タミヤ 1/48 F-14A トムキャット 製作記





こんにちは!アップが遅くなり申し訳ございません。またまた嬉しいご依頼を頂きました!ハセガワさんのトムを散々作ってきた身としましては、ちょっとお腹いっぱいで、ご依頼でも頂かない限り、作ることはなかったかもしれませんが、巷では良いうわさしか聞かない、タミヤの1/48トムキャットを作ってまいりますよ!

【前置き】9.2

ご依頼のマーキングはもちろん、みんな大好き、ハイビジ時代のジョリーロジャースです!本当に天才的なデザインですよね、ジョリーロジャースに限りませんが、この時代のマーキングは印象的なものが多いので、ハセガワさんばりに、デカール替えでどんどん出して欲しいものです( ´∀` )!

【下準備】9.2

まずは、いつものように「まとめてサンディング」に備えて2分割パーツを接着してしまいます。分割も非常によく考えられていまして、ちゃんと実機のパネルラインを分割線にもってきてあります。

しかも驚異の精度です。判ってはいましたが、思わずニヤニヤしてしまうほどの合いです。(笑)

エレベーターです。同社1/32では、ここの処理だけで2~3日かかるところですが、本キットでは、接着後、表面を1000番ペーパーで軽くサンディングするだけで塗装には入れてしまいますね( ´∀` )

サイドワインダーです。初めて見る分割です。どんな意味があるのか考えてみましたが、私の頭ではわかりませんでした(;^ω^) 合い加減はバッチリです。

ホント、ハセガワさん、「ここだけでもいいので提携してください」って思うぐらい、インテークのパーツの合い具合が抜群です。分割線の位置も最高ですが、接着しなくても、ほぼ隙間ができません。塗装後に接着でも全く問題ない精度が素晴らしい!

主翼も先に貼り合わせてしまいます。現代において、スケールモデルであるにも関わらず、可動にこだわる辺りがタミヤさんらしいですね、ディティールとギミックの融合がどの程度なのか、これはちょっと楽しみですね!

その主翼です。フラップ、スラットが固定なのは少し残念な気もしますが、モールドはシャープで非常に好感が持てます。ここも、接着線(サンディング部)がスラットの前面のみという配慮ですので、ノンストレスで進められます。

兵装は胴体下部にフェニックス4基、翼下にスパローとサイドワインダーという、昭和のスタンダード( ´∀` )にてご依頼を頂きましたので必要なパーツのみ準備します。事前に準備すべき2分割パーツはこれだけです。サンディングも「パテ不要」が前提ですので非常に気が楽ですね( ´∀` )

【コクピットの製作】9.15

こんにちは!間が空いてしまい申し訳ございません。今回はコクピットを作ってまいります!

早速始めましょう!初めてのキットなので、インスト通りに進めてまいります。パネル類は塗装仕上げですね、個人的に1/48まではデカールで十分と思っておりますが、モールドも気合が入っている感じですので、頑張って塗っていきましょう!

フロアー周りのパーツです。モールドですが、スケール的には最高の出来ですね、キャノピーを閉めてしまうとあまり見えないのが残念です。

まずは全体をフラットブラックで塗ります。真っ黒ではなく、少しグレーを混ぜると落ち着いた黒になります。

次にグレーを塗っていくのですが、筆塗りは下手なので、細切テープでちまちまマスキングします。手前味噌ですが、慣れるとそんなに苦にはなりませんし、こっちのほうが仕上がりがきれいです。特に四角いメーターハウジングなどは筆だとどうしてもエッジが丸くなると思いますのでお試しください。

マスキングをはがしてみましょう、エッジの部分はマスキングミスや、凸モールドによるテープの浮きで、塗料の吹込みなどがあってダルくなってしまっていますが、おおむね良好な仕上がりです。この後ブラックで微修正すればOKとなります。

【出典】大日本絵画 Danny Coremans GRUMMAN F-14 TOMCAT

スイッチ類も塗分けしなければなりませんので、一応実機写真も確認しておきましょう。キットパーツと見比べると、メーターやスイッチ類は結構忠実に再現されているのが判ります。

【出典】大日本絵画 Danny Coremans GRUMMAN F-14 TOMCAT

後席です。

【出典】大日本絵画 Danny Coremans GRUMMAN F-14 TOMCAT

【出典】大日本絵画 Danny Coremans GRUMMAN F-14 TOMCAT

サイドコンソールも割と忠実に再現されているようです。

というわけで、実機写真も参考にしつつ塗分け完了です。1/48ということを考慮すれば、十分すぎるディティールだと思います( ´∀` )!

