こんにちは!製作記のアップが遅くなって申し訳ございません。<(_ _)><(_ _)>
今回は、我らが航空自衛隊のイーグルです!今年もコロナで航空祭は無さそうですね・・・。またしばらく爆音浴はお預けとなってしまいましたね・・・。
さて今回はグレートウォールホビー1/72のキットを使用して作ってまいります!以前に同1/48のキットを作りましたが、感じ的にはそのまま1/72に縮小した感じで、非常に盛りだくさんなキットのようです。
【コクピットの製作】4.28
さて、それでは早速始めてまいりましょう。まずはお決まりのコクピットからスタートです。
インストは3D図面そのままのような、近代的なものとなっております。
コクピットのパーツたちです。とても1/72とは思えない位よくできています。
インパネはデカールで仕上げます。こちらも1/72とは思えない出来です!!
今回は飛行状態での製作となりますので、コクピットの後ろ半分は見えなくなってしまいますので、操縦席のみの組み立てとさせていただきます。<(_ _)> 全体をクレオスの317番グレーで塗ってデカールを貼ります。気持ちデカールが厚いのか、硬いのか、馴染ませるのに時間がかかります。(;^ω^)
パイロットと射出座席は後で乗せますので、機首を形にしてしまいます。以前からGWHのキットには好感を持っておりますが、今回のものも合いは素晴らしいですね、それに、このスケールでレドームのライトニングアレスターまでモールド化されています。素晴らしい!!
脚庫も下面パネルと一体化されていて組みやすいです。ナイスアイデアですね!
精度も抜群です。
何よりも素晴らしいのが、キャノピーのパーツ割です。周辺パネルと一体化されていますので、リアルな感じに仕上がりますね。これは期待が持てるキットです!
【胴体の組み立て】4.29
こんにちは!今回は胴体の製作を進めてまいります。
まずは胴体内に収める、インテーク部から始めましょう。なんと、驚くことに、一体成型です。( ゚Д゚) 分割線の処理をしなくて良いのは大変ありがたいのですが・・・塗装が大変・・・(;^ω^) せめて、ファンブレードだけでも別パーツにして頂きたかったですね。
ダクトはクレオス316番ホワイト、ブレードは明るめのガンメタで塗りました。ダクトの白はあえて艶有で塗っております。<(_ _)>
ダクト内のピトー管(?)もきちんと再現されています。ですが、接着用ダボも無いので、位置決めが非常に難しい・・・(;^ω^)
資料本によるとこんな感じですが・・・。
よく判りませんので、適当です・・・。<(_ _)>
胴体に収める前に表面が粗い部分を少しサンディングして均しておきます。
ここはすごくピッタリと収まります。( ´∀` ) クレオス308番グレーを塗っておきます。
今回は飛行状態での再現ですので、胴体を仕上げる前に機体側の加工も含め、台座の準備をしておきましょう。写真はアオシマさんのC-2に付属の展示台です。お客様からは可動式の台座をご所望の旨を承っておりますので、こちらをチョイスさせて頂きます。
こんな感じです。機体側に穴を開けてステーを取り付けます。ステーと機体の接合は接着で行います。機体自体は軽いので、強度的な問題はないと思いますのでご了承願います。<(_ _)>
それでは機体の方に戻ります。同社1/48と同じく、細かい所でパーツの選択が必要です。R11、R 12、何でしょうか・・・(;^ω^)
資料本の3Dイラストを見てみます。68番でしょうか。
解説によるとバイパスドアと言うみたいですね。一通り説明文を読んではみたのですが、「ふーん」という程度で100%の理解はできません。(;^ω^)
インテークの状態も選択できます。お客様からは向かって右側の下側に下がった状態にての製作をご指示いただいております。
インテークの状態と、バイパスドアとの関係性もあるのかと思い、資料本を熟読してみましたが、その辺りの情報は得られませんでした。今回はバイパスドアを閉じた状態で進めさせていただきます。開状態のものはひどいヒケがありましたので・・・・(;^ω^) <(_ _)>
胴体下面です。ここも同社1/48と同じ設計で、胴体の一部と主翼が一体になっています。GWHオリジナル設計でしょうか、非常によく考えられています。それにしても、モールドが素晴らしいですね~!!とても1/72とは思えません。
組み立てに関しては何の苦労もありません。サクッと胴体部分が完成します。( ´∀` )!
