HpH 1/32 B-52H ストラトフォートレス コックピット 製作記

こんにちは!またまた珍しいご依頼を頂きました!今回はレジンキットで、1/32 B-52のコクピットを作ってまいります。B-52と言えば世界最大級の爆撃機ですね、コクピットのみとはいえ、1/32ともなれば相当なボリュームなのではないかと思います。(;^ω^)

【前置き】8.31

それでは進めてまいりましょう。

まずはインストを眺めてみましょう。こんな感じで実際の写真に番号が振ってあります。こうやってあるとパーツを探しやすいですね。( ´∀` )

各パートとも、文字による解説はありません。使用するパーツと完成形が写真で示されているだけですね。各パーツはある程度完成形で成型されていますので、表面処理をして、塗装をしながら組み立てていく感じですね、この辺はプラモと同じですね。


カラー刷りで完成写真も載っています。インスト中ではおおまかな塗装指示しかなされておりませんので、細部はこちらをを見ながら彩色していく感じでしょうか・・・。(;^ω^)

幸い、資料本もお貸しいただいておりますので、こちらも参考にして塗装していきましょう。

写真の他に、3D-CADの絵も添付されています。これでだいぶ判りやすくなりますね。

それではパーツの方に目をやっていきましょう。とにかく一個一個がデカいです!( ´∀` ) まあ、1/32だから当たり前でしょうか。それと、これは仕方がないことですが、基部がバッチリ付いた状態ですので、これの切り離しが結構大変そうです・・・(;^ω^)

製作に当たり、いちいち基部を切り離しながら進めるのは大変なので、最初に全部切り離してしまいましょう! エッチングソーでちまちま切っていきます。

普段はレジンパーツの使用頻度が少ないので、手動のノコしか持っていません・・・(T_T)/~~~ 地味に大変です・・・。 柄の付いたノコ買えばよかったかな・・・。

このように余白の少ない部分は気を使います。曲がって切らないように注意します。(;^ω^)

とりあえず、ごっつい基部の付いたパーツを全て切り出しました。ノコが指に食い込んでヒリヒリしてます・・・(;^ω^) ですが、最も嫌な部分をクリアーできましたので、この先の工程はサクサク進むと思われます。( ´∀` )

【パーツのサンディング】12.19

こんにちは!更新が遅くて申し訳ございません。サクサク進むと思っておりましたが、各パーツの表面整形に苦戦しておりまして、気が付いたら4か月近くも間が空いておりました。<(_ _)><(_ _)>

ひたすらパーツの整形のみを行ってまいりましたので、絵的に面白くないので詳細は省かせていただきます。とりあえず一部ですがご報告とさせて頂きます。

いつも使っている、キットにはめ込むようなレジンキットのレベルと思っておりましたが、小部品も御覧のように台座(?)から切り離さなければならず、また、表面が3Dプリンター製のように粗いので、1パーツに付き全面のサンディングが必要となっております。(T_T)/~~~

愚痴ではないのですが、昔の縁日の型抜きゲームの様な事をしまして、(;^ω^) 剥がした部分のみではなく、全面を400番から順にサンディングしてまいりますと、1日1~2パーツぐらいしか進みません・・・。<(_ _)><(_ _)> 最終的には1個1個サフを吹いて仕上げた方が良いのでしょうね・・・。気が重いです。(;^ω^)

こちらはフロアー部分ですが、設計が今一つの様で、底が抜けてしまっています。(;^ω^)

見本の写真で確認しますが、結構目立つ部分なので、修正が必要ですね。

悩みましたが、裏側からプラバンを貼って瞬着、パテ成型をすることにしました。

【サフ吹き】1.4

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。<(_ _)>

さて、どんどん塗装を進めるつもりでおりましたが、下地処理が甘かったようで、サフ完了まで時間がかかってしまいました。(;^ω^) 今回はサフ完了までのご報告とさせて頂きます。<(_ _)>

まずは、塗装前に組付けられるパーツを組んでいきます。一応、雄雌構造になってはいるのですが、オス側をメスのくぼみに合うように整形しなければなりませんのでここでまた時間をとられます。(;^ω^)

