製作記が遅くなって申し訳ございません。<(_ _)> 今回はタミヤの傑作キットを使って、往年の名作映画TOPGUNのF-14を作ってまいります!
【前置き】11.13
大ヒットとなりましたトップガン・マーベリック。随所で前作とのつながりを見せる辺りがナイスな演出でした。私自身も劇場のみでは飽き足らず、思わずアマプラでもポチってしまいました。(;^ω^)
それでは、今回の仕様をご紹介いたします。
キットストレートでも十分な仕上がりを見せるタミヤの1/48トムキャットですが、今回はご覧の豪華食材をプラスしてスーパーディティールのトムキャットをトップガン仕様で作ってまいります!!
まずはデカールからご紹介です。正直これがないと始まりません。(;^ω^) レベルのキットからトップガン仕様のデカールを御支給いただきました。自身でもコピーしたいのですが、販売目的となると版権とかありますのでなかなかね・・・。
それでは、引き続き高級食材たちを見てまいりましょう。コクピットはエディアルドのレジンキットです。キャノピーを閉めてしまうとあまり存在感はありませんが、キットの再現と違い、最低限のデフォルメに留めてあるので実機感は桁違いです。
インパネ周りには3Dデカールをご用意いただきました。必死にルーペをのぞき込んでもここまで細かく塗り分けするのは不可能です。レジンパーツのモールドを削ぎ落して取り付ける形なので、ちょっともったいない気もしますが、完成度優先ということで。<(_ _)>
エンジン周りもエデュのレジンです。エンジン内部に関してはタミヤキットは結構端折ってあるので、ありがたい部品です。ノズル部は開閉各1個付属しています。駐機中のエンジン状態のみが再現できる感じですね。
続いてカーモデルの3Dプリント排気ノズルも開状態、閉状態セットで御支給いただいております。非常に薄い仕上がりで実機感満載です。ただ、タミヤ、ハセガワ兼用ということが影響しているのかもしれませんが、厳密にいうとタミヤのキットにはほんの少し合いません。言われなければ気付かない程度ですが・・・(;^ω^)
タイヤもレジン製です。自身タミヤキット最大の欠点と思うのがタイヤ部で、キットには極初期型のホイールしかセットされておりません。細部に拘る場合には必須アイテムと言っても過言ではありませんね。
ウェポンもエデュのレジンです。各翼が非常に薄く成型されているためこちらも実機感満載になります。どんなに機体に手を入れても、搭載するミサイルのフィンが分厚いだけで、一気にスケール感が乏しくなったりするので比較的重要アイテムかもしれません。
これまちょっとマニアックかもしれませんが、中期以降(うろ覚え)の垂直安定板には補強板がついています。タミヤのD型を買えば付いてきますが、これだけのためにキットを買うのもバカバカしいので、ありがたい部品ですね。
続いて金属製の機首プルーブとAOAセンサーです。プルーブはタミヤからアフターパーツとして発売されています。個人の意見ですが、2本は要らないので、代わりにAOAを入れてほしい所です。
最後にチンポッドです。キットには1種類しか入っておらず、トップガンの機体とは形が異なっております。幸い安価なクイックブーストから発売されているので助かります。
以上、高級食材のごしょうかいでした。いや~、お腹いっぱいです。(;^ω^)
【機首の組み立て】11.18
それでは引き続き製作に入ってまいりましょう。
まずは2分割部品や押し出しピン後の処理を先に済ませてサンディングに備えておきます。
それでは、インスト順に従ってり機首周りから進めてまいります。
まずは3Dデカールの下準備としてインパネ類のスイッチモールドを削り取っておきます。大変もったいない気がしますが仕方がありません。(;^ω^)
後席レーダー画面の反射防止板(?)三日月型のモールドはデカールでは再現されていませんので切り取っておいて後で取り付けましょう。
フロアーを塗装したら3Dデカールを貼っていきますが、ものによっては水につけなくてもご覧のように剝がれてきます。
デカールの糊だけでは心もとないので、ボンドで接着していきます。デカールというよりはカラードエッチングに近いイメージです。
製作過程詳細は前回のロービジバージョンと同じなので適宜端折らせていただきます。なので、いきなり完成の図ですが、まずはコクピット前席から。塗り分けだけでこの精度!!これはコスパ的にも十分に満足いくものと理解します。(^^ゞ
続いて後席です。3Dデカールは、そのままだと弱い感じがするのでボンドで取り付けます。また、パネル部の色味をフロアーの色に合わせる必要があるので、その辺が少し面倒かもしれません。
続いて脚庫です。前回と同様にでっち上げのパイピングです。2回目となるとおおよそ頭に入っているのでサクサク進みます。( ´∀` )
組み上げるとこんな感じです。労力の割にはあまり目立たないのが残念です。(;^ω^) でも、やるとやらないでは雲泥の差があります。
脚庫まで終わったらフロアーと合体させます。瞬着で一気に固めるのではなく、クリアボンドなどの遅効性の接着剤を使い、機首外装と帳尻を合わせながら進めると良いです。
続いてサイドパネルを取り付けます。手を入れても角度的にほとんど見えなくなってしまいます。(;^ω^)
機首を貼り合わせる際にはキットパーツとの合わせを慎重に行います。キット側の修正はレジンキットのインストに指示があるもの以外は不要なので非常に楽です。昔のレジンは大手術が必要でしたが、最近のはカスタマ目線でよくできています。
というわけで機首部完成!!です。写真でお伝えするのが難しいのですが、とにかく恐ろしい精密感です。デカチビ光線銃レベルです!!