あ、ちょっと初体験なので追記を失礼します。後席のレーダーパネルはクリアーパーツ+クリアーデカールです!おもちゃっぽくならないので、これは各メーカーさん真似してほしいですね。実際、電源オフの時はスクリーンは真っ黒なのですが、グリーンに光っている方が模型的には面白いです( ´∀` )!

パネル類をフロアーに組んでみましょう!

写真だけだと1/32でも通用しそうだと思いません?すごいキットですねー、素組ですよ、これ。

機首も形にしたくなりましたので、続いて前脚庫も作りましょう。パーツ数は少ないですが、モールドが素晴らしいので、ここも再現度は高いです( ´∀` )

パーツはこんな感じ。作られた時代が違いすぎるので比べるのはナンセンスですが、同社1/32のトムよりも断然スーパーディティールです。しかも、押出ピン跡がほとんどありません。

【出典】大日本絵画 Danny Coremans GRUMMAN F-14 TOMCAT

塗る前に一応確認です。ほんと、病気ですね・・・資料本見ないとできない病。(;^ω^)

それと、いつもの言い訳ですが、接写は厳しいけど肉眼ではOK・・・。<(_ _)><(_ _)> 動作ロッドはミラーシールで金属っぽくしました。

機首にはめてみます。いい感じじゃないでしょうか。それにしても、相変わらずパーツの合い具合が恐ろしいです。マスキングテープで軽くとめているだけなのに、全く隙間がありません。やっぱり最近のタミヤさんの精度はケタが違いますね、本当にノンストレスで進められます( ´∀` )!

【機体の組み立て】9.24

こんにちは!今回は胴体の組み立てです。

まずはインストのご紹介です。飛行機のスケールモデルでビスを使うのはタミヤさんだけではないでしょうか?ドライバーとか、少しめんどいのですが、楽しいです。(;^ω^) 昔の同社1/32トムにおいては、形は同じなのですが、主翼全体をこの形で再現していましたが、現代の仕様に於いてはこの段階では基部のみですね、主翼本体は後で差し込む形のようです。

皆さん、もう見飽きてらっしゃる絵でしょうか・・・。(;^ω^)

主脚庫ですが、何十年前から基本構造は変わりませんが、だいぶ組みやすくなっています。

インテーク部を作っていきます。「パチピタ」これ以外の形容詞が見当たりません。( ´∀` )!

背中の接合部です。以前は、分割線は同じでも、こんな風に綺麗に接合できなかったので、ガンガンパテ盛って、スジボリ的な表現しかできなかったのですが、ここに関しては、すごくマニアックかもしれませんが、「リアル」です!!

【出典】大日本絵画 Danny Coremans GRUMMAN F-14 TOMCAT

写真の中の、斜めのパネルラインの部分ですが、少し浮いた感じですよね、キットはこれを上手く表現できています。「リアル」です!

胴体を組むに当たり、例によって、インテーク部は先に作ってしまわなければなりません。冒頭でご紹介した通り、当キットにおいては全く手がかかりません。まずはダクト部をクレオス316番ホワイトで塗って、ファンブレードはクレオス8番シルバーで塗ります。

そして、ただ接着するだけでこの仕上がりです( ´∀` )!ほんと、全メーカーこれにしてください、お願いします!!

白塗装ついでに、白くする部分は先に塗っておきます。

そして上下を貼り合わせます。パテも瞬着も不要です。ほんと楽しい( ´∀` )

インテーク部もくっつけてしまいましょう!

マジで、すごい精度です・・・。ほんとにパテとか一切いらない感じですね、今更ですが、皆さんに試していただきたい精度です。ハセガワのトムを1機作る時間で2機できてしまうぐらいですよ・・。

サクサク進むので、機首も接合してしまいます。背中の接合線もピッタリ。ずーっとニヤニヤしながら組んでます。キモイ・・・。(;^ω^)

下面のパネルもピッタリ。まだニヤニヤ・・・(;^ω^) キモイってば・・・。

【機体の塗装その1】10.14

こんにちは!間が空いてしまい申し訳ございません。<(_ _)>各所のサンディングが終わりましたので塗装に入ってまいります!

塗装図を確認します。ぱっと見、グレーの比率が高いですよね、でも、作る側からしたらほとんど白なんです・・・(;^ω^)。グレーは隠蔽率も高く一番楽な色と言っても過言ではありませんが、白は・・・ね・・。

というわけで、白くするパーツをまとめてみます。胴体以外でもこんだけあります(;^ω^)

あと、胴体。

さぁーっ!始めます!