全てのパーツにおいてこの作業が発生します。今思えば電動工具を出動させればよかったと思います。(T_T)/~~~

コクピットフロアー後部の構造物の雄雌加工は面積が大きいのでちょっと大変。(;^ω^)

整形を進めてくと、このように「す」が入っている部分にちょいちょい出くわします。嘆いていても仕方がないので溶きパテで穴埋めします。(#^^#)

ここでインストを見てみましょう。キットはコクピットフロアー(2F)とレーダー室(?)(1F)の構成になっています。1F部分は組んでしまうと何も見えなくなってしまいますので、2F、1Fは別々に展示する前提が良さそうですね。

それではまずは2Fから。この状態で塗装して、最後に組み上げる形にします。

1Fはこの状態で塗装してから組み上げます。

小物はパイピングなどの細工が必要なものもあるので単体で塗装、ディティールアップをして最後に取付とします。

それではサフを吹いていきましょう。外側の壁の部分ですが、ディティールには全く関係ありませんが、ぱっと見一番目に付く部分です。キットのままだとガタガタなので、丁寧にサンディングしたつもりですが小傷、欠けなどが目立ちますね・・・。(;^ω^) 振り出しに戻る・・・・。(T_T)/~~~

再度サンディングなどをして、ようやくサフ工程完了です。('ω')ノ

ようやくスタート地点に立ったところなのですが、妙に達成感があります。"(-""-)" フルレジンキットは初めてなのですが、正直甘く見てました・・・。(;^ω^)

【フロアーの基本塗装】1.21

こんにちは!更新が遅くて申し訳ございません。今回は基本塗装のご報告です。

まずはインストを確認します。インストに指示色のリストがありますが、知らない塗料メーカーで、調べるのも面倒なので写真で確認します。<(_ _)>

什器類は灰緑色のような色、フロアーと座席はグレーの様です。

一応、写真集でも確認してみます。什器の水色がかった灰緑色ですが、実機写真では光線によって色がまちまちで悩みます。

こちらの座席は灰緑色、床はクレオス317番っぽいグレーです。

いきなりですが基本塗装完了の巻です。(;^ω^) 灰緑色はタミヤラッカーの灰緑色に白と青を混ぜて作りました。床のグレーは317番グレーに338番ライトグレーを少々。黒の部分は可能な限りエアブラシで塗装しております。

爆弾槽に続く隔壁は、インストでは黄色く塗ってありますが、

実機写真を見ると断熱材の様なものが貼ってありまして、それが茶色っぽいのでサンドイエローベースの黄土色の感じで塗っておきます。

【フロアー細部の塗り分け】1.25

それでは細部の塗り分けをしていきましょう。まずはインパネを塗り分けていきます。

メーター以外はグレーですので、床面とは違う、ミディアムシーグレーのような感じの色を塗っておきました。エッチングでなければマスキングをしてエアブラシでシャープに仕上げたいところですが、マスキングを貼るとはがれてしまいますので、エッジが今一つですが筆塗りで対応します。<(_ _)>

メーターはデカールで再現するようです。

水にぬらして剥がしてみると、メーターの針の部分はクリアーで抜いてあるだけなので、ベースを白くしておく必要があります。(;^ω^)

貼付け後、乾燥したらクリアーボンドでエッチングを貼り付けます。

クリアーボンドは硬化後に平滑になってキラキラ光りますのでガラスの再現としても最適です。( ´∀` )

続いてサイドコンソールですが、メーター部分が抜いてあるのですが、デカールも何も付属していませんので、ジャンクデカールにてそれっぽくしておきます。

右側はこんな感じです。ちょっとずれてしまっていますので、後で修正しておきます。<(_ _)>

左側はこんな感じです。

続いてスロットルレバー類を取り付けていきます。ここはエッチングです。

実機写真も参考にしながら曲げていきます。

実機写真を見ると前側に倒れていますが、インストに従って手前側に取り付けます。

クリアーボンドは瞬着性が無くて位置決めが難しいので、ここは低粘度の瞬着で固定していきます。振動による脱落が心配ですが、接着剤モリモリだと見映えが悪いのでご了承願います。<(_ _)>