【塗装開始】11.24
こんにちは!今回は塗装完了までのご報告です。
まずは機体の整形ですが、各パーツの合いが素晴らしので、非常にスムーズに進みます。接着線処理とパーティングライン処理のみで完結します。
塗装に際し機体色に塗るアンテナ類は先に取り付けてしまいます。
劇中の機体を再現ということですのでフェニックスパイロンは前側のみ取り付けとさせていただきます。実際には複数機使われていて、フェニックスパイロンのついていない機体も登場しますが、ついている方が迫力があるので装着とさせていただきました。
小物類も全てサンディングして塗装準備完了です。
それでは塗装に入ってまいりましょう。塗装はファイタータウンのデカールの物を参考にいたします。3色のカウンターシェイド塗装、現代版トライカラーです。
まずは下面から。自家調色のライトグレーを塗っていきます。クレオス308番に若干タミヤのライトグレーを混ぜた感じの色味です。
下面が終わったら脚庫の白を終わらせておきます。ついでに脚庫カバーや脚も塗ってしまいます。
ここの白も忘れずに。意識して見ないと気づかない部分ですが、個人的には意外と良いアクセントです。(;^ω^)
続いて中間色です。ちなみに、塗装に関してはファイタータウンの塗装指示を参考にします。ハセガワの考証を参考に塗ってまいります。
垂直安定板も中間色ですので、補強板の追加工作も済ませておきましょう。サードパーティのこのパーツですが、ペーパークラフトの様に、ステッカーを重ねて再現する形となっています。
塗装してみますが、まったく違和感はありません。最初からモールドされたものよりも後付け感があって、むしろ実感がある気もします。(^^ゞ
307番そのままでは青味が強すぎる気がしますので、若干グレーを混ぜてます。<(_ _)>
最後に上面色です。こちらもハセガワ考証で337番グレイッシュブルーを塗っていきます。背中の境界はマスキングで処理します。
ノーズの塗り分けもマスキングで処理します。
基本塗装完了です。このままでは違和感満載ですのでウェザリングなどで調整していきましょう。(;^ω^)
【ウェザリング】11.29
こんにちは!今回はウェザリングから進めてまいります!
劇中の機体は結構汚れていますね。これをそのまま再現すると模型としてちょっと汚い感じになってしまいますので、多少デフォルメして模型としての美しさも留める程度にいたします。
まずはテンプレを使ってムラ汚れの下地を作っていきましょう。上面、下面それぞれの色よりもほんの少し明るい色でランダムに描いていきます。
そのままでは輪郭がはっきりしすぎていて不自然な感じがしますので、これをベースにフリーハンドで洗機ムラやタッチアップ痕を描いていきます。
写真では伝わりにくいかもしれませんが、自然な感じになってきました。
下面はもっとわかりにくいですね・・・・(;^ω^) 上面と同様な感じになっています・・・。
第一段階完了です。基本塗装のみの場合よりもずっと落ち着いた感じがすると思うのですが如何でしょうか・・・。(;^ω^)
続いてウォッシングですが、その前に金属地の部分の塗り分けを済ませておきます。
それではいつものように、ウェザリングブラックでウォッシングを施してまいりましょう。まずは全体に塗りたくって乾燥させます。
次に綿棒でムラを描くイメージで拭き取っていきます。この時に、実機におけるタッチアップ痕周りの汚れ方を意識して黒を拭き残すようにします。
ウォッシングを施すといきなり表情が変わってきます。個人的に一番楽しい工程です。( ´∀` )
ウェザリング第2段階完了です。少し遠目で見ると小綺麗な感じに留めます。
【デカール】11.30
引き続きデカールに移ります。
まずはレベルのデカールを確認します。うーん、NAVYが無いですね・・・。(;^ω^)
この国籍マーク・・・・?? (;^ω^) これはちょっと使えませんので、サードパーティから持ってくることにします。<(_ _)>
そしてこのウォークウェイ・・・。これもちょっとデカすぎる気がしますので・・・。
塗装で再現することとします。<(_ _)>
デカールの前にナビゲーションライトも済ませておきましょう。細かな部分ですが、筆塗り下手なのでシャープにできません。(;^ω^)
クリアーグリーンついでに風防も塗ってしまします。時短命です。風防はエメラルドグリーン薄めで塗ります。
それではデカールです。まずは大きい所から進めていきます。比較的薄く、透けも少ないみたいです。良い感じです!
