G.W.H. 1/72 F-15J イーグル 製作記





こんにちは! 製作記が遅くなって申し訳ございません。 今回はグレートウォールホビーのF15Jイーグルを作ってまいります。当キットは自身2回目ですので、比較的すんなりと進むのではないでしょうか・・・(;^ω^)

【前置き】11.18

【出典】航空ファン

それでは今回の仕様をご紹介します。

今回はお客様よりご提供いただいた写真にあります、304空の近代化改修機(ロービジ)を再現してまいります!!

近代改修に関しては聞いたことがありましたが、詳細はよく分かりませんので、お借りした本で勉強しながら進めさせていただきます。<(_ _)>

まずはパーツの確認です。ご覧のように素晴らしいモールドがびっちりと刻まれています。

下面も、これでもかとモールドが刻まれています。ハセガワさんのあっさりモールドも良いのですが、こっちはこっちでウェザリングが楽しみな感じがして良いですね。( ´∀` )

続いてアフターパーツ類のご紹介です。 来ました、アシタのデカールです!!

以前一度だけ経験があるのですが、デカールのニス部分(余白部)を貼り付け後に取り除くことができる、画期的なデカールです。ちょっとコツはいりますが、自衛隊機のようにコーションだらけの機体には非常に効果的なデカールではないでしょうか。これは楽しみです。

ナノアビのシートベルトを御支給いただきました。

ウェポンは同じくファインさんの物を御支給いただきました。AAM-5を使用します。よく見ると知らない型式だらけです・・・。

コクピット周りにはエデュアルドのエッチングです。1/72なのでちょっとムズイのですが頑張ります。(^^ゞ

エンジン周りはレスキットのレジンパーツです。キットの排気ノズルはイマイチなのでこれはありがたいですね。できれば可変ノズルの動作ロッドも、エッチングではなくレジンにして厚みのある感じにして欲しかったですね。

以上、アフターパーツ類のご紹介でした。このほか、目立つ部分に関しては適宜追加工作も加えながら進めさせていただきます。

【機首の製作】11.18

それでは製作を進めてまいりましょう。

まずはパーツの確認です。J型以外のパーツも入っていますので、スケールの割にはランナーが多いです。

まず最初にパーツの切り出し&整形、2分割部品の接着を行っておきます。

それが終わったら、いつものようにコクピットから作っていきます。お客様からもご指示を頂いておりますが、インストの塗装指示がちょいちょいおかしいので、実機写真を確認しながら進めてまいります。

今回はキャノピーオープンで仕上げますので、後席にあたる部分もしっかり塗り分けていく必要があります。ご親切に写真を同梱していただいておりますので参考に塗っていきましょう。

まずはフロアーから進めてまいります。インパネなどはカラードエッチングを使用しますのでモールドを削ぎ落しておきます。

いきなりですが塗り分け完了です。1/72にしては十分な情報量ではないでしょうか。( ´∀` )

フロアーを組み立てて機首パーツに挟み込みます。F-15は完成後もコクピット内が良く見えるのでディティールアップのし甲斐がありますね。

反対側はこんな感じです。

そして、下面の脚庫を取り付けますが、素晴らしい設計で、実機のパネルラインを接着線に持ってきてあるようで、いつもの合わせ目消しが不要な感じです。上面側もキャノピーとパネルが一体になったものがクリアパーツで再現されていて、そちらも合わせ目消しが要りません。これはすごいですよね!

【機体の組み立て】12.4

こんにちは!更新が遅く申し訳ございません。今回は士の字まで進めてまいります。<(_ _)>

それでは胴体部分を組み立ててまいりましょう。パーツ分割が素晴らしく、組み立て時のサンディング作業を極力減らす配慮がされている感じがします。

接着してみても、ぱっと見ではどこで分割されているのかわからないぐらいです。

胴体上下を貼り合わせるに際し、インテーク部分を先に仕上げておきましょう。給気ブレードとインテークが一体成型なので塗り分けが大変です。(;^ω^) ちょっとブレードの位置が前すぎる(インテークの長さが足りない)気もしますが、のぞき込まないとわからない部分なのでこのまま進めさせて頂きます。<(_ _)>

