MENG 1/48 F-35A ライトニングⅡ 航空自衛隊 製作記





こんにちは!我らが自衛隊のF-35の製作依頼を頂きました!今回はモンモデル(?)英語読みではメンモデルかなーと思っておりましたが、とにかく初めてのキットです!

パッと見、日本のメーカーみたいな箱絵です。日本語だらけですが、少し不自然なところもありますね・・・。ロッキード・マーティンって、フルで書かれることあんまないですよね( ´∀` )

【前置き】

箱の側面です。香港のメーカーみたいですが、営業戦略(?)が素晴らしいですね。本キット、日本限定と書いてありますが、ここまで日本語とは気合が入ってます。アカデミーさんも、せっかくお隣さんなんですから、商売と割り切って、これぐらいやって欲しいものです・・・。

しつこいですが、反対側です。透明○○って辺りが中国っぽいですね( ´∀` )とにかく「日本で売りたい感」が溢れていて好感が持てます。あっ、香港を中国と言っては語弊がありますかね・・・。

アフターパーツとして、まずはエデュのビッグエドを御支給頂きました!高級食材です!非常にありがたいのですが、ちょっとブルーになります(笑)。

これは本当にありがたいです!!正直ご依頼を頂いた段階では、「このマスキングをまたやるのかー・・・」と思い、少しブルーになっていましたが、やはり商品化されているんですねー、えらい!これは本当に助かります!私なら5,000円は余裕で払います(笑)ご配慮に感謝いたします。<(_ _)>

【製作開始】7.15

早速製作に入りましょう!まずはインスト表紙。昔ノートの余白に書いた落書きみたいです( ´∀` )文言はほぼ全て日本語です!海外製とは思えないです。

さて、まず最初に、いつものように2分割パーツを接着してサンディングに備えます。今回はビーストモードを御所望ですので、ウェポンは全て製作します。見たことのない爆弾があります。第5世代爆弾?

やはり整形上仕方がないのでしょうか、インテークには押し出しピン跡がガッツリあります。分割位置の意図が不明の垂直尾翼のつなぎ目と一緒に瞬着を盛ってサンディングに備えます。

次にお決まりのコクピットなのですが、最新鋭機は小物が少なくて助かります。大戦機だとコクピットだけでお腹いっぱいな感じなのですが、第5世代戦闘機ともなると、1/48でも1項目で終了です。説明もちゃんと日本語です!

今回はエッチングを御支給頂いておりますので、キットの余計なモールドを削ってエッチングを貼っていきます。

フロアーをクレオスの317番で塗って、パネルを黒で塗り分けて、エッチングを付けて終了です。

因みに、ディスプレイは写真の2種類の選択でしたが、緑一色(電源OFF状態の再現なのでしょうか?)は模型的につまらないので却下させて頂きました。

【出典】イカロス出版 世界の名機シリーズ

実機の写真です。まるでTVゲームのセットのようなあっさりした内装です。

続いて射出座席です。案の定、キャノピーブレーカーの辺りが旧式で再現されています。

【出典】モデルアート 飛行機模型総ざらい1

当サイトの1/32の製作記でも書きましたが、モデルアート別冊の記事を参考に新型に修正します。

とりあえず、三角の部分をプラ板で工作しました。シート自体は最後のほうで取り付けますのでとりあえず製作過程は後報とさせて頂きます。

【機体内部の工作①】7.21

こんにちは!コクピットに続き、機体内部に収める部分を作って行きます。ここが終わらないと飛行機の形にできませんので、個人的には楽しいエリアではありませんが頑張って進めてまいります!

とりあえず前回作ったコクピットを胴体にくっつけてみます。カラーエッチングのグレーの部分がコクピット色と全く違いますので同じ色で塗っておきましょう。

これでしっくりきます。

インテークはもちろん、脚庫、ウェポンベイは先に作らないといけませんので、切り出してサンディングします。ついでに、同じく白く塗るドアー類も一緒に作ります。ドアヒンジのサンディングに、思いのほか時間を取られてしまいました。塗った後でくっつけると強度も落ちますので、先に組み立ててしまいます。

中国製だからという訳ではないのですが、このキットもパーツの表面がかなりの梨地となっております。光沢塗料を塗る際には、可能な限り全面をサンディングします。広い面積、曲面部にはスポンジヤスリが便利です。

