こんにちは!製作記が遅くなりまして申し訳ございません。今回は古の名作、レベルのハリケーンを作ってまいります!!
目次
【前置き】10.14
それでは内容の確認から進めてまいりましょう。
年齢的にはちょっとだけ先輩なキットです。(^^ゞ インストの黄ばみが年季を感じさせます。
製作に際する注意書きなどがノスタルジックでほのぼのします。( ´∀` )
パーツを見ていきます。例によって凸モールドが素晴らしいですね!( ´∀` ) 帆布張りの表現も秀逸です!
実機に忠実かどうかは置いておいておくとして、リベット表現も最高です!
仮組してみましょう。接着しなくてもぴったりと組み上げることができます。
失礼ですが、<(_ _)> 最近のハセガワさんよりもピッタリ感は大きいです。
キャノピーも良い感じです。塗装剥がれを気にしなければスライドさせることもできます。
今回は搭乗させませんが、前後2分割のパイロットも付属しています。(;^ω^)
【機体内部の製作】10.16
それでは製作を始めましょう。
胴体に収めるものはコクピットとエンジンだけです。まずはコクピットから作ってまいります。
お客様からは、キットの素性を生かしての製作をご指示いただいておりますので、ディティールアップは施しません。座席の側板は整形が大変なのでプラバンに置き換えておきます。
ディティールアップはしないといいましたが、あんまり寂しい感じがしましたので、タミヤスピットのジャンクからエッチングのシートベルトを追加しておきました。<(_ _)> 実機と比べると全然違うのですが、塗装するとそれなりに見れますね、キャノピーを閉じてしまうとコクピット内はほぼ見えませんので、このぐらいで十分な気もします。
続いてエンジンです。完成後は見えなくなって構わないとのことですので塗装はしません。排気管は整形後に後付けとしたいので、一旦切り離して組んでいきます。
尾輪もこの段階で組んでいく形なのですが、破損必至なので脚柱のみ後差しできるように改造しておきましょう。
というわけで、サクッと士の字です。( ´∀` )
仮組の時点で判っていましたが、各パーツの接合は非常にスムーズです。プラ用接着剤のみでバッチリ組み立てることができます。
フィレットの部分は若干段差、隙間ができてしまいますので、瞬着で処理しておきます。
【機体の整形】11.13
こんにちは!更新が遅くなって申し訳ございません。<(_ _)> 今回は機体の整形です。
接着線をサンディングしたら消えたリベット類を再生します。〇リベットは玉ぐりで再現します。意外と違和感無く仕上げることができます。
主翼と胴体のつなぎ目はラインチゼルで線を描いてから玉ぐりでリベット類を描いて情報量を増やしておきます。でっち上げですが・・・(;^ω^)
サンディングで消えたパネルラインは、デザインナイフで再生します。他と調子を合わせるためにスジボリではなく、ナイフで切った際にできる「めくれ」を凸モールドに見せかけます。
主翼前縁のランディングライトの合いも確認しておきます。まずまずですので塗装後に取り付けといたします。
【塗装開始】11.15
引き続き塗装に入ります。
迷彩はインストに従って従って進めてまいります。下面が白黒の識別塗装になっています。一見アンバランスで違和感もありますが、模型として完成すると意外とカッコいいです。
下面から塗装していきます。スカイとフラットブラックで塗り分けます。小部品も同時に塗り分けて時短を図ります。
続いてダークアースです。まずは瓶生でべた塗りします。クレオスの特色の方で塗装しました。
続いて白を少し加えた物で退色表現を施します。
次にダークグリーンです。こちらも特色の方で塗装します。ダークグリーンいうよりはどちらかと言えばカーキグリーンです。オリーブドラブに近い色味です。
終わったら同様に少しだけ退色させておきます。
というわけで塗装完了です。(;^ω^) スパルタンな感じ(?)にしたかったので、(;^ω^) 退色表現は弱めにして、半光沢を意識して仕上げてみました。
【細部の塗装とデカール】11.17
こんにちは!今回で完成です。大変お待たせをいたしました。<(_ _)>
まずはデカールの前に細部塗装等を仕上げてしまいましょう。
まずはスピンナーの塗り分けです。あまり鮮やかな赤だと浮いてしまいますので、日の丸用の少しくすんだ色味の赤にします。
銃口の布切れ再現には、先ほどの赤にハルレッドを少し混ぜ、更に茶色っぽい赤を塗装します。
脚庫周りはシルバーで塗り分けます。
忘れていましたが、当初エンジンから切り離した排気管を処理します。どうしようもない感じなのですが、とりあえず整形し、端部を開口して少しでも実感を持たせましょう。(;^ω^)
塗装完了です。みるみる変わっていくので楽しい工程です。
続いてデカールを貼っていきましょう。
デカールです。普通に考えれば経年的に使用不能でも仕方がないですが、使える可能性もありますので試してみましょう。
まずは無くても大勢に影響のないもので試してみます。黄変はありますが粉々にはなりませんね・・・すごい、ラッキーです。
と思いきや、まあまあ粉々に・・・・(;^ω^)
粉々になった部分は後でタッチアップするとして、生きている部分をマークソフター併用しながら貼り進めてまいります。
国籍マークは意外と壊れていません。DT◎Aのレター部分のみ壊れ方がひどい感じがします。色の問題なのでしょうか・・・。
リベットぐらいの突起には馴染みそうですが、バルジのようなちょっと大きな突起物には馴染まず、ソフター(ハード)を使用しても破れてしまいます。まあ、この程度であれば、タッチアップで問題なくごまかせますので問題ありません。(;^ω^)
破れた部分の補修をします。デカールがパリパリなので、クリアーを吹いても密着しそうにありません。本当はエアブラシで処理したかったのですが、筆でタッチアップします。
凝視すれば塗り足したのは明らかですが、パッと見の違和感はありませんので、これぐらいでご了承願います。<(_ _)>
タッチアップが終わったら半艶クリアーを厚めに吹いてデカールを保護します。
【ウェザリングと小物】11.18
それでは最終段階です。まずはウェザリングから進めてまいりましょう。
クリアーが乾いたらウェザリングブラックでウォッシングしていきます。
凸モールドを活かせるよう注意しながら綿棒で拭き取ります。また、意識してムラを描いていきます。
下面のスカイの部分はちょっとうるさい感じになってしまいました・・。(;^ω^)
ウォッシング完了。ずいぶん雰囲気が変わりましたが如何でしょうか。
最後に、要所にシルバーを置いてチッピングを再現します。全体的に大味なので良いアクセントになります。
引き続き細かいところを仕上げていきましょう。
翼端灯はクリアーの伸ばしランナーで再現しておきます。
ランディングライトはプラバン+ミラーシートで再現します。
接写すると今いち感が否めませんが、キャノピー周りは比較的きれいに収まります。ただ、閉状態にするとスライドキャノピーの閉まり方がおかしい気がしますので、接着せずに可動とします。うまく設計されているので、動かしても塗装の剥がれはありません。<(_ _)>
最後に煤汚れ、油汚れをを描いて完了とします。エンジン周り、銃口周りを重点的に施します。
排気煤はうっすらと。個人的にここがバチバチに煤けているのが好きではありませんので・・・・<(_ _)>
というわけで完成です。!( ´∀` )! 何というか、手前味噌で申し訳ございませんが、とっても雰囲気が良いです・・・。古いキットなので細部の不出来は多々ありますが、それをカバーするに十分なオーラと言いますか、迫力がたまりません。大変長らくお待たせをいたしまして申し訳ございませんでした。またのご来館をお待ち申し上げます。
【完成画像】