ハセガワ 1/48 F-2B 製作記

こんにちは!製作記が遅くなって申し訳ございません。今回は我らが航空自衛隊、ハセガワのF-2Bを作ってまいります!かなり昔に一回作った記憶がございます、あまり上手くいかなかったような記憶ですが、今回は気合を入れてまいりましょう!

【前置き】4.11

それではご依頼内容の確認から進めてまいりましょう。

あまり見かけないアングルですが、お客様が撮影されたのでしょうか、今回の完成イメージです。松島のF-2を作っていきます。いろいろ感慨深いです。

まずは御支給品のご紹介です。ファインのピトー管、シートベルト、それとモデルアートの3Dプリントエンジンノズルです。キットのエンジンノズルは今の目で見るとあっさりしていますので、これはナイスチョイスですね。

プラッツのデカールも御支給頂きました。今回は通常塗装機を作りますので独眼竜の部分は使用しませんが、コーションデータ類はこちらからもってきます。

パーツで気になったのは小部品のこの丸い余分な部分です。(;^ω^) ほとんどの部品にこんな感じでたくさんくっついています。この当時は成形上必要だったのでしょうけど、処理が超めんどいです・・・。(;^ω^)

最後に、資料本もたくさんお借りしています!( ´∀` )! ウレシカナシ・・・!( ´∀` )!

【胴体の製作】4.14

それでは製作に入ってまいります。

嫌いなものは先に食べてしまいましょう。インテークの処理からですが、ご覧のように肌は荒れ放題、ヒケ&ピン跡と、基本工作のテストの様な感じですね。(;^ω^)

完成後は目立たない部分ですが、ちらっと気になる部分ではありますのでしっかりと処理しておきます。いつものように瞬着で凹凸を処理していきます。

処理完了。まあまあ時間がかかります。

続いて接着部の処理です。ここはしっかり処理しないとおもちゃっぽい仕上がりになってします。モデルアートの製作記で紹介されていた溶きパテ流し込み戦法で処理します。

パテが乾燥したら細切りスポンジやすりで余分を削っていきます。

接着部の面積が非常に小さいのであまりゴシゴシやると割れてしまいます。パテの部分とプラの部分の境界線の段違いがなくなったらOKとします。

白を厚塗りして完成です。よーく見るとうっすら接着線が残っていますが、ぱっと見では判りませんので完了とします。<(_ _)>

次にコクピットフロアです。こちらはキットストレートです。あっさりしていますが、実機も結構あっさりなので、これで十分と判断します。久しぶりに計器盤の塗り分けをしました、最近は3Dデカールで手抜きのパターンが多いのでちょっと大変でした。(;^ω^) デカールつけてほしい所ですね・・・(;^ω^)

主脚庫です。細かな造作物はあとで取り付けます。胴体張り合わせに際しフロアー部分の塗装だけ済ませておきましょう。

インテークは2分割になっていますが、インストの指示通りに組むと前後がうまく合体しません。後半は脚庫側に接着せずに前半に合わせる形をとります。

外板の部分に少し隙間ができましたので、プラペーパーで処理しておきます。

胴体を貼り合わせる前に接着面も平滑にしておきましょう。金型が痛んでいるのか、結構ガタガタです。(;^ω^)

コクピット周りも傷がひどいので、均して塗装しておきます。

というわけで胴体完成! 胴体くっつけるだけなのに、各所の整形、チリ合わせがまあまあ大変ですが、これぞハセガワ!といった感じで楽しめます。( ´∀` )

【機体の整形】4.20

こんにちは!今回は各所の整形をして士の字まで進めてまいります。

まずは、お詫びから。<(_ _)> エッチングを御支給頂いていたのを忘れておりましたので、ここの修正からです。

幸い、インパネは容易に外すことができましたので、エッチングを貼り付けます。モニター部分はキットの方がリアルに見えますので、メーター周りのみ換装させていただきました。カラーエッチング、良いのですが、フロアーとの色合わせが面倒ですね。(;^ω^)

それではサンディングに移ります。まず機首部ですが、ライトニングアレスターが太い気がしますので修正します。

伸ばしランナーで置き換えますが、目印として、両端に0.2mmの開孔をしておきます。

インテークリップはリップ部品の形状に合わせて接着をしておきます。今回は隙間ができたので瞬着を充填しておきました。また、キットはA型のモールドが施されていますが、B型は少し異なる様なので、モデルアートを参考に修正しておきます。写真のナビライト基部のモールドは不要の様です。

機首周り完了です。スジボリが甘いので、適宜増し彫りしながら進めます。

胴体のエッジの部分もうまくいきました。

主翼はそのまま接着すると、胴体ときれいに接合できませんのですり合わせをしておきます。

下面の接着線は実機では見られない線なので瞬着で消しておきます。また、今回はパイロンを取り付けませんので、接着用の穴をいったん埋めて、実機風の小さな穴を開け直しておきます。

各翼端の放電棒はキットのままだとダルい感じなので真鍮線で置き換えます。オンスケではないかもしれませんが、見栄え的に0.3mmとしました。

主翼と胴体の接合部です。一生懸命すり合わせをしたつもりでしたが、どうしても隙間が気になったので一旦瞬着で埋めて整形しました。(;^ω^)

その他にも整形する部分は多々あるのですが、枚挙にいとまがないので省略させていただきます。<(_ _)> というわけで、士の字完成!です。主翼が大きいせいか、F-16よりもカッコよく見えます。( ´∀` )!