3M サンディングスポンジ5枚セット

イタレリの1/32ではえらい苦労しましたが、このキットは脚庫やウェポンベイに、押し出しピン跡がほとんどありません。唯一、主脚庫のところに跡がありますが、ペーパー掛けだけで消えるぐらい浅いので助かります。

ウェポンベイです。イタレリのと似たような感じで、ケーブル類がモールドされています。スケール的に塗り分けが大変です(-_-;)が、嫌がらせのような押し出しピン跡が無いのは救いです。( ´∀` )

脚もついでに組み立ててしまいます。後でブレーキパイプなどを追加工作するつもりなので、この段階で塗りはしませんが、脚庫を使ってアクチュエーター類を接着してしまいます。めんどくさいところは可能な限り先に済ませたいです。(;^ω^)

白くするパーツ全てを、クレオスの316番でバーっと塗ります!下地がほぼ黒に近い色なので、真っ白にするのが大変です。一気に厚塗りするとモールドが潰れてしまうので、薄い塗料を何度も塗り重ねます。

それではインテークから組み立てていきましょう。インストではこんだけです。

インスト通りに仮組してみますと、接着部にご覧のような線が出来てしまいます。接着後にパテ整形でもいいのですが、当機の様に複雑な形状の場合は、あまりにも大変なので、ごめんなさい、ちょっと横着をします。

あくまで私の場合ですが、白を塗る際に、糊しろにも塗料をしっかり乗せておきます。( ´∀` )

そして、接着する際に、流し込み接着剤を使って、糊しろの塗料を溶かすイメージで組みます。遠目では全く気にならない程度です。

完全硬化する前に、圧着する力を抜くと、隙間が復活する恐れがあるので、ご覧の様に、瞬着を使って固定しておきます。硬化スプレーがあると作業が非常にはかどります。

ウェーブ 瞬着硬化スプレー 徳用 低臭

完成後はほとんど見えませんが、エンジンのファンブレードです。シルバーで、思いっきり光らせています。

組んでみると・・・見えませんよね(-_-;)・・・。かすかに光ってますが・・・。

さて、インテークを胴体に合体させます。が、さっきの瞬着パッチが干渉しそうです。最近のキットはCADで設計されているせいか、パーツ同士(接着部)に遊びが全くない場合が多いので、このような部分の組立には、サンディング整形が必要な場合があります。

という訳で、流し込み接着剤が完全硬化後に、干渉しそうな部分の瞬着パッチを削っておきます。

胴体に合わせてみますが、気になる隙間はできません。イタレリのキットではここでも大変な思いをしましたので、少しほっとします(;^ω^)。

【士の字まで!】7.26

こんにちは!本格的に夏になりましたね、ついこの間まで、塗装ブースから吹き込む寒風に悩まされていたのに、もう冷房無しではいられないって、ほんと、時間が経つのが早くて困りますね(;^ω^)

さて、今回はウェポンベイ等を完成させて士の字まで持っていきたいと思います!

前回、ウェポンベイ等の塗装をしましたが、エッチングの部品を忘れていましたので、取り付けておきます。折り目がキッチリと処理されているので、このような箱型の造形物もエッチングベンダー無しでキッチリと組上げられます。

ウェポンベイです。若干のディティールアップを御所望だったのと、キットのままでは、塗り分けてもちょっと寂しい感じでしたので、さかつうのソフトワイヤーでパイピングしておきます。ストライクな写真を探せませんでしたので、ブラックドックのディティールアップパーツなどを参考にパイピングしてみました。

さかつう フレキシブル・ワイヤー 直径0.5mm 素材 ノンスケール 4551


さかつう フレキシブル・ワイヤー 直径0.5mm 素材 ノンスケール 4551


さかつう フレキシブル・ワイヤー 直径0.7mm 素材 ノンスケール 4552

次に機体内に収める部分でエンジンノズルを作って行きます。来ました!エッチングです!(-_-;) 1/32の時に経験済みなので、ブルーなのですが、気持ち楽です。( ´∀` )

滅多に使わないベンダーを駆使して、無呼吸症候群になりながら、インストに従って丁寧に折り曲げていきます。今回は奇跡的にバラバラになりませんでした(^^;

タミヤ クラフトツールシリーズ No.67 エッチングベンダー プラモデル用工具 74067

インストに従って円錐形にしていきます。気づくと息が止まっています。( ´∀` )