下面に関してですが、若干すり合わせは必要ですが、それさえすれば、隙間も無く、とてもきれいに組むことが出来ます。
続いて機首を取り付けます。ここはちょっと合いが悪いですね・・・(;^ω^) キャノピーの絡みもありますが、完成後に目立つ、上面合わせで進めてまいります。
すり合わせ不足は否めませんが、上面合わせとすると、下面に大きな隙間ができてしまいます。(T_T)/~~~
まあ、どの道、面一にサンディングしますので、瞬着で埋めて、後でスジボリをすることとします。
という訳で80%士の字完成!!です。一旦この状態でサンディング、モールド修正をして塗装の準備をしていきましょう。
【インテーク周りの組み立て】5.11
こんにちは!今回はインテーク周りを組み立てて士の字まで進めます。<(_ _)>
とその前に、機首と胴体の接合部を先に処理しておきましょう。サンディングが終わったら、スジボリをし直しておきます。1/72なので削って終わりでも良いとは思いますが、一応実機にもパネルラインがありますので掘っておきます。
下面はガッツリ削っていますので、スジボリの復活は必須です。多分、組み方が悪いから段差や隙間ができるんでしょうね・・・(ーー;) YouTubeでファインモールドの社長が言ってました・・・。(;^ω^)
サンディングが終わったらインテークリップを付けていきましょう。モールドはややオーバーですが綺麗ですね。( ´∀` )
内側は先に塗っておきます。クレオスの308番です。
早速取り付けてみます・・・。イマイチ合わない・・・(;^ω^)。確か、同社1/48もここは無理やり付けたような記憶があります。まあ、私の組み方が悪いんでしょう・・・。
まずは、目立つ上側を接着します。プラ用接着剤で固定したのち、瞬着を盛って強度を出しておきます。(後でスジボリしなくてはなりませんが・・・)
1日ほど置いて、側面を接着します。少しねじりながらつける感じです。プラ用接着剤ではらちが明かないので、流し込み瞬着にて固定します。
固まったらサンディングしてスジボリを復活させておきます。
反対側も同様に処理します。バルカン砲は2パーツで再現されています。接着線処理が発生しないので、これはGoodですね。
どんどん行きましょう。エアブレーキですが、若干長さが短いので、プラペーパーで延長しておきましょう。
その他はまずまずの合いですね。( ´∀` )
飛行状態なので脚カバーも閉じてしまいます。ばっちりです。隙間を埋めてスジボリ直しを覚悟していましたが、成型精度が良くて助かりました。
前脚カバーも同様にバッチリです。
垂直尾翼もすり合わせをちょっとすれば特にパテ修正等は不要な感じです。ほんの少し隙間ができますので、溶きパテを流し込むぐらいで十分な感じです。エレベーターは未接着でも割とカッチリ決まりますので、このまま進めさせて頂きます。
【塗装開始】6.12
こんにちは!間が空いてしまい申し訳ございません。<(_ _)> 今回はお楽しみの塗装開始です!
塗装の前に艤装も仕上げておきましょう。翼下パイロンの増槽は脱着ができるようにしておきます。増槽の有無でスタイルがガラッと変わる機体ですので、選択肢を増やしておきます。
キャノピーの合いも確認しておきましょう。ほとんど目立ちませんが、お決まりのパーティングラインも存在しますので、サンディング&コンパウンドで仕上げておきましょう。
それでは塗装開始です。
まずはクレオスの308番グレーをべた塗します。リベットなど、微細なモールドがありますので、薄いものもを何度も重ねて吹いていきます。特筆するところが無いので触れませんが、塗装の前段階で機体色に塗るアンテナ類は取り付けておきます。
べた塗が終わったら、308番にライトグレーを混ぜたものでタッチアップ痕を描いていきます。308番よりも若干明るくなれば良いです。グレーの種類は何でも良いと思います。
続いてテンプレートを使って塗装のムラを表現します。テンプレートを若干浮かせて局所的にモットリングを打っていきます。テンプレートをベタ置きすると嘘っぽい変な模様になってしまいますので、動かしながら自然な感じになるようにします。
あまり明度差が激しいと、うるさくなってしまいますので、かすかに見える程度に留めます。ウォッシングの際に際立ちますので、現段階では足りないかな、ぐらいが丁度よいです。( ´∀` )!
続いて上面の迷彩です。インスト通り、クレオスの307番で描いていきます。型紙を作るのが面倒なのでフリーハンドで描いてしまいます。(;^ω^)
下面同様にタッチアップ痕、ムラを描いていきます。個人的趣向であまり目立たない感じに留めております。
レドームは若干色が違いますので、インストの指示通りの306番グレーに若干白を混ぜたもので全体を塗って、先端のみ306番ビン生を塗ります。
最後に無塗装部分を塗って行きます。タミヤのラッカーシルバーにクリアーイエローとブラックを少量混ぜたもので塗って行きます。
塗装が終わったらウェザリングブラックでウォッシングをします。薄めたブラックで全体的にウォッシングします。
拭き取りは綿棒で、汚れのムラを意識して拭きとっていきます。
1/72だと、これだけでも十分なウェザリング塗装に見えます。デカール後にオイル汚れ、煤汚れを追加して完了となりますので、一旦終了とします。
ウォッシングをすると下面の斑も少し際立って目立ってきます。
【デカール】6.13
引き続きデカール貼りです。自衛隊機なので、鬼のステンシル貼りが待っています。(;^ω^)
インストはカラー刷りで好感が持てます。ステンシルも機首側から順に採番してありますし、ある程度のブロックでまとめられた「つながりデカール」そんなに苦労はないかもしれません。200番ぐらいまでありますけど・・・(;^ω^)
艶消しのシートで、若干余白が多めですね・・・(;^ω^) マークセッターとの相性はどうでしょうか。
余白をカットできる部分はカットして、その他の部分はマークセッター多めで馴染ませていきましょう。今回はステンシルを先に貼ってしまいます。
艶消し寄りで塗装していますので、馴染む前にセッターを押し出してしまうとシルバリングが発生します。そしたら、シルバリングしている部分にセッターを垂らして、ナイフの先っぽでつつきます。
そうすると、隙間にセッターがしみ込んでシルバリングが消えます。
しみ込ませたセッターを押し出さないで放置するときれいに馴染みます。デカールそのものは薄いようで、つながりデカールもそんなに違和感がない感じで仕上がります。
ステンシルが終わったら日の丸や部隊マークなど、大きな部分を貼って完了です。今回は戦競マーキングではなく、百里の204空の一般マーキングでのご依頼です。デカールは柔らかくて貼りにくいのですが、コシがあって、マークセッターとの相性も良いのでぱっと見ではつながりデカールとは思えない仕上がりを見せてくれます。やっぱイーグルはステンシルだらけの自衛隊バージョンがカッコいいなあ!( ´∀` )!
