A&A MODELS 1/72 AD-5W スカイレイダー 製作記




【出典】世界の傑作機

こんにちは!今回はA&Aモデルの1/72 AD-5W スカイレイダーの製作依頼を頂きました!

【前置き】

スカイレイダーは、どちらかと言えばマイナーな機体なのかもしれませんが、朝鮮戦争からベトナム戦争までと、レシプロ機として非常に長い間第一線で活躍した機体です。

一般的には単座の攻撃機型が良く知られていると思いますが、派生型がとんでもなく沢山さんある機体でもあります。今回はハンター&キラー任務で有名なお腹にでっかいレーダーを装備したハンター型のAD-5(EA-1E)のモデルを作ってまいります。

私の不勉強だとは思っておりますが、このA&Aというメーカーは全く知りませんでした、初めてお目にかかります。

早速、中身を見てみましょう。

ランナーは全て一袋にまとめて梱包されています。どことなく懐かしい感じがしますね。(;^ω^)

うーん、と、正直なところ、そっと蓋を閉じて見なかったことにしたい感じです・・・。(;^ω^)

インストは比較的見やすい感じがします。図面は良いとして、海外キットは塗装色の確認が面倒ですね。Aが何色で、クレオスに置き換えるとどの色だ?という工程が面倒です。

仮組してみます。まず、左右のちりが合ってません。

接着面を均さないと接着が困難ですね・・・・。

合わない事もそうですが、表面の粗さが気になりますね・・・。

垂直尾翼の接着面もガタガタです。(T_T)/~~~

これはちょっと、難題がやってきましたよ~、久々に気合を入れていかないと完成しない気がしてきました。(;^ω^)

【機体の組み立て】

それでは製作に入ります。

まずは各パーツの成型と、2分割パーツの貼り合わせ&整形をします。とにかく、形が出ていなかったり、ヒケてたり、バリだらけだったりと、とにかく手間がかかります。(-_-;)

最初にコクピットから。スケール的に、個人的にはそんなに注力しなくてもいいと思っております。特に今回の様にキャノピーがクローズ状態では素組でも問題ありません。キット標準でエッチングのシートベルトが付いているのは高評価ですね。

コクピットができたら胴体、翼を貼り合わせます。冒頭でも述べましたがちりが合っていませんので、機首を基準にして貼り合わせました。ご覧の通りガタガタです。(;^ω^)主翼と胴体の隙間はプラペーパーで埋めて調整します。

自分用のキットだったら捨ててるレベルです。(;^ω^)

接着面を結構サンディングしましたがこのレベルです。流し込み接着剤をこれでもかと流し込んで思いっきり接着面を溶かして合体させます。

所々、プラペーパーを充填して整形します。段差がひどい部分は瞬着やパテで調整します。

厚みといい、歪みといい、モールドのテキトーさといい・・・。これもなんか懐かしいですね。もちろんそのままでは全く胴体に合いません。

全く合いませんが、高さや長さはそこそこあってますので致命的ではありません。接着面をちょっとサンディングしてみましたが、最終的にパテを差せばなんとかなりそうです。

本機の見せ場、下面のレドーム、もちろん、分かってましたが、全然合わないです。( ´∀` )!

主翼下面のモールド等もあり、サンディング整形でなんとかなるレベルではありませんので、プラペーパーで隙間を埋める作戦で行きます。

プラペーパーと光硬化パテでなんとか合体完了。実機では胴体とレドームの隙間にほんの少し隙間があるのですが、この状態できれいなスジボリを施すのは私のスキルでは不可能なので、ここは埋めっぱなしで、あとで塗装で誤魔化します。<(_ _)>

エンジン部分ですが、インスト通りでは組めません。位置も決まりませんし角度も出ません。カウリング前部に接着する形をとります。

割と目につきますので、排気管端部も開口しておきます。

パーツの表面が粗いので、600番ぐらいからサンディングして整えます。当然、スジボリが甘くなりますので全て増し掘りします。このキット、プラの成型が今一つ(弱い)でして、私の様にひっかき型のスジボリ工具で線を引いていると、部分的にボロっと欠けてしまうところもあるので注意が必要です。