キットパーツに仮組してみます。エッチングの設計は良いようで、すんなり収まります。塗装に関して、排気ブレード周りはブラックグレーに、タンでドライブラシをかけています。正直、エッチングに関しては、このまま塗らずに終わりにしたい感じです。なぜなら・・・

塗ってしまうと、ただの自己満になってしまうからです!でも、写真でわかるぐらい派手にハイライトをかけてしまうと、リアリティを損ねてしまいますので、薄いタンでハイライトをかけて終わりにします。肉眼で楽しめる程度がリアルと思っておりますのでご了承願います。<(_ _)>

ウェポンベイのパイピングを塗り分けて、胴体に合わせてみます。自分ではまずまずと思っていますが如何でしょうか。パイピングは、ほぼでっちアップなのですが、そんなに違和感無いと思いません??(;^ω^)

めんどい<(_ _)> 部分が終わりましたので、飛行機の形にしていきましょう!インテークと胴体の合いは悪くありません。念のため裏側から瞬着パッチで補強しておきます。

ウェーブ 瞬着硬化スプレー 徳用 低臭

表側もこんな感じで、悪くはありませんが、実機ではパネルラインの存在も確認できませんので、瞬着で隙間を埋めてサンディングに備えます。

胴体上面と下面を貼り合わせてみます。懸念していたインテークリップも、イタレリとは違ってバッチリ隙間なく組み上がります。ほんと、ありがたいですm(__)m

今回はビーストモードにてご依頼を頂きましたが、最近のマイブームの艤装脱着式にご理解を頂けましたので、パイロン基部に0.5mmで穴をあけて主翼を組み立てます。

という訳で、士の字ではありませんが、とりあえず機体完成です!主翼の分割部に、実機では線がありませんので、瞬着を盛ってサンディングに備えます。水平尾翼周辺、垂直尾翼は単体でサンディングして、塗装前の最後の段階で取り付けます。

【機体のサンディング】8.4

こんにちは!毎日暑いですねー、関東は連日激しく晴天です(;^ω^)週に1回ぐらいは雨が欲しいところです。

さて、接着も硬化していると思いますので、塗装に向けてサンディングをしていきましょう。

まずは400番のペーパーで粗削りをしていきます。イタレリ1/32同様に上下に分割ですので、側面のエッジを出すのが大変です。モールドを消さない様に注意しながら角を出しつつサンディングです。何度やっても難しいですね(^^;

【出典】文林道 「航空ファン」特別編集

本当はこんな感じで、指が切れるぐらいとがらせたいのですが、分割位置がエッジの頂点なので、どうしても先端が丸くなってしまいます。ご了承いただけましたら幸いです。

主翼上面です。分割位置をもう少しやりやすい所に持ってきてほしいですねー、というか、パネルラインが見えない機体なので、いっそのこと一体成型で良い気もします。

下面です。イタレリ1/32同様、凸モールド付近に接着線が来ますので、処理に時間が掛ります。(^^;

イタレリでは大変苦労したインテーク周りですが、比較的合いが良いので、ここはだいぶ楽でした。

続いて1000番ペーパーでサンディングですが、当キットも御多分に漏れず、かなりハードな梨地ですので、全体的に一皮むく必要があります。つや消し塗装なのでそのままでも行けなくはないのですが、個人的にこのままだと食玩みたいな仕上がりになるので好きではありません。

1000番では時間が掛るので、600番ぐらいで一皮むいてから1000番で仕上げます。凸モールドが多いので、スポンジヤスリが便利です。

3M サンディングスポンジ5枚セット

触った感じで全体的につるつるになるまでひたすら磨き続けます。個人的にはプラモ製作の中でもっとも楽しくない工程です(;^ω^)

機首側面のエッジ具合です。1000番の段階でも、ヤスリの土台を使ってエッジを出すように研いでいます。

別のアングルから。実機の様にはいきませんが、まずまずではないでしょうか。<(_ _)>

垂直尾翼とスラットを付けてみます。垂直尾翼の合い加減は抜群です( ´∀` )水平尾翼もつけてしまおうと思いましたが、取付角度の選択がありましたので、お客様にご確認を頂きましてから取り付けます。F-35は真横から見ると今一つですが、上から見たスタイルはなかなかカッコいいです。

【塗装開始】8.14

こんにちは!少し間が空いてしましました、申し訳ございません。さて、今回はいよいよ塗装に入ってまいります!

