しておきます。切断面は1000番で均して、クリアーを垂らして透明化し、ミラーシートを裏打ちしてライトっぽくしておきます。

HUDですが、ストライクな写真を発見できませんでしたので、なんとなく、それっぽく・・・。<(_ _)> 接着はクリアーボンドです。

最後にキャノピーです。シールド前面はお決まりのエメラルドブルーを内側から吹いています。あまり濃くならないようにします。

続いて、特有のシーリングです。不鮮明な写真が多く真偽はよく判りません。外面色で塗装されている感じのものも見受けられますが、それらしいものが見える写真もありますので、見栄え優先で描いておきます。白にほんの少し黄色を混ぜたもので塗装します。一気にやらないで、一か所ずつ攻めていった方が失敗が少ない気がします。

最後に艤装です。ミサイルと翼下パイロンは固定とさせていただきますが、センターパイロンはタンクと機銃ポッド(?)の選択式なので、真鍮線で差し替え式とさせて頂きました。<(_ _)>

最後に半艶クリアーを全体に吹いて完成です!!なんで今まで作らなかったのか不思議なんですが、良いですね~、ブリティッシュファントム。!( ´∀` )! モールドも意外と(失礼)スケール感があって、遠目には1/48っぽいシャープさも持ち合わせています。写真をクリックしていただくとギャラリーへジャンプします。またのご来館をお待ち申し上げます。


































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