【塗装開始】4.29

こんにちは!今回は塗装から進めてまいります。

と、その前に、ノーズコーンのライトニングアレスターを再現しておきましょう。いつものように、伸ばしランナーを使用します。基部にはプラペーパーで「なんかある」的なアクセントをつけておきました。<(_ _)>

ピトー管類もここで取り付けておきます。AOAは問題ないですが、ピトー管は少しガタが出ますので、パテ整形が必要です。

うっかりしておりましたが、キャノピーも同時に塗装しますので下ごしらえしておきます。古いキットなので、パーティングラインがきつめに入っています。

それでは塗装していきましょう。インストにはクレオスのネービーブルーとミディアムブルーの指示が記載されておりますが、新考証(?)の特色を使用します。

まずは、傷消しの意味合いも含め、全体をミディアムブルーでべた塗りします。ちょっと水色味が過ぎる(明るすぎる)気もしますが、実機はこんな色なんでしょうか・・・。もう少し暗い色味だったような気もしますが。

今更気付いたのですが、後方のライトがモールドのみでの再現です、このスケールではあんまりなのでクリアー棒でライトを再現します。

ミラーシートを裏打ちすればそれっぽく再現できます。

いつものように洗機ムラというか、まだら模様を描いていきます。ベースカラーがすっきりとした水色過ぎる気がしますので、少し黄色味がかったブルーでやってみました。(;^ω^)

次にダークブルーです。まずは濃度の低い塗料で輪郭を描いていきます。型紙戦法も考えましたが、どうせ境界線の部分は後でタッチアップしなければならないので、最初からフリーハンドとしました。

ちょっとでも濃くすると境界線のボケ脚が大雑把になってしまうので、薄い塗料でチマチマと塗りつぶしていきます。(T_T)/~~~

接写すると粗い部分もありますが、まずまずではないでしょうか・・・。丸一日ぐらいかかってます。(;^ω^) やっぱ、型紙戦法の方が楽な気がします。

ダークブルーもミディアムブルーと同様に、少し明るい塗料でうっすらと斑を描いておきます。写真では全く分かりませんね・・・。<(_ _)>

最後にグレーの部分を塗り分けていきます。インスト指示は317番グレーなのですが、暗すぎると思いますので、317:315=6:4ぐらいで塗りました。

続いてウェザリングです。いつものようにブラックでウォッシングしていきます。

ちょっと、写真だとあまり変化が見られませんね・・・。墨が入ってパリッとしました。(;^ω^)

下面側が判りやすいですね、綿棒で汚れを描いていくイメージで拭き取ります。

【デカール貼り】4.30

引き続き、デカールに進んでまいりましょう。

冒頭でもご紹介しました通り、今回はプラッツのデカールを使用します。記念塗装機の再現ではないので、部隊マーキングなどはキットのデカールを使用します。

余白はほとんどなく、発色も良いのですが、ステンシル類が「つながりデカール」で、文字と台紙がほぼ同じ色なので、水につけないと何処に文字があるか分からないのが難点ですね、事前の「つながり解除」ができません。

やりやすい部分は貼ってからデザインナイフの刃を入れてつながり解除します。

それにしても、もう少し説明書を鮮明にしてほしい所です。貼る場所は判るんですが、向きとか文字の方向とかが全く分かりませんので、資料本も参考に貼っていくしかありません。(;´Д`)

事前にチェックしたところ、シンナーとの親和性が良い感じなので、シルバリングは簡単に防げそうです。下面など、目立たない部分は無理に「つながり解除」せずに貼らせていただきます。<(_ _)>

ウォークウェイの白線もシャープでカッコよく仕上がります。( ´∀` )

というわけで、デカール完了!!です。 一気にかっこよくなりますね、この迷彩大好きです。

【細部を仕上げて完成】5.2

こんにちは!今回で完成まで進めてまいります。

【出典】モデルアート プロフィール F2

まずはエンジンの部分から。基本的にはF-16と同じ感じですね。

今回はモデルアートの3Dプリント製品です。積層痕除去が少し面倒ですが、出来は良いです!アイリス板の再現などは最高です。

次に脚周りです。脚庫内はエッチングやフレキシブルワイヤーでパイピングします。

F-16同様、F-2も脚柱周りはあっさりとしています。目立つ部分のみをパイピングさせていただきます。<(_ _)>

主脚は自作パイピング、ノーズはエッチングより持ってきます。タイヤは合わせ目消しをするとモールドが全部なくなってしまいます。溝掘りができればいいんですが・・・ご了承ください。<(_ _)>

早速取り付けます。

あまり見る機会もないと思いますので、パイピングは目立つ部分のみの再現です。これでも結構情報量は増えていると思います。<(_ _)> 実機はもっとぐっちゃぐちゃに細いチューブが張り巡らせてあります。

着陸灯はクリアーパーツなので、ミラーシートを裏打ちして実感を高めておきます。

射出座席です。エッチングとフレキシブルワイヤーでディティールアップしています。

H.U.D.は偏光フィルムを貼っておきます。これだけでグッと実感が出ます。

今回はキャノピーオープンということもありまして、後席用のグレアシールド部分が妙にさみしい感じでしたので、資料本を参考にバックミラーを工作してみました。(;^ω^)

放電棒は0.3Øです。黒地で先端部分に黄帯です。

デカールが乾いたら、クリアーコートと共に、こげ茶でお化粧を施します。茶系で汚しを入れると水色がなじみのある色味に近づいてきました。実機はただ単に汚れてるんですね。( ´∀` )

最後に小物を取り付けて完成!! です。こげ茶でかなりお化粧をしたつもりなんですが、地色のせいか、あまり目立ちませんね。これ以上やるとマンガになってしまいますので写真映えはあまりしませんが完成とさせていただきます。画像をクリックしていただくとギャラリーへジャンプします。またのご来館をお待ち申し上げます。






























































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