と、その前にキャノピー等、クリア部品の合いを確認しておきましょう。パッと見はバッチリです。贅沢を言えば、色付きクリアーパーツにしてほしかったです。(-_-;)

ここもほぼ段差が出来ません。細かく言えば、機体側と面一にならないといけない気もしますので、後でキャノピー側を少しサンディングして面一に持っていきましょう。

翼端灯です。こちらもよくできています。そのままでOKでしょう。

お客様よりエレベーターの角度をご指示頂きましたので、塗装前に取り付けを確認します。

とりあえず準備完了です。個人的にはこの辺りからモチベーションが上がってまいります。( ´∀` )

続いてマスキングに入ります。インテークは白とグレーの境界線をタミヤの曲面用でマスクします。そのあとで、細かく切った紙マスキングを貼っていきます。ここは慎重に、絶対に中に塗料が吹き込まない様に何重にも重ねます。

下面側からも確認します。吹き込んでしまった場合、後から修正できなくもないのですが、非常にモチベーションが下がりますので、ちょっと面倒ですが、丁寧にマスクします。(^^;

あまりお勧めしませんが、私の場合、横着なので、ウェポンベイ等の大きな開口はこんな感じで済ませてしまいます<(_ _)>エアブラシの角度に注意すれば、この程度でも十分です。キッチリ貼る時間よりも、ミスっても、後から修正する時間の方が短いので、効率を優先させます。

【出典】文林道 「航空ファン」特別編集

実機写真を眺めてイメージをつかみます。色味も頭にインプットします。

【出典】文林道 「航空ファン」特別編集

一応、曇天下の色も。キャノピーの金粉入り(?)虹色が悩ましいですねー、どこかメーカーで、これを再現できる塗料を出してくれないでしょうか・・・。(;^ω^)

まずは自家製ガンシップグレー(暗い方のグレー)で全体を塗っていきます。つや消し寄りに調色していますので、サフを兼ねて全体を塗装します。すると、下地処理の粗が出てきますのでここで修正します。写真は、主翼の接合部の処理が甘いのを見事に映し出しています(-_-;)

隙間にはラッカーパテを盛り、サンディング不良の段差は塗料を厚塗りした後で、1000番以上のスポンジヤスリで再度サンディングして面一にすれば簡単に段ちは修正できます。

3M サンディングスポンジ5枚セット

修正部の光沢が、無修正部の光沢と同じになるまでスポンジヤスリ掛け&塗装を繰り返したら完了です。まずまずではないでしょうか( ´∀` )

裏側もOKですね。

【ギザギザ模様の塗装】8.25

こんにちは!お待ちかねのギザギザ模様です!今回はアフターパーツのマスキングがあるので楽しみです( ´∀` )!

ちゃんと切れ目が入っていますし、付番もしてあります!

計測もバッチリで、キットのギザギザにバッチリ合います!これはテンションが上がります!ですが、200枚以上ありますので、それなりにしんどいです!(;^ω^)

裏側もバッチリですが、Rの部分は切れ込みを入れた方がうまくいきます。

アフターパーツは胴体と主翼の一部しかカバーしていませんので、その他の部分は地道にマスクしていきます。イタレリの1/32の時は1日2時間で、丸一週間かかりましたが、今回は3日ほどで完了しました。

裏側です。一発で塗り分けを完了させるのはちょっと大変なので、一旦これで塗って、足りない部分は後で塗り分けていく方が楽でしょう!

【出典】文林道 「航空ファン」特別編集


航空自衛隊次期戦闘機F-35ライトニングII (世界の傑作機別冊)

塗り分けイメージはこれで行きます。インストだけで塗り分けるのは無理があるので、実機写真は必須でしょう。ステルス機特有なのか、同じ色でも角度によって色味が違うのが悩ましいです。(;^ω^)

あまり明度差が激しいとしっくりきませんので、指示色よりも少し暗めのグレーでギザギザ模様を塗っていきます。イタレリ1/32の時と同様に、クレオスの317番をベースに、ニュートラルグレーに近い、青みの少ないグレーで塗っていきます。

マスキングのミスが無いことを祈りながら塗っていきます。( ´∀` )

ドキドキしながらマスキングを剥がしていきます。何度やっても楽しい瞬間です!貼っている時から判っていましたが、かなりの精度です。細かい部分も、ちゃんとギザギザが際立っています。

ギザギザ模様第一段階完了です!この後、第一段階でカバーできなかった部分を単独で塗り分けていきます。一気にかっこよくなります!モチベーションも上がってまいります!!