全体の整形が終わったら細部を仕上げていきます。排気管上部の整流版(?)はキットの物は使い物にならないので0.2mmのプラペーパーで置き換えます。

というわけで、下地処理完了!!です。記事としては非常に簡単にまとめさせて頂きましたが、ここまでとんでもない時間を要してしまいました。くどいようですが、自分用だったらここまでたどり着けていない気がします。(;´Д`)

【塗装とデカール貼り】

それでは、お待ちかね(?) 塗装に入ってまいりましょう。

今回はこちらのマーキングです。典型的なハイビジ時代のカラーリングですね。

まずは白からです。クレオスの316番にほんの少しフラットベースを混ぜてべた塗りです。横着なので、サフを吹かずにこの白でサフ作業を兼ねています。結果的に、塗っては粗を直すを繰り返しますので、サフを吹いた方が早い気もします。(;^ω^)

上面はクレオス315番ガルグレー。本当はキャノピーも接着&整形してから塗りたいところなのですが、塗料の回り込みが怖いので最後にします。同色パーツは一度で済ませて時短を図ります。

最後に赤を差して基本塗装完了です。

艦載機なので気持ち強めに汚してみましょう。テンプレを使ってムラを表現します。

写真を取り損ねてしまいましたが、いつもの様に黒でウォッシングを施して、最後にウォークウェイを塗装で再現します。キット標準で塗装仕上げの指示となっておりますが、結構ハードモードですよね。(;^ω^)

このスケールなので、デカール作業はサクッと完了します。デカールの質は私の大好きな感じで、薄くて馴染みも良く、マークセッターとの相性も良いです。

【細部を仕上げて完成】

それでは小物を組んで、完成まで進めてまいりましょう。

まずは脚部。キット標準でもなかなか凝った設計になっておりますが、いかんせん、パーツ成型がダメなので、部分的に金属パーツで置き換えます。0.3mmソフトワイヤーでブレーキホースを再現します。

垂直尾翼のピトー管(?)も、キットの物は使えませんので真鍮パイプに置き換えます。

増槽のパイロンですが振れ止めの部分が空洞で終わりとなっておりましたので、プラペーパーでそれっぽくでっち上げておきます。

プロペラの軸も真鍮棒に置き換えます。

キャノピーと胴体の接合部にはパテを差して隙間を埋めます。

接写には耐えられないのですが、遠目ではそんなに気にならない程度までは持って来れたと思います。

キャノピー部分の成形が終わったら、クリアー塗装で整えて、茶系の汚しと排気汚れを再現します。実機においては個体差があり、真っ黒に煤けているものもあれば、全く綺麗なものもあります。スカイレイダーといえばこの特徴的な煤汚れと思いますので、ちょうどいい塩梅を目指して描いていきます。

範囲と濃さのバランスが難しい所なのですね。あまりくどくならないようにしてみました。あくまでも個人的な好みなのですが。<(_ _)>

アンテナ線です。既製品の金属リギング等も検討しましたが、太さがどうしても気に入らないので、いつもの伸ばしランナーで張らせて頂きました。金属線にしたところで、触れば切れてしまいますのでリアリティを重視します。<(_ _)>

最後に動翼端に放電索(?)を追加します。オーバースケールなのですが、0.2mmの真鍮線を使用しました。実機写真を見ると、紐のような材質なのか、駐機時はうなだれていますので曲げて再現してみました。

という訳で、完成!!です。久しぶりに大変なキットでしたね。(;^ω^) 腕が鈍らない様にたまにはこういうキットも作ったほうが良いかもしれません。当初は正直どうなるかと心配しておりましたが、なかなかカッコ良いスカイレーダーに仕上げることができたと思っております。画像をクリックしていただくとギャラリーへジャンプします。またのご来館をお待ちしております。

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