大きい所から進めましょうと、胴体から始めまして、ルンルンで、終わったー!と思った瞬間、何か違和感が・・・。おーいっ!(#^ω^) こんな目立つ所にこんな大きなパーティングラインが・・。( ゚Д゚) 気づけよ・・・。
タミヤだからと、全体のチェックを怠ったつけです。やっぱり塗装前に全体を軽くサンディングしてチェックしないと駄目ですね~(;^ω^)

嘆いても仕方がないので、テンションダダ下がりの中、心を鬼にして600番ペーパーでラインを消します。

傷口に白を塗っては、1000番ぐらいのスポンジやすりで水研ぎを繰り返します。

10回ぐらい繰り返してこんな感じです・・・全然目立つ・・・(#^ω^)。あと何回やればいいんだろ・・・。

集中できず、ビール飲みながら、たらたらやっていたら1時間ぐらい経ってました。なんとか修復完了です。<(_ _)>

テンションが上がらない中、その他のパーツも白くします。因みに、ハセガワさんの考証をもとに、クレオスの316番ホワイトで塗っています。隠ぺい力が強くて好きな色なのですが、若干黄色がかった白なので、色味を統一するのに割と苦労します。2~3時間で終わると思っていた作業が丸1日近くかかってしまいました(;^ω^)

【基本塗装その2】10.23

こんにちは!間が空いて申し訳ございません。いいかげん基本塗装を終わらせましょう<(_ _)>

まずは各部品の接着要否を確認しましょう。主翼のカバー(?)の部分は、主翼展開状態と格納状態の選択式のようですが、いずれもピッタリ納まりますので、後選択が可能です( ´∀` )接着固定しなければ、どちらの状態でも楽しめますね、消費者目線がGoodです、この辺はタミヤさんの専売特許でしょうか。

垂直尾翼です。私はここの隙間が嫌いで、いつもは接着して、パテを流した後で塗装するのですが、今回に限っては塗装後の接着で大丈夫そうです。それにしても、恐ろしい精度ですね・・・(;^ω^) スゴっ・・・。

グレーを塗る前に、白く残す部分をマスキングしておきましょう。主翼ですが、白を塗る段階で今回マスクした上面のフラップ部分も塗っておきます。このフラップとの境界線、割と面倒です、キット標準でマスクシートがあると良いですね。

インテーク周辺も丁寧にマスキングしたほうが良いでしょう。完成後は陰になって、通常ディスプレイでは目立ちはしませんが、ご依頼品なのでバッチリ決めます( ´∀` )!

早速塗っていきます。クレオスの315番グレーで塗ります。今はタミヤラッカーもあるのですが、昭和~平成の刷り込みなんでしょうか、ハセガワさんの考証プラス、クレオスのカラーのほうがしっくりきます。

境界線のボケ脚も密にできましたので、一応成功ですね( ´∀` )。因みに、白とグレーの境界線は塗料20%以下で20回ぐらい重ねています。型紙でやればもっと楽なんでしょうが、根が横着なので、この方法がなんか好きです。あと、フリーハンドできれいなぼかしを作る際は、光沢塗料のほうがうまくいく気がします(;^ω^)。

どんどん行きます。次は黒を塗っていきますが、その前に垂直尾翼の黄色を先に塗ったほうが良いでしょう。しかし、このほんのちょっとの面積で、TS(缶スプレー)の指示しかないのは如何なもんかと思います。私だったらデカールの黄色に合わせて黄色と赤で調色しましょうと書きますが、今の時代、きっとそういうのもダメなんでしょうね・・・。(-_-;)

気にすると割と目立つ部分なので、出来るだけデカールの黄色に近づけます。この辺は手探りです。今回はクレオス113番RLMイエローにちょっとずつ赤を差していきました。調色段階ではほぼオレンジ色です。

キャノピーも準備しましょう。第一風防です。パーツ分割が素晴らしい!ジェット戦闘機の場合、こだわればノーズとキャノピーの一体感が課題な部分あるんですが、一発解決ですね、全てのメーカーさんがこれをスタンダードにして欲しいです。

第2風防も最高です!なんと、破砕コードがモールドされています!これは画期的ではないでしょうか!しかも、煩わしいパーティングラインが極薄っ!!(゚д゚)!チラ見では気づかないほどです。

せっかくなので、初体験なのですがキット付属のマスクシートを使ってみました。が、やっぱりマスキングテープを直貼りして切り出すほうが楽でした。(;^ω^)