NAVYは無いのに、NO STEPはいっぱい入っているので (;^ω^) 実機を参考に貼っていきます。( ´∀` ) この小さなステンシルでリアリティがぐっと増すので個人的にはウェルカムです。
いきなりですがデカール完了です。NO STEPがちょっと白すぎるので、あとでオーバースプレーしてコントラストを落としておきましょう。
デカールが乾いたら、半艶クリアーでコートした後、薄く溶いたこげ茶、黒でウェザリング第3段階を施しておきます。写真ではちょっと伝わりにくいですね・・・。<(_ _)>
【細部を仕上げて完成】12.3
それでは細部を仕上げて完成まで進めてまいりましょう。
まずはエンジン周りから。エデュのレジンキットを御支給いただいておりますのでそれを使わせていただきます。完成後はよく見えないのですがとってもリアルです。( ´∀` )
実機はこんな感じです。インストの塗装指示と結構違うのが印象的ですね。
ブラックをベースにサンディブラウンやレッドブラウンで陰影をつけていきます。
セラミックの筒と合体させます。筒状での一体成型なので排気煤の再現がちょっとムズイです。(;^ω^)
最後にキットパーツと合体させます。キットパーツともぴったり合います。エデュのセットではちゃんと駐機状態のノズル状態が再現されています。
続いて脚周りです。伸縮部はミラーシートできらりとさせて、デッチアップですがパイピングを施しておきます。
脚部完成の図です。せっかくなので、グッドイヤーにハイライトをかけておきます。
早速機体に取り付けます。後輪は自重変形タイヤなので、接地させた状態で固定させないといけません。
脚庫カバーは恒例の赤フチ大作戦です。赤と白の境界線にうっすらで良いのでスジボリを入れてもらえると非常に楽なのですが・・・。まあ無理でしょうね・・・。(;^ω^)
非常に面倒な工程ですが、特にロービジ機において赤フチは非常に良いアクセントになります。
チンポッドもレジンパーツに置き換えます。レンズの奥の方はミラーっぽくなっていますのでミラーシートを貼っておきます。
射出座席です。まずは写真集を参考に塗り分けます。結構たくさんの色を使います。(;^ω^)
コクピットセットのカラードエッチングを取り付けるといきなりハイパーディティールです!!
早速機体に納めます。うーん最高!!( ´∀` )
フェニックスベイの小細工もしておきます。劇中ではフェニックスは登場しませんので、未搭載時のベイを再現します。なんちゃって感は否めませんが、何もしないよりかはマシかなと・・・。(;^ω^)
塗ればそれっぽく見えません?・・・・<(_ _)>
細かい所ですが、着艦フック周りもちょこっとディティールアップします。
デカールでは黒のストライプが入っていますが、ロービジ機はグレーのツートンなので塗り分けで再現しておきます。写真集を見ていると、塗り分けされていないものも見受けられます。
ミサイルも取り付けます。キットパーツに比べ、フィンが格段に薄いのでリアリティ満載です。
AOAも金属製に置き換えます。キットそのままでは実機感に乏しい部分なので個人的にはマストです。
キャノピーのバックミラーはタミヤのアフターパーツを採用します。接着はクリアーボンドです。
最後に機首のセンサー類を取り付けて完成!!です。如何でしょうか、タミヤのTOP GUN 。劇中機よりも少し小綺麗に仕上げてみました。個人的には結構イケてると思うんですが・・・。(;^ω^) 画像をクリックしていただくとギャラリーへジャンプします。またのご来館をお待ち申し上げます。<(_ _)>