【出典】自衛隊の名機シリーズ F-15 改訂版

次に背中の部分です。改修機はキャノピー後部の丸形ルーバーが無いとのことですので、瞬着で埋めて処理しておきます。

ラインをきれいに出したいので先に機首と接合します。

胴体を完成させた後、機種と接合します。接合線はちょっと隙間が出るので、瞬着で埋めて、あとでスジボリをし直します。

インテークリップを取り付け、バルカン砲も仕上げておきます。細かく再現されていて好印象です。

フラップを下げた状態で製作しますので胴体の表面処理をしっかりと行います。小さな四角いストッパー(?)まで再現されているのには脱帽です。切り落とさないよう注意します。(;^ω^)

レドームの接合には風防パーツとの兼ね合いも見ながら行います。よくできていますので、少しすり合わせをするだけでぴったりと収まります。

というわけで士の字完成です。イーグルカッコいいですね!飛んでる姿において、個人的にはこの世代の戦闘機で一番好きかもしれません。

【機体整形】12.12

こんにちは!今回は各所の整形のご報告です。

まずはインテーク内部です。可動式のリップとダクトの継ぎ目が非常に目立ちますね。

エッチングもあるのですが、サイズが全く合いませんので残念ながら使えません。

仕方がないので0.1mmのプラペーパーでそれっぽくカバーしてみます。

エアブレーキは閉状態ですので、こちらも気になる隙間をプラペーパーで処理しておきます。

垂直尾翼周りも平滑にし、パネルラインを復活させておきます。

機体各所のブレード状アンテナですが、接着部に隙間ができるのと、厚みがスケール感に乏しいので塗装前に接着・整形を済ませておきます。

脚カバーですが、イーグルは駐機状態でも半分閉じているので塗装前に接着サンディングしておきます。ノーズギアの方はきれいに収まりませんので、瞬着・整形しておきます。

AOAセンサーですが、キットのままだと実感が乏しいので、いったん削り落として最後に作り直しましょう。

というわけで整形作業完了です。仮組し、後で取り付けても問題ないものはバラバラで塗装します。

【塗装開始】12.13

こんにちは!今回は塗装完了まで進めてまいります。

まずはいつもの制空迷彩をべた塗りで塗っていきましょう。上面クレオス307と308の迷彩、下面308一色です。

個人的にはイーグルの迷彩はあまりクッキリしていない方がカッコいい気がしますので、いつもは物足りない307、308の2色迷彩で十分な気がします。

続いて、ベース色に若干白や黒を加えた物で、汚れのムラムラを再現していきます。

まだら塗装完了です。現段階では気にしてみないとよく分からない程度にしておきます。

レドームは全体をクレオス306で塗った後、先端のみ、ほんの少しだけ暗い色調にしておきます。

今更気付いたのですが、ブレードアンテナの前に不要なモールド(ライトっぽい)のがありますので平滑にしておく必要があります。

【出典】自衛隊の名機シリーズ F-15 改訂版

続いて無塗装部分を塗っていきます。実機を見ると角度によっていろいろな銀に見えます。できるだけ再現してみましょう。( ´∀` )

まずは上面からマスキングします。局面はタミヤの曲面マスキング2mmが便利です。

【出典】自衛隊の名機シリーズ F-15 改訂版

エンジンノズル側面のグレーとシルバーの塗り分けは実機を参考にさせていただきます。<(_ _)>

下面のマスキングはちょっと面倒です。前側の境界線のパネルラインが実機とちょっと違う気がします。実機に寄せて塗り分けてしまいます。<(_ _)>。

タミヤのラッカーシルバーにクリアイエローと茶色系を少し混ぜてべた塗りします。表情は後でつけることにします。

 

シルバーついでに上面の青竹色の部分も塗り分けておきます。

最後に、ごく薄くしたウェザリングブラックでウォッシングをしたら、デカール前の塗装完了です。ご依頼いただいた機体番号のものはあまり汚れていない感じでしたので、ムラムラは薄めの感じに留めております。

前後しますがデカールの前にフラップを取り付けてしまいます。インストに選択指示はありませんが、下げ状態も非常にぴったりと収まります。( ´∀` )

【あしたのデカール】12.20

こんにちは!完成まで行けるかと思いましたが、意外とデカールで時間を取られてしまいましたので、取り急ぎ、デカールのみ先にご報告させていただきます。

今回のマーキングはこちらの304空です。ロービジだとだいぶ印象が違いますね。

つながりデカールなのはありがたいのですが、デカールの方に付番してないので、いちいちインストで番号を探さなくてはならないのが大変です。(;^ω^)

とりあえず、絶対失敗できない部分を先に貼って様子を伺います。マークセッターを用いてしっかり密着させます。

半日ぐらい乾燥させて、ニスの部分を剥がします。最初は緊張しますが、よくできていますので、しっかり密着&乾燥さえしていれば失敗は無いと思います。

コーションデータ類はパネルラインと合わない部分が多々あります、つながりを解除して位置合わせをする必要があります。何か所かあります。(;^ω^)