インストを参考に全体をマスキングして黒を塗ります。ノーズの丸い部分もキットでマスキングを用意してほしい部分ですね(;^ω^)タミヤの曲面マスキングで処理します。全体的にマスキングは割といい加減ですが、エアブラシの角度に注意すればこれぐらいで行けます。


いきなりですが完了です!翼も仮組してみます。やっぱかっこいいですね~、ハイビジトムキャット!このままデカールを貼ろうと思ったのですが100番台まであったので、申し訳ございませんが、次回とさせていただきます。<(_ _)>

【デカール】10.28

こんにちは!今回はウェザリング完了まで行きたかったのですが、デカールが思いのほか多くて、申し訳ございませんが、ウェザリングまでたどり着きませんでした。<(_ _)>

さあ、デカール!と思ったら、各翼前縁の無塗装部分の塗装を忘れてりましたので、シルバーに適当なグレーを混ぜた色で塗装です。インストではTS-17、アルミシルバーとなっていますので、シルバーにライトグレーを混ぜてアルミっぽい色にしました。

あと、若干のウェザリングをご所望ですので、「言われてみれば」という程度でグレーにアクセントをつけておきます。全体を塗った色よりも若干明るい色でタッチアップ痕やまだらを施します。若干フィクションですが、一部のパネルもマスキングして色のトーンを変えてみました。

下準備が終わったので、黙々とデカールを貼っていきます。デカールの質が良いので楽しいです。マークセッター併用で、ほぼシルバリングはありません。デカールの付番で100以上あるのですが、自衛隊機に比べたら楽なもんです。( ´∀` )!

地味ですが、こっちでかなり時間をとられてしまいました。やっぱり現用機のウェポンは侮れませんね、ミサイルの塗分け等も含めると、艤装だけで半日以上かかってしまいました。それにしても、細かく調べてますね・・・(;^ω^)

フェニックスパイロンですが、こんなところまで再現されています。これは世界初ではないでしょうか・・・(;^ω^)

2~3日置いてクリアーコートです。この時代の戦闘機は比較的ピカピカなので、クレオスの半光沢をメインにします。クレオスの半光沢は、飛行機にとっては、ほぼ「光沢クリアー」な感じですので、ウェザリングのためにも、若干タミヤのフラットベースを混ぜて光沢を落とします。

【各部の仕上げ】10.31

こんにちは!ウェザリング仕上げは最後にして、面倒な小部品を先に作ってしまいたいと思います。

まずは米海軍機恒例の、赤ふち大作戦です。最近、割と米海軍機が多いので、少し慣れてきました。タミヤのはモールドがはっきりしているので、塗りやすいです。

射出座席です。イジェクトハンドルが若干太いかなーって気もしますが、タミヤデフォルメを信じましょう、完成すると案外良いのかもしれません。シートベルトはデカール表現となっています。全体的に、再現度が高い中で、シートベルトがデカールというのは少し抵抗があります。ただ、パイロットの兼ね合いで、いつものファインモールドのシートベルトは厳しいと思いますので、ちょっとお客様と相談とします。

【出典】大日本絵画 Danny Coremans GRUMMAN F-14 TOMCAT

因みに本物はこんな感じです。キャノピーを閉めた状態では上のほうしか見えませんので、個人的にはどうでもいい部分の一つです。

そしてパイロットです。大変よくできてます。ちょっと服のしわがくどい気もしますが、キャノピー越しではこのぐらいが映える気もします。適当なグリーンを塗った上に、そのグリーンにライトグレーを混ぜてドライブラシしています。ヘルメットは最高です。ハセガワのも悪くはないのですが、これを見てしまうとちょっと使えないかもしれません(;^ω^)。

エンジン部分は円柱パーツで一体成型です。これは素晴らしいです!が、汚し表現にエアブラシが使えませんので、私みたいに筆塗りが下手だとちょっと大変です。ベース色は、タンのベージュ感を少し強くした色を塗っています。そのあとでウェザリングブラックで排気煤が流れた感じを表現したつもりですが如何でしょうか。<(_ _)>

グレアシールドはこんな感じです。キャンバス地の部分がのっぺりとした表現なので、カーキの上にやや明るい色でドライブラシしておきました。ここはハセガワさんみたいに布地表現を施してほしい所です。因みに、パイロットを脱着式にしたいので、前方は未接着です。接着しなくても、ぐらつかないのは、ほんと凄いです。

もう一つ凄いところ。排気ノズルですが、接着しなくてもご覧のように取付できます。両パターン楽しめます( ´∀` )!