【細部を仕上げて完成】6.21
こんにちは!大変お待たせしました。<(_ _)> 今回は細部を仕上げて完成となります。
まずは排気ノズルから。同社1/48と同様、モールドは素晴らしい感じです。細かいことを言えば、ノズルの動作ロッドの形状が気に入りませんが、1/72なので妥協させて頂きます。1/48みたいな違和感は有りません。<(_ _)>
外側はガンメタ、内側はクレオス316番ホワイトです。特有の煤けはエナメルで表現してみました。押し出しピン跡がありますが、組んでしまうと見えなくなりますのでそのままとさせて頂いております。(;^ω^)<(_ _)>
エンジン部は御覧の3ピース構成です。動作ロッド基部がつるんとしていて気に入りませんが、ここを本物みたいに加工するスキルは有りませんのでご容赦願います。リベット再現しておきながらこういう目立つところをスルーするから海外製は嫌いです。(;^ω^)
機体に取り付けます。ここも、同社1/48同様に「差し込んであります感」満載で良いのですが、ちょっと隙間が大きいかな~?って感じです。1/48よりは楽に組み込めます。
続いてコクピットエリアです。パイロットはハセガワのクルーセットから持ってきますが、当然全く合わないので、いろんなところを切ったり削ったりして無理やりねじ込みます。(;^ω^) 模型とはいえ、人形の手足を切断するのには抵抗があります。
接写だと粗がすごくよくわかります・・・・ね。(;^ω^) 射出座席はよくできていると思います。
グレアシールドを付けて完了!となるはずでしたが、HUDの形状にすごい違和感・・・。
ですよねー。なんと、ストライクイーグルのHUDしか入っていません、このキット・・・(#^^#)
細かいことはよく判りませんが、普通のイーグルのHUDはこのイメージです。全然違いますよねー・・・(;^ω^)
私のスキルで完コピはスケール的に不可能ですので、「なんとなく似てる」でご勘弁ください。<(_ _)> 0.2㎜プラペーパーでステーを自作します。
0.1㎜透明プラバンで投影ガラスを作ります。一応2段にして、違和感を減らす努力をします。(;^ω^)
続いてキャノピーですが、部分的にフレームが赤茶色なんですよね、面倒ですが自衛隊機感を出すためにも忠実に再現します。
取り付けは難なく行えます。やっぱ風防のパネル割が良いのでノーズがシャープに仕上がって良いですね~、全メーカーさんこれをスタンダードにして欲しいですね~。
続いてスタンド部の工作です。当初申し上げた通り、アオシマのC-2に入っているスタンドを利用します。バンクを表現したいと思いましたので、ボールジョイントを取り付けます。材質がポリカなので、瞬着+硬化スプレーで固定します。
続いてウェポンの仕上げです。ハセガワのウェポンセットと同程度の成型です。可もなく不可もなく・・・。(;^ω^) デカールはバッチリですね。
ご指示いただいた空対空ミサイルは全数固定します。増槽のみ脱着式とします。
最後にピトー管類を取り付けます。ピトーは良い感じです。ゲート処理だけでOKです。AOAセンサーがちょっと頼りない感じなので手を入れておきましょう。
実機を見る限りはそこそこ主張しています。
伸ばしランナーの先端をとがらせて取り付けます。
金属パーツに置き換えなくても十分な仕上がりと思ってますが如何でしょうか・・・。(;^ω^) あ、触ったら取れてしまいますが、ケガはしません。
最後にセンサー類、灯火類を塗装して、スタンドを取り付けて完成!!です。やっぱり飛行機は飛んでる姿が美しいと感じますね、特にイーグルはメインギアのスパンが狭くてカッコ悪いので、尚更そう感じるのかもしれません。( ´∀` ) 写真をクリックしていただくとギャラリーへジャンプします。またのご来館をお待ち申し上げます。