続いてラック周りのパイピングをインストに従って施しておきます。

配色、配置はインストに従っております。

1F部分の計器、モニターです。

そこそこ実機に忠実に再現されていますので、それに従って配色してみました。実際、黒いつまみに白い文字でそのつまみの名称(?)が書いてあるものが多いのですが、そのままでは面白くないので、全体的にドライブラシをかけてあります。

1F部分の機器類が塗り終わりましたので、組んで確認します。

まずまず、良い感じだと思っております。

搭乗口部分に黄色いグレーチングのようなものがありますが、開状態で固定させて頂きました。

続いて2F(操縦席エリア)も組んでいきましょう。全体的に墨入れをして使用感を出しておきます。

右サイドと後席です。後席の計器パネルに関しましては、実機写真がありませんので、インストに従って、若干アレンジも入れつつ塗り分けております。

左サイドは仮眠エリアでしょうか。( ´∀` )

という訳で、フロアー部完成です。部品数は少ないのですが、1パーツの整形に時間がかかりまして大変お時間を頂いてしまっております。<(_ _)><(_ _)>。

【座席を作って完成】2.1

こんにちは!今回は座席を作ってまいります。6脚もあるのでちょっと大変ですが頑張りましょう。

資料はインストの完成写真と、

実機の写真がありますので、いいとこ取りみたいな感じで進めて行きます。

まずは大きな部分をエアブラシで塗り分けます。グレーの部分はやや青味がかったエアクラフトグレーっぽい色を調色し、クッションはカーキをべた塗しました。

グレーついでに外面も同色で塗っておきます。サフのみでも結構綺麗な感じでしたが、擦れ痕などが発生していましたので、ここでもう一度きれいにしておきます。

塗り分けは可能な限りエアブラシで行います。

大まかな塗り分け完了です。ここはインストを参考にしています。

続いてシートベルトを作っていきます。エッチングのバックルと紙製(?)のベルトを組み合わせていきます。

写真を参考にするしか方法がないのですが、ベルト部分の巻方(?)が難しそうです。(;^ω^)

エッチングですが、ちょっと今一つな仕上がりで、そのままでは紙製のベルトを組み込めないので、ベルトを少し細くカットする必要があります。

とりあえず6脚分、24セット作ります。(;^ω^)

インスト通りとは行きませんが、それっぽく貼り付けます。

続いて、更に細部の塗り分けをして、あと、でっちアップの域を出ませんが、パイピングを少々。<(_ _)>

パイロットシートには天井に布の部分がありますが、キットでは再現されていないので、パテを盛って再現してみましょう。

実機ではこんな感じですが、スキル的にパテを盛ってそれっぽく見せるぐらいしかできません、ご了承願います。<(_ _)>。

パテが乾いたらヤスリでそれっぽい模様を描いて完了です。

最後にエッチングのイジェクトハンドル類を取り付けて、2F部分のシート、完成です。( ´∀` )

続いて1F部分のシートのディティールアップです。酸素ホースでしょうか、結構目立ちますので真鍮パイプや銅線を使って再現しておきます。

ホース本体は真鍮棒に0.1㎜銅線を巻いてそれっぽく再現しました。

塗り分けるとそれっぽく見え・・・ません??(;^ω^) 接写だと、ちと厳しいでしょうか・・・<(_ _)>

それではシートをフロアーに接着します。まずはパイロットエリアです。

続いてその後ろ。

最後に1F部分ですが、その前に、エッチングのような感じでインストに描かれている部分をプラペーパーで自作しておきます。目立つ部分なので、キットで用意してほしいですね・・・(;^ω^)

梯子の天板と、吊り下げタイプのデスクの様な、トレーの様なパーツです。(;^ω^) シートも取り付けて1F部分完成です。

という訳で、ようやく完成~~!! フルレジンのキットは初体験でしたが、ほんと、大変ですね、ガレキとか作られる方、尊敬です。( ゚Д゚)

とにかく、大変なお時間を頂いてしまいまして誠に申し訳ございません。<(_ _)> またのご来館をお待ち申し上げます。

【完成画像】2.7






































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