風防のグリーンの部分は裏側からエメラルドグリーンを塗ります。あまり濃くしないほうがリアルです。

これまた「気が利いてるなー」っていう部分ですが、インテークリップの無塗装部分が別パーツとなっています。これはホント親切!インストではシルバーの指示ですが、やや焼けたような色味にしています。

個人的に✖な部分です。各ナビライトが別パーツになっていません。透明度は必要ない部分ですので、クリアパーツでなくても良いのですが、塗装が大変なので別パーツにしてほしい所ですね(;^ω^)クリアーグリンの部分は、先に艶有のブラックを少し吹いておくと楽です。

前後する部分もありますが、小部品たちにも墨入れをしておきます。

【ウェザリングその1】11.1

それではお待ちかね(私だけです。)のウェザリングに入っていきましょう!今回はあまり派手に汚れていないウェザリングですを目指します。実際、当時の映像とかを見ても、ピカピカな機体が多いのですが、模型映えしないので、少しだけ汚しをかけてみます。多少フィクションも含みますがご了承願います。

まずは墨入れも兼ねて全体を薄いウェザリングブラックでウォッシングします。

ムラを残す感じで綿棒でちまちまふき取っていきます。ムラが自然な感じになるように、部分的に2回ぐらいブラックを塗りなおしては拭いたりしています。完全な光沢仕上げにしているとこの作業が困難ですので、半艶~軽い艶消しの状態が良いでしょう。

上面です。左側のみ拭き残し表現をしています。・・・・・判りにくいですね。(;^ω^)

全体に施して、角度と光線方向を変えてみました。まあまあ汚れた感じですよね、でも、少し離れて見ると、ほとんど汚れていない感じに見えますのでOKではないでしょうか。

脚を付けてみました。まずまずではないでしょうか!と自己満の域を出ませんが・・・(;^ω^)。このあと、エアブラシも併用してオイル汚れなどを付け加えていって完成となります。

先ほどのコクピット周りがどんなかも確認しておきましょう。いい感じじゃないでしょうか。それにしても、素晴らしい透明度です。あ、イジェクトリング基部の赤塗装を忘れてます(;^ω^)。

【ウェザリングその2~完成】11.2

大変お待たせをいたしました。今回で完成とさせて頂きます。<(_ _)>

まずは前回の続きでウェザリングを施していきましょう。下面中心にオイル汚れを施します。オイルで汚れる部分は限られていますので、場所を限定して、黄色っぽい汚しをエアブラシで描いていきます。わざとらしくならないよう、「薄っすら」を心がけます。

こんな感じです。

上面は、極薄いダークブラウンで、拭き残したウェザリングブラックの輪郭を少しだけはっきりさせる程度にエアブラシで描いていきます。

【出典】大日本絵画 Danny Coremans GRUMMAN F-14 TOMCAT

ついでに排気ノズルの表情もつけておきます。実機においては、何色あるんでしょう・・って感じですね(;^ω^)

5色ぐらいは使っているんですが、なかなか実機のような表現は難しいですね、ご了承願います。<(_ _)>

いよいよ最後仕上げです。まずはキャノピーです。フレーム内側もしっかり再現されています。

ピトー管とAOAセンサーはファインモールドの金属パーツを使用しました。このアフターパーツはハセガワ用だと思うのですが、改造なしでピッタリと収まります。この辺はジャパニーズクオリティーですね( ´∀` )!


ウェポンを装着します。写真ではパッとしませんが、壮観です( ´∀` ) ウェポンは汚れていない前提としましたので、機体の白よりも明るい白で仕上げています。

接着しないパーツたちです。主翼可動、エレベーター可動、パイロット脱着可能、排気ノズル選択可能。何の改造も無しでこれだけ楽しめるのは、やはりタミヤだけですよね。因みに、これらのパーツたちは、接着しなくても、まるで接着しているかのようにぴったりと取り付けられ、置いておくだけであれば外れもしません。ホント、凄いですね~!

最後に、主翼基部の選択パーツですが、裏側に、こんなモールドまで施されています。絵的に黒く塗ってみましたが、ここまでするっ??って感じです。脱着可能の選択式前提でしょうか( ´∀` )。

というわけで、ようやく完成です!本当に素晴らしいキットです。その割にはお時間を頂いてしまって申し訳ございませんでしたが、完成度はなかなかだと思います(自己満m(__)m)。画像をクリックしていただくとギャラリーへジャンプします。またのご来館をお待ち申し上げます。


















































































































© 2024 JUNSANのミニチュア航空博物館 Powered by AFFINGER5