裏側も良い感じです!ちなみに、マスキングを剥がすだけで30分ぐらいかかりました( ´∀` )

【機体の基本塗装完了】8.31

こんにちは!もう8月も終わりですね・・。蝉の声が幾分弱々しくなり、夜風も幾分涼しくなり、秋を少しづつ感じる今日この頃であります。

さて、続いて機体の塗装を仕上げてまいりましょう。

まずは、前回カバーしきれなかった塗り分けを仕上げてしまいます。実機写真を参考に塗り分けていきましょう。写真はスラット部とフラップの境界です。フラップ部は実機写真でも判然とはしませんが、私にはそう見える気がしますので、ご了承願います。

ノーズコーンです。ギザギザ模様の色とは若干違うので、そのように塗り分けてみます。グレーの調色は適当です。

こんな感じです。あくまでも実機写真をもとにした主観ですが如何でしょう。

次にパイロン基部です。ギザギザ模様のグレーよりも若干暗い色で塗り分けてみます。細切れにしたマスキングテープで塗り分けます。

【出典】文林道 「航空ファン」特別編集

因みに、実機はこんな感じです。写真はA型ではありませんが、ご参考ということでm(__)m

キャノピーフレームもここで塗っておきましょう。冒頭でも言いましたが、キットのものは真っ白なクリアーです。実機はスモーク、厳密には虹色スモークなので、塗装が必要です。ハセガワトライツールの偏光シートもありますが、この曲面には貼れませんので諦めて塗装しましょう。

というわけで、クレオスのスモークグレーを塗ってそれらしくします。ごく薄い濃度で、何回にも分けて塗っていかないとムラができてしまいますのでご注意ください。

実機写真ではもっと暗く映っているものもありますが、あまり黒いとおもちゃっぽいので、この程度にします。

忘れていましたが、ウェポンベイ等の淵を白くしておきます。めんどいのですが、筆で塗るよりも、丁寧にマスキングしてエアブラシで塗装したほうが完成度が高いです( ´∀` )

すこしキリっとした気がしませんでしょうか??自己満?( ´∀` )

またまた大きな忘れものがありました(;^ω^)。エッチングのメッシュパーツをつけ忘れていました。せっかく高価なエッチングを御支給頂いていて、こんなところを見逃していました、塗装前につけるべきですが、何とか・・・。接着剤のはみだしは後で修正します(-_-;)

マスキングミスなどを修正してとりあえず基本塗装終了です。今回のご依頼では若干の使用感をご所望ですので、この後汚し塗装をしていきます。

過程の詳細は端折らせて頂きますが、汚しの前段取りとして、退色っぽく、濃いグレーの部分に表情を付けておきます。この後、デカールを貼った後に最終的なウェザリングをかけていきます。

と、その前に小物も作っておきましょう。まずは脚柱です。そのままでは寂しいので、0.3mmのソフトワイヤーとプラペーパーを使ってでパイピングです。自身の1/32の製作記を参考にしています(;^ω^)

タイヤは黒を塗ってから白を塗ります。御支給頂いたマスキングに、タイヤ用のも入っていましたので助かりました。ホイールのセンター部はエッチングです。

着色して組んでみました。接写だと少し厳しい感じもしますが、私の肉眼では合格点です・・・。

ついでに射出座席も完成させましょう。前項でご紹介しました改造部分を仕上げて、シートベルトを先に接着します。エデュのエッチングは色がおかしいので、先に貼って後で着色します。

【出典】文林道 「航空ファン」特別編集

実機のシートベルトは真っ黒です。座席部分も黒いのは現代的ですね、スタイリッシュで高級感もありますし、何となく座り心地がよさそうに見えますね。

こんな感じで完成とします。部分的に黒のトーンを変えて質感の違いを表現します。

【デカール貼り】9.5

こんにちは!今回は残りの小部品の仕上げとデカール貼りまで進めます。

まずは排気ノズルです。ディティールは抜群です。内側はタンを少し混ぜたやや黄色がかった白を塗っておきます。

【出典】文林道 「航空ファン」特別編集

塗装の前にアイリス板(?)の色を確認しましょう。インストではガンメタ指定ですが、ご覧の通り、決してガンメタではありません。(;^ω^)どちらかといえば茶色が強い色ですね。

【出典】文林道 「航空ファン」特別編集

違う角度からも。この角度だと、少し茶色が弱いですね。

とりあえず、ファーストインプレッションで塗ってみます。この角度だと茶色が強い。

でも、違う角度だと少し茶色味が弱くなるように、クリアーイエローやブルーを混ぜて頑張ってみました( ´∀` )

デカール貼りが発生するので、ウェポンも先に塗っておきます。地味ですが、超めんどいです。(;^ω^)

それではデカールに入ってまいりましょう!