このように全くサイズ感が違うところもありますので、こちらに関してはキットのデカールでカバーします。(^^ゞ

ニス部を剥がした後ですが、マークセッターの糊後がクッキリ残ってしまいますので、

クリアーコートの前に、水で濡らした綿棒できれいに糊をふき取っておく必要があります。ニス部を剥がすという一手間がかかりますが、シルバリングに悩まされないという点では非常に優れたアイテムです。一度お試しいただければと思います。(^^ゞ

【細部を仕上げて完成】12.26

こんにちは!お待たせをしまして申し訳ございません。今回は小物を取り付けて完成まで進めてまいります。

まずは艤装です。翼下パイロンにはAAM-5を取り付けます。社外品ですので、そのままではイモ付けになってしまいますので、真鍮線で補強しておきます。

エンジン部はレスキットのレジンパーツを使用します。

アイリス板無しの排気ノズルはいつ見てもカッコいいですね!( ´∀` ) ディティールも最高です。

塗装して確認します。ダクトが最初から筒状に成型されていますので煤けさせるのがちょっと大変です。(;^ω^)

開閉用動作ロッドがエッチングなので、少し実感にかけますが、このスケールなら許容範囲でしょう。

早速機体に取り付けようと思ったら、キットのエンジン取り付け用ガイドが邪魔して入りません・・・(;^ω^) 仕方がないのでデザインナイフでチマチマ削っていきます。仮組は大切です!!

脚部もエッチングで少しディティールアップです。イーグルは脚部のパイピング類が目立たないのでこれで十分です。ノーズギアのライトはミラーシートを押し付けて、上からクリアボンドを盛ってライトっぽくしてみました。思ったより自然な感じに仕上げることができました。自重変形タイヤなので、接着は最後にします。(現段階では仮組)

主脚のサポート(?)部品ですが、当初エッチングの予定でしたが、サイズが全く合いませんので、キットパーツを穴あけ加工して使うことにします。<(_ _)>

続いてコクピット周りです。 座面はカーキの物と黒の物の両方が写真で確認できますが、近代化型の写真で黒いものを見ましたので黒にしてみました。色調は金属部と変えております。<(_ _)> 細部はエッチングでディティールアップです。このスケールではこれでもかなりの精密感が出ます。

キャノピー周りもエッチングでディティールアップです。裏面は完成後はあまり見ないと思いますが、かなり密度が上がっていい感じです。フックがあるだけでグッと実感が高まりますね!

H.U.Dもエッチング+透明シートでディティールアップです。今頃気づきましたが、座席上部の布部の塗り分けを忘れております。後で塗っておきます。<(_ _)>

因みに、このキットにはストライクイーグルのH.U.Dしか付属していませんので、自衛隊機を作る場合は自作またはエッチング等で置き換えが必須となります。(;^ω^)

今回、追加で支給いただきましたラダーも塗装します。3Dプリント品ですのでサンディングがちょっと大変です。ちょっと力を入れたらアウトなヤツです。(;^ω^) ですがスケール感は素晴らしく再現されています。

ここで全体を軽くウェザリングします。最近の自衛隊イーグルは比較的きれいなものが多い気がします。脚庫以降など、特徴的に汚れる部分を中心にあまり小汚くならない程度に汚していきます。

無塗装部分も表情を付けておきます。

上面はタッチアップ痕を少しだけ強調させるイメージで煤けさせていきます。

艤装、タイヤを取り付けます。今回はミサイルに加え、増槽3本仕様でご依頼いただいております。ボリュームが増してグッとカッコよくなりますね!!

最後にピトー管を取り付けます。エッチングもありますが、板状なのが実感に乏しいので、キットパーツを整形して使用します。ブレードの部分のみ薄く加工します。

最後にクリアーパーツを取り付けます。風防は少し隙間が気になりましたので、パテを差して調整しておきましました。キャノピーフレームはいつもの赤茶色ではなく上面色で塗装します。あと、AOAセンサーは金属に置き換えております。使い古したエアブラシのニードルの先端を削って使用してます。

ナビライトの塗装と細部の確認をして完成!!です。やっぱり空自イーグルは最高です。自画自賛申し訳ございません。<(_ _)> 画像をクリックしていただくとギャラリーへジャンプします。またのご来館をお待ち申し上げます。


































































































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