え、え?えー!国籍マークが・・・使えない・・・(´;ω;`)

【出典】文林道 「航空ファン」特別編集

大きさもでたらめ・・・。

四角いベース部の色が合わないのは分かっていたのですが、日の丸の白ふちは使いたかったですね、しょうがないので、塗装で仕上げましょう。目検ですが、マスキングで明るいグレーの部分を作ります。

こんな感じで四角い部分をマスキングします。

右と左では四角の長辺の長さが違います。結局デカールは使えないわけですね・・。ここは自分の目を信じて勢いで進めます。<(_ _)>

下面はこんな感じです。

コンパスカッターと円形テンプレートで白ふちを作っていきます。やっぱり私的には1/48は小さくて厳しいですね、デカールみたいな精度が出ないのが残念ですが、技術の限界です。ご理解を頂けましたら幸いです。

ぱっと見ではそんなに気になる悪さではありませんので、これで良しとさせていただきます<(_ _)>

一応、遠目でも確認しておきます。(;^ω^)どうでしょう・・・。

側面はこんな感じです。

続いてデカールをどんどん貼ってまいります。言われなければ気づかない細かい部分もきちんと再現されている点は評価できますね( ´∀` )

貼り付け指示は良いのですが、ピンぼけすぎて詳細が全く分からないのはいただけません(#^ω^)

【出典】文林道 「航空ファン」特別編集

ここも実機写真がないと成立しません・・・。

何気なく貼ってはみたのですが・・・水色??・・・。

【出典】文林道 「航空ファン」特別編集

何となく水色に見える写真もありますが、蓄光テープは黄色に近い色が正解と思いますので、後で修正します。

いきなりですが、機体のデカール完了です!デカールの質自体は良好で、艶消し塗装にも、マークセッターでぴったりと密着してくれます。せめてもの救いですね( ´∀` )

ウェポンにもデカールがありますので一緒に貼っておきましょう。

はい、(#^ω^)黄色のストライプがストレートで作られています。曲面に張り付けるのに・・・。マークソフターで頑張れば、貼れなくもないのかもしれませんが・・・。

塗装してしまったほうが早いしキレイです。タミヤの曲面マスキングを細切りにすれば、割と簡単にマスクできます。

まあまあ上手くいきました( ´∀` )

ここで、パイロンやウェポン類がうまく取り付けられるか確認しておきましょう。パイロン、ウェポンには真鍮線を使って脱着仕様の加工をしておきます。



サイドワインダー用パイロンです。接合部はまずまずです。キットにはサイドワインダーが入っていませんが、パイロンだけというのも寂しいので、デッドストックのハセガワウェポンセットよりAAM-3をもってきました。



ウェポンベイにも爆弾を付けられるようにしておきます。



ビーストモードです!全部外せばステルスモード!( ´∀` )

【ウェザリングから仕上げ】9.7

こんにちは!残暑が厳しいですね・・。今日も真夏みたいでした(-_-;) さて、デカールも乾きましたので、クリアーをかけて、ウェザリングに入っていきましょう!

あ、そうそう、待ちきれなくて、脚を取り付けてしまっています。m(__)m

クリアーの工程は割愛させていただきまして、墨入れです。いつものように全体にクレオスのウェザリングブラックを塗りたくります。艶消しで仕上げているので、全体に塗らないと色ムラが出てしまいます。

そして、ティッシュなどで粗々っと拭います。墨の拭き残しをウェザリング表現に使いますので、汚したい部分に墨が多めに残るようにします。

吹き残しが完全に乾いたら、溶剤をしみこませた綿棒でちまちま拭き取っていきます。リアルなムラを意識しながらやっていきます。



完了です!これだけでも、だいぶ表情が変わりますね( ´∀` )

Mr.ウェザリングカラー マルチブラック40ml

【出典】文林道 「航空ファン」特別編集

エアブラシで汚しを仕上げる前に、細かいところも仕上げてしまいましょう。まずは、機首部分の塗り分け指示が端折ってありますので、実機写真を参考に再現しておきます。ちなみに、写真はC型ですが、この部分は同じですのでご了承願います。※下面のドアー類も記事無視で取り付けてしまいました、合い具合はバッチリです。ご了承願います<(_ _)>

何かのカメラっぽいところはクリアーエメラルドグリーンで仕上げます。(自家調色です)(;^ω^)

ついでに翼端灯も塗っておきましょう。実機写真を見る限りでは、色ガラスではない感じですが、模型的演出としてご理解を頂けましたら幸いです。

機首下面のカメラ(?)部分です。実機写真を見ると、ちょっと違くない?って感じもしますが、こんなところは雰囲気だけで十分ですよね( ´∀` )よくできてます。ミラーシールの上からクリアーオレンジです。

そのカバーです。実機写真を見ると虹色に光っていますので、ハセガワトライツールの偏光シートを貼ってみます。単品で接写すると、小汚い感じですが・・・・・

合わせてみると、まずまずの再現力です。

ハセガワ 偏光フィニッシュ グリーン~マゼンタ

【出典】文林道 「航空ファン」特別編集

次に、背中のカメラ窓が省略されていますので、なんちゃってですが、再現しておきましょう。

黒で三角を描いた後で、先ほどの偏光シートを貼ってみます。ある角度から見ないと光らないし、クリアー感が出るので、実機とは少し違うかもしれませんが良いと思います。

蓄光テープの部分です。デカールの水色ではちょっと違いすぎるので、ほぼ白に近い黄色でオーバースプレーします。すると、不思議と、蛍光イエローみたいな色になります。今後、これを塗装仕上げする際は、下地に水色を塗っておくことにしました( ´∀` )!

細部が一通り終わりましたので、薄く溶いたダークブラウンで汚し第2弾を実行します。先ほどの拭き残した(ムラ模様を残した)部分を中心に、モットリングを施す感じで、エアブラシ細吹きでオーバーコートしていきます。

写真にすると、なぜか肉眼よりもキレイに映ってしまいますが、一応ここもウェザリングはかかっています<(_ _)>

排気ノズルのアイリス板にも表情を付けておきましょう。

下面です。脚庫周りを中心にオーバースプレーしていきます。オイル汚れを再現したくて、クリアーオレンジも薄く吹いていますが、写真だと全くわかりませんね、残念(;^ω^)

【完成!】9.12

こんにちは!いよいよ完成です!今回はお任せ仕様でのご依頼でしたので、自己満路線でいろいろやっていたら思いの他時間がかかってしまいました、申し訳ございませんm(__)m

最後にキャノピー周りを仕上げます。エッチングを御支給頂いておりましたが、ご依頼が「閉状態」というのと、キットパーツを優先させないと成立しない部分がありましたのでここは割愛させていただきます。ご了承願います。<(_ _)>

エッチングのハンドルですが、仕上がりがいまいちなので0.3mm真鍮線で置き換えます。長さが違うのは、長い方を接着代にするためです。両端を接着代にすると、ピンバイスで穴あけするのが難しくなってしまいますので、片側のみを穴に刺して固定し、反対側は表面的な接着で済ませます。このサイズではこれで十分固定できます。

ハンドルをキットの内側フレームパーツに取り付けます。接着は透明ボンドを使用します。振動で外れるといった恐れが少ないので、このような小さな部品の場合は瞬着よりも良いでしょう。この後黒で塗って完了です。

【出典】文林道 「航空ファン」特別編集

次に、細かいですが、キャノピーに白(薄黄色)の四角いものがありますので、ジャンクデカールで再現しておきましょう。

ジャンクデカールのミサイル用の黄色帯に、ほぼ白に見える黄色をオーバースプレーして薄黄色の四角形を作ります。

実機写真を見ながら、裏側から貼り付けます。

最後にピトー管です。触っている内に無くすのが常ですので、必ず最後に取り付けるようにしています。(;^ω^)

うっかり忘れるところでしたが、インテークのマスキングをはがしましょう!(;^ω^)境界線もばっちり決まりました。無駄な吹込みもありません。成功です!


というわけで、完成!です( ´∀` )!パーツの合いはまずまずで、ハセガワさんよりは幾分作りやすいです。そういえば、なんでハセガワさん1/48で出さないんでしょうね・・・。お付き合い頂きましてありがとうございました。写真をクリックしていただくとギャラリーへジャンプします!またのご来館をお待ち申し上げます。ありがとうございました( ´∀` )!






























































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